信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂村消防団辞令交付式&赤地蔵上空からの風景

2023年04月02日 | 生坂村の行事

 2日(日)は晴れてお花見日和で、昼間は日差しが暖かく感じられました。

 午後2時より、明科消防署青柳署長さんのご臨席を賜り、厳粛に生坂村消防団 令和5年度辞令交付式が挙行されました。

 新型コロナウイルス感染防止対策のために、本部と各分団は班長以上、新入団員に絞り、ラッパ吹奏は止め縮小して開催しました。

 最初に消防主任が人事異動で変わりましたので、小俣消防主任を紹介しました。

▽ 原田副団長の開会のことばで始まりました。

▽ ラッパ長、各分団の正副団長が山本団長から辞令交付を受けているところです。

▽ 各分団の部長、班長が山本団長から辞令交付を受けているところです。

▽ 新入団員が揃って敬礼をしてから、山本団長から一人ずつ辞令交付を受けているところです。

▽ 新入団員を代表して、本部の山本団員が力強く「宣誓」をしているところです。

 今年度は本部及び各分団では、ラッパ長、正副分団長、新幹部、新入団員などそれぞれに新体制の基、益々のご活動をお願いする次第です。

 新年度のスタートに当たり、引き続き生坂村の安全・安心な生活を守っていただくために、生坂村消防団のさらなる団結により出動団員数の増員と消防行政に対するご支援、ご協力をお願いいたします。

▽ 山本団長からは、昨年の消防団活動を振り返りますと、令和2年から続く新型コロナウイルス感染症の世界的な流行によって、各種訓練をはじめ、行事・式典等あらゆる消防団活動が中止もしくは縮小を迫られました。

 一方、コロナ禍と言えど災害は待ってくれず、7月11日に発生した草尾地区での建物火災においては、午後4時8分の通報から、同7時54分の鎮火まで、4時間弱に渡り消防活動に従事し、放水活動により消火及び近隣住宅への延焼を防ぎ、鎮火後も再出火に備え地元分団により警戒を翌朝まで継続しました。

 また、本村は中山間地域に位置しており、一級河川の犀川が村を南北に貫流しているため、大雨が降った際には、土砂崩れや河川増水等の水害にも備える必要があります。

 このように、我々消防団の果たす役割は地域防災力の中核としてその活動の重要度は計り知れないものとなっております。

 しかしながら、社会環境や価値観の変化とともに、消防団を取り巻く環境は一層厳しくなっており、若年層の団員の減少、在籍団員の高齢化等様々な課題を解決しなければなりません。

 終わりに、幾多の先人が築いてこられた生坂村の歴史の元に、地域住民の皆さんの安全・安心の負託に応えるべく、女性団員の皆さんをはじめ、それぞれの立場で得意分野を生かし、地域防災力の強化・向上に貢献すると共に、日々の心がけとし、団員皆さん同士の信頼と団結心を築いていただき、何より、家庭を支え 社会で活躍され、生坂村を担う 皆さんこそが何者にも代え難い存在であることを意識し、有事出動の際には安全を最優先に、日々、体調管理に留意され心身ともに健康で、誇りを持って活躍される事をお願いしなどと挨拶を述べました。

▽ 私からは、前年度当村では、7月に草尾地区において大きな建物火災がありましたが、生坂村消防団と明科消防署等の初期消火と長時間にわたる消火活動により、近所の住宅への類焼を免れましたことは、不幸中の幸いであり、初期消火の重要性を改めて痛感した次第でございます。

 消防団員各位には、大変長時間にわたりましての消火活動に対し感謝を申し上げる次第でございます。

 そして、行政としましては、団員各位の活動に応えるために、消防団員の団員報酬と出動報酬の拡充による処遇改善と、分団運営交付金、消防団員応援商品券の交付を行い、村民の生命と財産を守るための基盤づくりを進めております。

 さらに今年度は、昼間の火災や大規模災害に備え、特定の活動に従事する機能別消防団員制度を導入し、防災力のさらなる強化を図ってまいります。

 また今年度は三年ぶりにポンプ操法・ラッパ吹奏大会に出場されることになりましたので、消防ポンプの取り扱い及び操法の手順を習得する訓練を実施されることになりますから、怪我などしないように頑張っていただきたくようお願いいたします。

 どうか皆さん「自らの地域は自らで守る」という郷土愛護の精神に基づき、防火啓発活動、各種技術訓練や救命講習会など多くの消防活動にご尽力いただきますようお願いする次第でございます。

 また、火災・災害をはじめ様々な有事の際に出動をしていただくことになりますが、人命が第一でありますので、細心の注意を払って、的確・迅速に活動をしていただきますよう重ねてお願いいたしますなどと挨拶を申し上げました。

▽ 明科消防署青柳署長さんからは、近年は、地球温暖化の影響による異常気象などにより、今まで経験したことのないような災害が発生しています。また、南海トラフ地震やこの地域においては糸魚川静岡構造線による大地震などが予測されており、いつ何時このような災害に見舞われるかが懸念されます。

 この3月は平均気温を上回る日が続き空気が乾燥し、強風が吹く気象条件により畔焼き等が原因となる火災が多数発生しています。また、これからは山菜採りなど入山者による山火事発生の危険性が高い時期となります。林野庁では3月1日から5月31日まで全国山火事予防運動を実施しております。私たちも危険意識を持たなければならないと認識しているところです。

 このような自然災害から住民の安心安全の暮らしを守るため、地元消防団の期待は大きいものとなっております。

 新型コロナウイルスについては、政府が5月8日から感染症の取り扱いを2類相当から5類に変更されることが決定しています。しばらくは感染防止対策を取りながら日常へ変換することとなります。消防の訓練はここ数年大勢での参加する訓練の自粛などがされております。今後は訓練を再開し災害に備える取り組みをしていただきたいと思いますなどと挨拶を述べられました。

 消防団員各位に於かれましては、健康に留意し、生坂村の地域防災力の中核として、村民の皆さんから信頼される団員となり、引き続き安全で安心して住み続けられる生坂村を守るためにご尽力いただきますことをお願いいたします。

▽ 原田副団長の閉式のことばで終了し、早速新入団員にはスライドで消防団の組織、活動などについて勉強していただきました。本日はご参加いただきありがとうございました。

▽ 毎朝恒例の撮影は、赤地蔵周辺や上空からの桜花爛漫の風景を撮影しました。

赤地蔵上空からの風景

その他生坂村では、各地区で環境整備・水路ざらい、商工会で倉庫の片付けなどが行われました。



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