3日(月)午前8時30分から村民会館講堂で、上條教育長の開式のことばにより、令和5年度 年度始め式及び辞令交付式を行いました。
▽ 私から、新規採用職員と新しいいくさか大好き隊員を迎え、人事異動によりそれぞれ新たな部署に就かれ、5月8日から新型コロナウイルス感染症は5類に移行され、コロナ禍前の取組やイベントなどを実施するために、ここにいる皆さんが先頭に立ち、村民の皆さんのご理解とご協力をいただき進めてまいりたいと考えております。
そして、今年度も4つの重点事業を中心に遂行する中で、今年度新しい施策として、子育て支援事業では、保育園にエアコンとおもちゃ殺菌庫を新設し、おむつの処分を始め、安全安心な通園のため送迎バスに置き去り防止装置を取り付け、村営バスを利用する通学には中学生・高校生等の料金を全額減免し、給食費無料化の継続と給食を通じて子ども達が食の大切さを学ぶ「食育」にも力を入れるなど、子どもが健やかにたくましく成長できる環境づくりや子育て世帯の経済的負担の軽減を図ります。
福祉の村づくり事業として、地域支え合い推進会議では、住民相互の支え合いによる地域づくりの場として検討を重ね、はるかぜの利用についての方向性を検討し、在宅で介護されている家族への「家族介護用品支給事業」を、要介護1・2まで助成対象に加え、介護度により月5千円から1千円を助成し、購入対象となる介護用品も拡大して、健康寿命の延伸を目的に高齢者の保健事業と介護予防事業の一体的な取組を継続します。
産業振興事業として、道の駅いくさかの郷とやまなみ荘が連携して、農山漁村発イノベーション推進・整備事業により、農業と観光など村の魅力を満載した体験プログラムの開発や農泊ツアーなどの事業を実施し、高収益な野菜等の生産振興や地場野菜等の出荷の促進と、自然災害により農業施設が被災した場合の復旧や農業者の農業経営の安定を図るため、農業用ハウスや災害対策に資する施設等の設置費に補助する制度を新設し、引き続きプレミアム率50%の「いくさかマル得商品券」の発行により地域経済を支え、農業、商工業の振興、六次産業化等による経済の活性化を図ります。
地域活性化対策等事業として、キャッシュレス決裁システム、住民票等の発行サービスシステムが完了し、今年度は「申請簡単デジタル窓口簡素化事業」より、デジタルで申請手続きができるなど、村民の利便性の向上と負担軽減を図ります。
今年2月に策定した「生坂村脱炭素ロードマップ」に基づき、2050年までに目指す村の姿とゼロカーボンの実現に向けて取り組むことにより、産業と雇用を創出し、村民の生活と地域のレジリエンスの向上を目指します。
昼間の火災や大規模災害に備え、特定の活動に従事する機能別消防団員制度を導入し、防災力の更なる強化を図り、村民の生命と財産を守るための基盤づくりを進め、ライフラインの簡易水道関係では、安曇野市との第三者委託の契約ができ、今後も簡易水道有収率対策プロジェクト会議で検討協議し、老朽化・耐震化は計画的に進め、漏水対策は迅速に対応するなど、安全安心な生活の確保及び人口減少対策、地区と村の活性化に努めます。
様々な課題は尽きませんが、今後も生坂村、村民の皆さんのために多くの事業を行いますので、大変なこともありますが、皆さんが連携をして力を合わせて働いていただくためには、健康に留意して、話し合い、助け合い、元気に一生懸命に頑張っていただきたいなどと挨拶を申し上げました。
▽ 私の挨拶の後、3月定例会でご同意いただき再任されました牛越副村長に辞令を交付し挨拶をいただきました。
▽ 次に私から、3名の新規採用職員に辞令交付をし、それぞれ自己紹介をしていただき、代表者に宣誓書を朗読してもらいました。
▽ 次に村長部局の人事異動関係、再任用職員、昇格した職員、職務名変更職員に辞令を交付しました。
▽ 教育委員会部局も、上條教育長が任命、昇格した職員、新規会計年度任用職員にそれぞれ辞令を交付しました。
▽ 新規のいくさか大好き隊員(地域おこし協力隊員と集落支援員)3名にそれぞれ辞令交付をしました。
▽ 最後に各部署の事務連絡をした後、牛越副村長の閉会のことばで終了しました。
職員各位、いくさか大好き隊員各位、関係各位には、自ら率先垂範し切磋琢磨して、生坂村の活性化、人口減少・少子高齢化、DX、GX、防災・減災などの課題解決に向けて、今年度も生坂村民の皆さんのため、それぞれの仕事に励んでいただきますようお願いいたします。