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敗血症性ショックで「頻呼吸」となる機序

2017-09-28 | 勉強会
 
臨床現場で発熱患者におけるショックバイタルでよく問題となる鑑別は「低容量性ショックVS.敗血症性ショック」です。  
 
 
 
 
感染症患者の多くが脱水(大量発汗+飲水低下+-下痢・嘔吐)を合併しており、単に低容量のみで血圧が低下している可能性があるからです。
 
 
 
 
このときバイタルサインに注目し、呼吸数増加(>20回/分)がみられたら、敗血症性ショックを考えましょう。
 
 
「脱水のみに頻呼吸なし!」です。
 
 
敗血症性ショックで頻呼吸をきたすメカニズムを表に示します。
 
 
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(表)敗血症性ショックで「頻呼吸」となる機序
 
 
1)敗血症で増加した血中サイトカインが呼吸中枢を刺激
 
 
2)乳酸アシドーシスを補正するために代償性呼吸性アルカローシスを示す
 
 
3)急性肺障害またはARDSのため低酸素血症または肺胞J受容体により呼吸を刺激
 
注:ARDS=急性呼吸促進症候群 acute respiratory distress syndrome
 
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写真   恩納村のビーチ

 

 

 

 

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