みなさん、こんにちは。
喀痰をグラム染色で観察してみるとグラム陽性双球菌を認めた。
尿中肺炎球菌抗原も陽性であった。
当初セフトリアキソンの静注が開始されたが、喀痰培養からの感受性結果でペニシリン感受性の肺炎球菌（Streptococcus pneumoniae）であることが分かり、抗菌薬はペニシリンＧ静注にde-escalationが行われた（antimicrobial stewardship）。
血糖は140 ～ 180mg/dLの範囲にコントロールされるように適宜インスリン製剤の併用が行われた。
その後の経過は順調で、第10病日に退院となった。
退院前に肺炎球菌ワクチンの接種が行われた。
降圧薬はバルサルタンからエナラプリル10mgを１日１錠に変更になった。
これはACE阻害薬には肺炎予防の臨床効果もあると考えられたからであった。
写真：南城市の海岸
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