たまに『歴史を勉強しても意味無いよね』という話を聞きます。学校で習う歴史は、権力者の歴史が中心、しかも年代と出来事を覚えるのが主なので、勉強する意義は見出せないかもしれませんね。失敗の歴史を学ぶからこそ意味があるのかもしれません。この本は、何度も読んでいます。
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◆野中郁次郎さん
10年ほど前、仕事で野中郁次郎さんへのインタビューに立ち会ったことがあります。
野中さんは当時、一橋の大学院で院生を指導されていたように記憶しています。
インタビューが始まりました。テーマは、失敗の本質・戦略の本質。
でも野中さんの著書を読んでいなかったYHは、話の中身が理解できずにやきもきしていました。その後、読んだのが“失敗の本質”。
大東亜戦争で、日本軍が敗れた6つの大作戦(ノモンハン事件・ミッドウェー作戦・ガダルカナル作戦・インパール作戦・レイテ海戦・沖縄戦)について分析し、日本軍の戦略とはなんだったのか、なぜ日本は敗れたのか、日本のリーダーは何を反省しなければいけないのかを掘り下げた1冊です。
この本を読むと、“現代の日本で起きている政治・行政や企業経営者の失敗の要因は、戦時体制の頃となんら変わっていない”ことが分かります。
◆目的のあいまいさ
史上最大の海戦といわれる“レイテ海戦”。
日本軍は、米軍のフィリピン侵攻を阻止するために大軍を送り込んでいます。
しかし目的が徹底されていません。
主力の栗田艦隊は、米軍の戦艦をたたくことに目的を置き、輸送船をみすみす見逃しています。『艦隊同士の戦いをしかけ、たとえ敗れても相手に打撃を加えられればよし』という目的にすり替わっています。
ミッドウェー海戦の目的は“ミッドウェー島を攻略し、ハワイから敵主力艦隊をおびき寄せ、撃滅する”というもの。島の攻略と敵艦隊をたたくという2つの目的が掲げられています。
そもそも日本の宣戦布告は、
“極東において英米蘭の拠点を覆滅し、蒋介石を屈服させ、独伊と連携して英の屈服をはかり、米の戦意を喪失させる”
でした。なんと目的が4つもあるんです。
こんな調子ですから、各地の大作戦も短期決戦のバラバラ作戦が多く、ことごとく敗れているんです。
そもそも日本軍の作戦は、日露戦争で勝ったときの“成功体験”を継続しているだけで、なんら進歩していないんです。
一方、米軍の対日本戦のビジョンは、“中部太平洋を攻略し、拠点を前進させ、最終的に日本本土上陸を果たす”でした。とても明確。
この本のことを書き出すと長くなっちゃうので・・・。
会社経営、組織の運営を任されたら、目的と目標、戦略と戦術を考えますよね。
そんな時、この本はいろいろなことを教えてくれます。
最近、何回目かの読み直しを終えたYHです。
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失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)戸部 良一,寺本 義也,鎌田 伸一,杉之尾 孝生,村井 友秀,野中 郁次郎中央公論社このアイテムの詳細を見る |
◆野中郁次郎さん
10年ほど前、仕事で野中郁次郎さんへのインタビューに立ち会ったことがあります。
野中さんは当時、一橋の大学院で院生を指導されていたように記憶しています。
インタビューが始まりました。テーマは、失敗の本質・戦略の本質。
でも野中さんの著書を読んでいなかったYHは、話の中身が理解できずにやきもきしていました。その後、読んだのが“失敗の本質”。
大東亜戦争で、日本軍が敗れた6つの大作戦(ノモンハン事件・ミッドウェー作戦・ガダルカナル作戦・インパール作戦・レイテ海戦・沖縄戦)について分析し、日本軍の戦略とはなんだったのか、なぜ日本は敗れたのか、日本のリーダーは何を反省しなければいけないのかを掘り下げた1冊です。
この本を読むと、“現代の日本で起きている政治・行政や企業経営者の失敗の要因は、戦時体制の頃となんら変わっていない”ことが分かります。
◆目的のあいまいさ
史上最大の海戦といわれる“レイテ海戦”。
日本軍は、米軍のフィリピン侵攻を阻止するために大軍を送り込んでいます。
しかし目的が徹底されていません。
主力の栗田艦隊は、米軍の戦艦をたたくことに目的を置き、輸送船をみすみす見逃しています。『艦隊同士の戦いをしかけ、たとえ敗れても相手に打撃を加えられればよし』という目的にすり替わっています。
ミッドウェー海戦の目的は“ミッドウェー島を攻略し、ハワイから敵主力艦隊をおびき寄せ、撃滅する”というもの。島の攻略と敵艦隊をたたくという2つの目的が掲げられています。
そもそも日本の宣戦布告は、
“極東において英米蘭の拠点を覆滅し、蒋介石を屈服させ、独伊と連携して英の屈服をはかり、米の戦意を喪失させる”
でした。なんと目的が4つもあるんです。
こんな調子ですから、各地の大作戦も短期決戦のバラバラ作戦が多く、ことごとく敗れているんです。
そもそも日本軍の作戦は、日露戦争で勝ったときの“成功体験”を継続しているだけで、なんら進歩していないんです。
一方、米軍の対日本戦のビジョンは、“中部太平洋を攻略し、拠点を前進させ、最終的に日本本土上陸を果たす”でした。とても明確。
この本のことを書き出すと長くなっちゃうので・・・。
会社経営、組織の運営を任されたら、目的と目標、戦略と戦術を考えますよね。
そんな時、この本はいろいろなことを教えてくれます。
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これって 自分たちのミッションを明確にし ビジョンを共有するって言うことなのでしょうね
日本人は単一民族で 相手も分かってくれるという甘えがあります。
それがまして軍隊なら・・・命令もあり分かるだろうと・・・異常時の判断が的確になるかどうか・・・
多民族国家のアメリカは ここに行こうぜってチャンと徹底していたのですね
ポチッ!
過去の失敗を基に今を考える大切さがありますよね。
そう言う意味でも歴史本は大好きです。
歴史に「もしも」という言葉はあてはまりませんが、
色々な場面で「こうしていたら」ということを考えますよね。
歴史本や時代小説は大好きです♪
♪
戦争の本を読むと、当時の指導者の無策ぶりが思い知らされます。
でも大人になって本や映画で歴史をかじったら、楽しくなってきました。
歴史に学ぶ姿勢は大事だな、と実感しております。
ただ、社会人になって戦争と経営を同じ目線で語られることには違和感が・・・
心の戦闘体制を解けないまま経営するから、世の中こんな風になっちゃうのかな、、、と。
何事も動機は愛から始めないと、結局誰かを傷つけて終わってしまいそうですよねぇ。
単身赴任のYHさん
いつもコメント有難うございます。
何度も読むことで、さらに深い意味がわかる。
そうすることで、より愛着がうまれるのかもしれませんね。
(^○^)
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