砂上の楼閣

たまに思いついたことを時々書いたり書かなかったり。
ジャンル未定の備忘録みたいなものです。

テリー・ギリアム -その2-

2006-03-24 07:43:38 | 映画

 前回、フィッシャー・キングという映画をあまり覚えていないと書いた。

DVDで見直しました。

その結果、恥ずかしい。何が恥ずかしいって、とても良い映画なのに覚えていなかったとは。

1992年日本公開、確か当時私は・・・・アルコール中毒で頭がいかれていたような・・・

映画の詳しい内容は他のページを参照してください。

 今回見直しても、「なんでやねん!」と思える点は何カ所かありました。

1.なぜ単なるトロフィーみたいなもの(パリーは聖杯だと思っていた)で奇跡が起こる?

2.パリー(ロビン・ウイリアムズ)の狂気の世界がわかりにくい

3.落ちぶれていたジャックがパリーのデートを取り持ち、全てうまくいったように思えたその夜パリーは狂気に襲われ、意識不明になってしまう。なのにジャックは以前成功していたDJの生活に戻る場面がある。パリーが病院で意識をなくしていたのに・・・普通に考えたらさらに自暴自棄になるんじゃないかな?

おそらくそれら点であまり面白くないと感じ、記憶から消されていたのかも知れない。

 しかし、もう以前の私とは違う!

「いや、待てよ」と考えることが出来る。成長したものだ!

1.奇跡なんて起こるときには起こるものさ。

2.狂気の世界が分かれば、そっちの方がヤバイじゃないか。

3.自暴自棄になって落ちぶれたままの同じ世界でパリーと一緒にいるのが怖かったので、前の世界に逃げてしまったと解釈しよう。そして、逃げたのを後悔して、聖杯を取りに行く勇気を持ったのだと。その勇気が奇跡の引き金になりハッピーエンドになったのだと。

まぁー、最初の取っつきは悪いかも知れませんが、ハッピーエンドなラブストーリーです。

 さて、映画のタイトル「フィッシャー・キング The Fisher King」は、日本語で「漁夫王」となります。

聖杯伝説の中で「フィッシャー・キング」という話があるそうです。

詳しくは、http://en.wikipedia.org/wiki/Fisher_King やその他のページで調べられたら如何でしょうか?

ではでは。

コメント
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