今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

平成20年度第2次補正予算と21年度予算

2008-12-20 13:33:37 | 商店会長のコメント
1月5日に提出予定の第2次補正予算(正式には「平成20年度補正予算・第2号」と言います)と平成21年度予算の、自民、公明の与党国会議員を対象にした説明会が本日、12月20日(土)午前9時から10時30分まで院内24控室で行われました。

その中で中小零細事業者、商店街向けの関係経費を探すと、第2次補正ではセーフティネット貸付・緊急保障枠の拡大等として「中小・小規模企業支援等対策費」として5048億円、地域活性化・生活対策臨時交付金として「地方公共団体支援対策費」として6000億円が計上されています。

平成21年度の予算では昨年度29億7千2百万円だった商店街活性化対策事業予算が40%増の42億円になりました。

ただ、40%アップと言っても予算が減った農業農村整備事業費の昨年との差額が905億1千6百万円、差額が900億を越えています。ちなみに本予算額は5772億2千万円、まだまだ中小企業の存在感は希薄ですが、この様に「商店街」や「中小企業」という文言が財務省の説明資料に数多く出るのは初めてだと言われました。あきんど議連の活動が大きかったと私は思っています。
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一人も首にしません、だからうちに買い物に来てください!

2008-12-20 11:32:23 | 商店会長のコメント
昨日(12月19日)、厚生労働委員会に出た時に舛添厚労大臣に「『当社では課長級以上の給与を1割引、取締役以上を半額にしても派遣社員、期間従業員の解雇は一切しませんので、どうか当社の車を買ってください。』と何故、言わないんですかねえ~」とお話したら、「商店街でドンドン発信してくれよ」と言われました。

零細小売業の商店街店舗でパートさんは店主より権限があります。私が店に居た時にお客さんからお歳暮のロースハムの御注文をいただいていたら、ベテランのパートさんが横から割り込んで来て、「駄目です、この人は忘れますから。御注文は私がお聞きします」と言われたことが有ります。もちろんお客さんも常連さんで、皆が顔見知りの上での話しですが・・・。ファーストフードの店舗だって海外からの留学生さんがいなければ店は開きません。

「一人も首にしません、だからうちに買い物に来てください!」というよりも「一人も首に出来ません、だから辞めないで!」というのが実態です。商店街でアルバイト、パートさんに辞めていただくのは売り上げ減以外の理由が多いのだと思います。地域の雇用を守っているのは地域の中小零細事業者だと、強く感じています。

その思いを分かっていただいたのか、本日午前9時から開催された平成20年度第2次補正予算と21年度予算を自民、公明の与党議員に説明する「合同会議」に提出された財務省資料には「商店街」という字句が過去例が無いほどの載っていました。この件については次の書き込みでお知らせします。
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