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シンガポール・マレーシア旅行 その三

2015-01-24 | 旅行

    熱帯モンスーン気候に属しているシンガポールは、年中高温多湿ですが、その気候は雨季と乾季に分かれています。

 10月~3月は雨季で雨が多く、気温もいくらか下がりしのぎ易くなります。本当に、いつ雨が降るのか分からず、傘を手放せない毎日でした。

 クアラルンプールに出発する日も、朝早くからスコールのような激しい雨が降っていました。

 MRTに乗ると、濡れた傘を持っている人があまりいません。本当に局地的な雨だという事がわかります。

 雨降るチャンギ国際空港から、いよいよマレーシアの首都クアラルンプールに向け出発です。

                                                               

 1時間ちょっとのフライトで、無事にクアラルンプール国際空港に着きました。


 クアラルンプール国際空港に着くと、イスラム式のスカーフを被った女性の姿が目立ちました。

 空港内はクーラーが、よくきいていて寒いくらいでした。

 空港から市内までは、鉄道で移動です。途中、ヤシの木が植えられた畑が延々と続き、

 それが、森の様に見え、いやがうえにも異国情緒を感じさせられてしまいました。

 到着駅クアラルンプール(KL)センター駅には、日本語表記の案内板がありビックリしました。訪れる日本人が多いのでしょうか

 駅は、明るく開放的な感じで、大きなショッピングモールへと繋がっていました。

  

 
 ショッピングモール・・・近代的でシンガポールにいるのではないかと錯覚してしまいそうでした。

 
 モール内の本屋さん。とても広く、日本のアニメも翻訳されて並べられていました。

 

 
                          駅のすぐ前には、ヒルトンホテルがありました。

 

 このモール内の行列が出来ていたお店で、食事をしました。インドネシア系のお店らしく、とても人気が有りそうな感じです。

 入り口で注文をして店の中に入るのですが、中は女性客が多く賑やかな事と言ったらありません。

 女性のおしゃべりは、万国共通でした。  お料理はとても美味しく、お店の人も優しく好印象でした。

 

 ホテルに行く前にクアラルンプール鉄道駅に行きました。

この駅は、KLセントラル駅がオープンするまで鉄道の玄関口として使われ、今もマレー国鉄の一部の列車が停車し、駅として営業されています。

錫で栄えた当時の面影が残る駅舎。古い昔のマレーが想像され、子供のころ見たテレビドラマ”快傑ハリマオ”を思い出してしまいました。

  

  
        とても長く、解放的なホーム    

 
    白亜の宮殿のようなクアラルンプール駅     マレー鉄道事務局ビル・・アジアとヨーロッパの建築様式が見事にミックスされています

 

夜、クアラルンプール随一の繁華街ブキッ・ビンタンに行きました。

通りには大きなショッピングセンターやレストラン、カフェなどが建ち並び、大勢の人々で賑わっていました。

そこから一本隔てた通りには、ズラリと屋台が並び、都会的な雰囲気から一転して、庶民の生活感漂う街が続きます。

あまりにも多くのお店や屋台があるので、どこに入ったらよいのか分かりません。威勢のよい呼び込みの声が飛びかっています。

その中の一軒のお店で夕食を食べました。メニューを見て注文するのも一苦労です。

どんなお料理が目の前に来るのかハラハラドキドキです。

 

 

  

 
                   帰り道、 ライトアップされたツイン・タワーが見えました。とてもきれいでした。

 

★  ペトロナス・ツイン・タワー

  クアラルンプールの近代化を象徴する建物として街のシンボルになっています。

 日本と韓国の建設会社によってそれぞれ建てられ、ツインタワーとしては世界一の高さだそうです。

 この二つのビルは、41階のスカイブリッジで結ばれていて、86階のオブザベーションデッキとともに一般公開されています。

  
 余りにも高すぎて全体を写す事が出来ませんでした。           模型のツインタワー

  
                                                     二つのタワーをつなぐスカイブリッジ

 

KL ツインタワーからの景色

 クアラルンプールの緑豊かな街並みが見えます。

所々、工事中の場所や建物が見え、この町は、今なお進化し続けているという事がわかります。

ツインタワーの下には高級ブランド店や伊勢丹、紀伊国屋などが入ったショッピングセンターがありました。

 

    
                               大きなクリスマスツリーが飾られていました。

 

 

★  マスジット・ジャメ

  クアラルンプールの名前の由来となったクラン川とゴンバック川の合流地点に建つ、市内最古のモスクです。

 1909年にイギリス人建築家によって建てられたものだそうです。

 インドのムガール建築の影響を受け、白いタマネギ型のドーム屋根、素焼きれんがの壁、白大理石の床、アーチのある柱廊など、

 本当に美しい寺院でした。

 フードの付いたガウンのような赤い上着で全身を包み、靴を脱ぎ素足で見学します。

 特に、女性はフードをしっかりと被り、頭を隠さなければいけないようです。

 寺院内にはイスラム教についての説明と、質問に答えてくれる人がいました。

 誠実そうなその方の説明で、イスラム教に対する見方も少し変わったような気がしました。

 

  

   

 

この後、歩いてチャイナタウンへ向かいました。

暑いからか、歩道橋や道端で寝転んでいる人を見かけました。

ホームレスという感じではありませんでしたが、少しぎょっとしました。

KL チャイナタウン

 

チャイナタウンにはヒンドゥー教寺院や中国の関帝廟がありました。

 

★  スリ・マハ・マリアマン寺院

  1873年に建てられたマレーシア最大のヒンドゥー教寺院です。

  カラフルなヒンドゥーの神々やヒンドゥー神話の美しい展示が、寺院のまわりを取り囲むようにかざられていました。

  やはり、ここも門を入る前に靴を脱ぎます。

 

 

  

  

 

★  関帝廟

  熱心にお参りしている人々の姿が、見られました。

 

  
                     内部には、お参りに訪れた信心深い人々によって手向けられたお線香の煙が充満していました。

     

 

★  バトゥ洞窟

  クアラルンプールから北へ約10Kmの所にあるヒンドゥー教の聖地である洞窟です。

  電車で約1時間。駅を降りると、もうすぐ目の前に高い崖が見えます。

 

  

 

 

 

インドの音楽に合わせてダンスショウーが行われていました。本当に、インド映画でよく見かける様なシーンです。

 

 

洞窟にはカラフルな神様や神話の壁画が飾られていました。

暑い日中なので、洞窟に入るとひんやりとして気持ちよかったのですが、ヒンドゥーの神々についての知識がないので、

展示物を見てもよく分かりませんでした。きっと、ありがたいストーリーがあると思うのですが……

   

  

 

バトゥ洞窟メインの所にやって来ました。

272段の階段を上ると巨大な鍾乳洞があり、ヒンドゥーの神々が祀られています。

また、一番上、奥の所には寺院があり、聖者スブラマニアンが祀られていました。

階段周辺には、野生のサルが沢山いて、元気に歩きまわっています。

長い階段を上りきれるかどうか心配でしたが、なんとか汗ビッショリになりながら一番上迄たどり着く事が出来ました。

 

  

   

   

  
              下り……上から見たところ

 

今迄経験したことがない異文化に触れあう事ができて、本当によかったと思います。

テレビや映画の映像で見た事があり、なんとなく分かっているつもりになっていても、

直に接して感じるのとは随分違うと思いました。

やはり自分で経験し納得するという事は、大事なことだと思いました。

 

       ❀        ❀        ❀        ❀        ❀        ❀        ❀        ❀        ❀

 

最後にお世話になったホテル

  

  

 ホテルの皆さん、とても親切で居心地がよっかたです。    感謝、感謝で~す。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マレーシア (ナオ)
2015-02-15 19:24:14
こちらも懐かしく拝見しました
マレーシアでは中華街に滞在して建物や人々の貧富の差を
感じた所でした
自分はバックパッカーだったので牢獄みたいなホテルに
泊まりましたが
暑い中、よくここまで回れましたね
2つの宗教が存在し、触れて経験することはなかなか
できないので、貴重な経験でしたね
バトゥ洞窟、登るのは大変そうですが興味があります
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マレーシア (おくさん)
2015-02-18 22:55:31
ナオさん
クアラルンプールは開発が進んでいて、
表通りなどはシンガポールとなんら変わりませんでした。
でも、裏通りはまだまだこれからという感じがしました。
今回は、近代化された街を主に歩いたので、
のんびりとしたマレーシアを余り感じる事が出来ませんでした。
機会があればまたゆっくりと訪れてみたいと思っています。
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