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向陽中に受かるために その4

2012年01月07日 | 受験関連
実は向陽中の合格者の中に いわゆる私学の中学(智辯、近附、開智)の合格者
偏差値でいえば、シンシンドウテストの偏差値 60以上の生徒がいます。

向陽中 合格者 80名の上位者の中にいわゆる私学の合格のために
3,4年生から徹底的に私学対策の受験内容 特に算数、理科 の
習得をしてきた生徒群がいます。国語が外れているのはそれは意味があるのですが、
ここではそれを話しだすと、本題からそれていまいますので、また別の機会に
お話しします。


実際、息子が向陽中に入って、何人かの友達からの話では
智辯や近附を合格したけど、そこを蹴って向陽中に来たという生徒も
何人かいたのです。

このような生徒層がいる限り、80名の中に食い込むのは
普通の学習しかして来なかった生徒にとっては
ハンデを背負っているようなものです。
みにつけている学力のレベルが違いすぎます。

向陽中の受験問題に もちろん 鶴亀算や ニュートン算はさすがに
出て来ませんが、旅人算や 時計算、流水算 的な発想の問題は
過去に出題されたものもありますし、また 図形問題は大変私学の問題に
近いものがあります。ですから、算数に関してはその程度の問題を
スラスラ解けるに越したことはないのです。
算数の問題、特に難問を解く中で論理的にモノを考える力が
身につきますので、実にこの私学対策の問題を徹底的に訓練するかどうか
に算数力のアップの鍵があります。

一般に向陽中の説明会に参加すると、向陽中の先生方は
建前として、小学校の勉強をしっかりやっておいてください。
そのようなことをおっしゃっていますが、問題を作る際には
簡単に解けないような問題をつくるしかないので、
どうしても論理性を重んじた問題を作るしかありません。


ですから、学校の勉強、平成23年度からようやくゆとり教育が終わり
カリキュラムが元に戻り、教科書も分厚くなってきたわけですが、
その内容さえついていくのがやっとのお子さんではまず合格は難しいわけです。


例えて言うならば、
草野球しかして来なかった野球チームが
リトルリーグで公式球を使ってアメリカまで遠征できるほどの
野球チームと戦うようなものなんです。勝負する前に結果がわかります。




では、学校に普通に通って、塾にはいってはいるが、
内容的にも、また量的にも 公立受験対策の塾用テキストを
2,3冊しかやっていない人は まず受験者500名いれば、
おそらく200~400番台の位置にいる人達です。
残念ながら、この位置にいる受験者は
合格可能性は0%です。最初から、落ちるべくして
落ちる層なのです。
多くの塾ではそのような生徒さんをたくさん抱えていますが、
このような現実は言いません。アタリマエのことですが・・・
(こんなことをいうのは
これから受験される大切なお子さんをもたれている
親御さんたちに失礼なようですが、ここは客観的に
実際の受験の実態を分析したものを書いていますので
誤解しないでください)実はこの層の中に、向陽中には受からないが、
中学校に入って正しい学習方法で勉強すれば、将来大化けするお子さんも
います。そういう例はうちの塾にも実際にあります。



向陽中にとって 最も欲しい生徒、 それは
自立していて、自分で物を考えることができて
そしてそれを表現する能力を持っている生徒です。
そのような優秀な生徒が欲しいからこそ、
私学にはない面接や作文をしているわけです。



だれもが面接や作文を評価してもらいたいと思って
がんばりますが、面接を受けるときには
ほぼ勝負は決まっています。

やはり適性の問題の出来不出来がおおきく合否を左右します。
適性の問題の答え方の質の問題です。ここが大切です。

では、どのような答案を作れば合格できる答案が書けるのか
これは明日書きます。

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