元単身赴任ミドルのブログ foggy

40代の単身赴任中間管理職の頃に始め、60歳を過ぎた今は思いつくままに書いています。大分県日田市出身、福岡市在住

子を思う親の深い愛情が小説に貫かれています。小杉健冶さんの小説は、いいね〜

2018年11月11日 | お勧め本
書店に平積みされていた「父からの手紙」を読んで以来、立て続けに7冊ほど読んでしまいました。感動的な佳作ばかりです!

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父からの手紙 (光文社文庫)
光文社


■小杉健冶さんの小説

最近出合った、小杉健冶さんの小説。
時代小説を多く手がけているようですが、ワタクシが立て続けに読んだ7冊は、ほとんどが現代小説。
その大半は、弁護士が主役の作品です。

・・・・・・・・・・・・・・
突然の死。
真相を知りたい家族。
出合った弁護士と事真実を探っていくと、そこには衝撃の事実があった。
父の熱い愛情があった!
・・・・・・・・・・・・・・

7冊の内、半数はこんなストーリーでした。
真実が明らかになるにつれ、感動が沸き起こります。

どれも佳作です。


■父と子の絆

ワタクシが読んだ小説の大半は、子を思う父親の深い愛情が貫かれていました。
何冊か読むと、ふとある巨匠の顔が頭に浮かびました。

松本清張。

小杉作品は、松本清張作品を彷彿とさせるんです。

そして
「覚悟」
を読んだ瞬間、
「やっぱりそうか!」
と合点がいきましたよ!

この小説の主人公の父親が、「清張作品を全部読み、敬愛している」という件が出てきたんです。
著者の小杉健冶さんは、やっぱり清張を意識していたんですね!


・松本清張
・父子の愛情

この二つのキーワードで頭に浮かぶのは、「砂の器」。
ハンセン氏病を患った父と、後に出世する子の感動の物語。
映画のラスト30分は、目頭が熱くなりました。


さて小杉健冶さん。
これからも読もうと思います〜




父と子の旅路 (双葉文庫)
双葉社

■父と子の旅路
弁護士の祐介は、この事件を知った瞬間、「冤罪」を予感した。しかし死刑判決を受けた容疑者は、上告したくないと言う。そこには、衝撃の事実があった!


宿敵 (集英社文庫)
集英社

■宿敵


覚悟 (集英社文庫)
集英社

■覚悟
同僚殺しの容疑者川原は、やっていない。そう確信した弁護士の鶴見は、真相を探りに小倉に飛ぶ。すると、殺人事件とほぼ同時刻に、奇怪な窃盗事件が発生していた。二つの事件が、やがてひとつに結びつく。


最期 (集英社文庫 こ 4-29)
クリエーター情報なし
集英社

■最期
ホームレス殺人事件の弁護人・鶴見は、幼い頃、四日市で見たヒーローと容疑者川原がダブって見えてきた。四日市公害訴訟で、一体何があったのか・・・。


決断 (双葉文庫)
双葉社


『出奔』 天文方・伊能忠敬 1 (朝日文庫)
クリエーター情報なし
朝日新聞出版


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (にっしー)
2018-11-12 20:54:49
こんばんは。

THE 読書の秋!!

本や物語って、どうしても母親に視点が行くことが多いですが、父親をクローズアップする作品もいいものですねw
返信する
Unknown (溶射屋)
2018-11-12 04:59:29
元単身赴任のYHさん

おはようございます。

この方の本は一度も読んだことがありません

立て続けに7冊も読まれたとのこと、YHさんのお勧めなら頭に入れておきます。

ポチッ!
返信する
Unknown (みかん農家)
2018-11-11 23:03:21
私は今日も専門書で、小説類は妻が好きでよく読んでいます。
この話の感じを聞いていると、映画かドラマの予告であったような気がしました。
応援ぽち2.
返信する
推理小説 (小肥り)
2018-11-11 19:46:23
松本清張と九州は……三原刑事と鳥飼刑事。あれは………点と線。
よくできてましたね。
僕の友人であの推理小説の構造を嫌うのがいます。つまり……………
「社会派推理小説」が昔ながらの名探偵、名悪役の様式美を壊した……………と。
一理あるかもしれない。
返信する
Unknown (イヴォンヌ)
2018-11-11 17:57:06
松本清張は母が好きでよくシリーズもテレビなどでやってましたよね。
小杉健治さん、今度読んでみます♪
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