コメント
 
 
 
村上春樹と私 (財閥系ケミカル)
2004-11-17 22:40:12
大学時代に短編を読み始めて、「回転木馬のデッドヒート」でハマり、「世界の終わりと・・・」で完全にワールドに取り込まれました。以後、氏の作品はほぼ全て読んでいると思います。「ねじまき鳥・・・」や「国境の南・・・」は、何度読んだかわかりません。今日も、文庫化された「スプートニクの恋人」を読んでました。
 
 
 
春樹がきらいなわけじゃないです。 (yasu)
2004-11-18 00:17:37
春樹文学に批判的なわけではないんですけど。財務系ケミカルさんほどの熱心な読者ではない私が批判的なことを書くのはちょっと恐縮です。

一応読んでるし、「海辺のカフカ」なんてホントに良く出来ていると思います。 でも私が最近一番感心したのは、「アンダーグラウンド」です。それは、地下鉄サリン事件のドキュメントだったからだし、筆者が現実のぶつかッて行く姿勢がはっきり読み取れたから。 笠井潔がどこかで言ってましたが、村上春樹はもともと「喪失の叙情」を謳った作家で、それが処女作の「風の詩を聞け」から始まる羊シリーズで一番自然に出ていた。 「ノルウェーの森」で一度見放したけど、「ネジ巻き、、」から「アンダーグラウンド」、「神の子たちは皆踊る」あたりからまた凄みを帯びてきた、と思います。 そういえばまた新作が出ましたが、多作するよりは深みのある作品を5年に一度出してくれたらいいと思います。 
 
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