東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

東京タウンウォッチング「新下町流」スカイツリータウンと淺草文化観光センターは“伝統とモダンの融合!?”

2012-07-16 22:37:23 | 墨田(スカイツリー)・淺草・上野・谷根千
「新下町流」スカイツリータウンと淺草文化観光センターは“伝統とモダンの融合!?”
~経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」~

そろそろ人混みも落ち着いたかな!?とタウンウォッチング企画の下見を兼ねて、快晴の11日(水)「東京スカイツリー」と淺草辺りへウォッチングしてきました。
予定を組んだ11日は、偶然にも「東京スカイツリー」天望デッキ(350m)当日券販売開始日とあって、早朝からの行列騒ぎの一幕があった。私が行った午後には、整理券発行もあり、落ち着いていた…とは言うものの、商業施設の「ソラマチ」などは大盛況が続いていました。
メトロ大手町駅から半蔵門線で行きましたが、「東京スカイツリー駅」というから、駅名が変わったのかと思いきや「押上」(東京スカイツリー駅)…とあった。後で調べてみたら、いつの間にか「東武スカイツリーラインという名称と「とうきょうスカイツリー駅」が出来ていたんですねぇ。日光と結ぶ伊勢崎線の内、淺草、押上~東武動物公園駅の間に愛称を導入し、業平橋駅を新駅名に変えたというのが真相のようだ。なあ~る! 苦心のアイデアと言ったところですね。
…さて、駅に着いたらまず「駅」の様変わりに驚く。近代的で大きな駅だ。国際都市東京の玄関口への気概が溢れてなかなか良い。
  

この日のお目当ては、312店舗もあるという新下町流を謳う「東京ソラマチ」と雷門通りに面する「淺草文化観光センター」。駅を出ると、そこはもう「ソラマチ」の世界!? 立面図で見るとツリーと離れているが、中は「水族館」、「プラネタリュウム」を含めて全てつながっている。そこで「東京スカイツリータウン」という呼び名がしっくりくる。

さて、「東京スカイツリー」は、すっかり有名になって口の端に上るようになったムサシ=634mの高さ。電波塔世界一の触れ込み、塔としての高さなら世界一は目下ドバイタワー。しかし、数年で上海だったかに抜かれる運命にある。どうも人類は“空、宇宙への憧れ”があるらしく高さを競っている。そんな人間心理を読んだかどうか、350mの第1展望台が「天望デッキ」、450mの第2展望台が「天望回廊」と“天を望む”と名付けものである。

スカイツリーの巨大さは、足元から仰ぎ見ると迫力十分(写真 快晴の空に映えるスカイツリー)。ライトアップされる夜のデザインがブルーの「粋」と江戸紫の「雅」、夜の実物は見ていないが、画像に見られるデザインは、昼の男性的イメージと対照的に女性っぽい。ツリーの建築構造にも、日本の伝統を活かした設計がされているという。△から円形へ変わる塔の「そり」、心柱に隠された「むくり」のデザイン。洒落っ気と構造設計の融合…なんて格好いいンでしょうね。そのルーツを辿っていったりする事も楽しい。

「東京ソラマチ」は何と言っても、「新下町流」がウリだ。1階の顔となるのが「ソラマチ(商)店街(写真 レトロな雰囲気の看板)。」江戸切り子のショップサイン行灯や路地園芸風の植栽…江戸、下町の空気感を演出する。
「新・下町流」とは何か!? 広報によると、『伝統と先進の文化が融合する東京ソラマチのコンセプト。その流儀は、「温故知新」「Re-lax」「ライブ!」 』…とある。平たく言えば、新旧取り混ぜ、肩凝らず、市場のような対話と試食の庶民感覚…といったところか!?
  

 フードコート(3階)のネーミングも気取らずに、「ソラマチ・タベテラス」とは、いかにも分かり易い(写真)。312店とは、ショッピングセンターの200店舗と比べてもかなり多い印象だ。機会を見て又、伝えたいが、世界につながる観光新名所でもあり意欲的な新業態にチャレンジする有力店、東京を目指す地方店など面白そうな店が“混沌”とした感じて、揃ったようだ。ファッション系では、サマンサタバサの雑貨・小物の実験的新業態やユナイテッドアローズなど出店しているが、ファーストファッション系の常連ではZARA、ユニクロが目に付く程度で通常のショッピングセンターとはテナントミックスが相当に異なる。この辺りは下町特性と言えそうだ。
    
帰り、浅草へ出てポストモダンの旗手!?隈研吾の設計した「淺草文化観光センター」に寄ってみる。木の家を積み木のように組み上げた異様なデザインは伝統の淺草に新風を吹き込むものだろう(写真)。最上階の8階展望テラスから「東京スカイツリー」がクッキリと見える。又、参道を通した浅草寺の佇まいや街並みも眼下に望め、一見の価値がある施設だ。観光文化センターではなく、“文化”が頭に来るところは淺草の心意気!?

蛇足ながら…、この日は水曜、レトロな「神谷バー」(火曜定休)で一休み(イッパイ)と思ったら臨時休業。懐かく恋しい下町のカンバン娘に会いに行ったらすげなく振られたような…そんな気分!? 残念!


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京タウンウォッチング メ... | トップ | 東京タウンウォッチング 新... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

墨田(スカイツリー)・淺草・上野・谷根千」カテゴリの最新記事