ギリシャ神話でトロイアの戦いの物語があります。
その話の中で、トロイアにカッサンドラという王女がいました。
ギリシャ神話は、皆さんご存じのように、神と人間の間で割と簡単に異性関係を結ぶ話であります。
この場合は、アポロンがカッサンドラに男女の関係を迫ったのに、カッサンドラが拒んだ事に腹を立て、予言の能力を与えたが、その予言に関しては誰も耳を貸さないという罰を与えた。
まぁー結局のところ、男女の関係は結んだのだから、罰は与えなくても良いようなものですが・・・
トロイアの滅亡を予言しても、誰も耳を貸さなかったというのは、真実を見通しているのにそれに対して何も出来ないという残酷な罰だと思う。
未来を知り得ても、神でない人間はそれに対する対策を取れない。
さて、ここにBSE汚染などという悪い予言がなされました。
これは、カッサンドラが予言したものなのでしょうか?
なぜ、こんな事を書いているのかと言いますと、牛肉の輸入問題が話題となっておりますが、結構アメリカって気にしていないのですよねー。
BSE汚染はない!文句がある奴はかかってこい!みたいな・・・
かつて日本にもお告げが下されようとしていました。
BSEのリスク無いことを証明してもらおうと考えていたのに、EUのBSEリスク評価で4段階の内レベル3という高い評価をされたのです。
それで、その予言(EU評価)がされないよう黙っていてね。っと頼んでいたらしいのですが、結局、予言はなされ、日本のお役所はそれに対して科学的根拠が無いとか文句を付けていたのですが、狂牛病が日本でも発見され予言が真実であることが判明したのでした。
今回も、アメリカの牛肉はBSEに汚染されているという予言がなされていますが、その予言に対しどのような態度を日本政府は取るのでしょうか?