竜児と大河のサクラ色の季節、、、櫛枝 実乃梨のキラキラとした笑顔と君の歌が聴きたいんだ・・・。

　桜の季節。【大河】は大きなあくびをしている・・・。とても眠そうである。そばには【竜児】がいる。いつも一緒なのだ・・・。【竜児】の洗濯物に関する小言がうるさく感じる【大河】であった。そんな二人に、、、一発！かましたれ！と聴きなれた声がする。もうそこは二人の通う学校の前だった。部活動、、、【実乃梨】は、女子ソフトボール部キャプテンである。クラスメイトと語らう【実乃梨】、、、いつも笑顔の彼女に・・・。櫛枝・・・。見つめる【竜児】の視線。爽やかな笑顔に・・・。キラキラと輝く汗に・・・。その元気な歌声に・・・。自然と【竜児】の顔はにやけていた。君は今朝も美しい・・・。そんな【大河】は面白くない、、、そんな【竜児】に対して目つぶしを喰らわせるのだった。視線がエロと・・・。【実乃梨】に声をかける【祐作】、、、部活の合同練習のようだ。そこで【大河】は【竜児】に蹴りを見舞っていた！その仲の良さに・・・。笑顔を見せる【実乃梨】である。
　チャイムが鳴っている・・・。帰りの仕度をしている【竜児】の耳に【大河】と【実乃梨】の会話が入って来る。デコデンか・・・。手先が器用だと。見ると【実乃梨】が携帯を持って何かをしていた。携帯を彩っている・・・。沢山の携帯を机の上に出した。さすがに驚く【竜児】だった。【大河】曰く、、、絞め殺されるような声のようだ・・・。すると【実乃梨】が【竜児】のも作ってくれると言ってくれた、、、バイトでデコ電職人をしているらしい。【竜児】の事を下の名前で呼んでくれた・・・。俺の為に・・・。両手を交差させて、、、断わってしまう。なかなか表現できない心の内・・・。その輪になかなか入れない【竜児】なのだ。
　台所。【実乃梨】の事を思いながら【竜児】は立っている。たまねぎを切っている・・・。キラキラした【実乃梨】・・・。そんなのどうでも良い【大河】は夕食を待っている。やっちゃん・・・。【竜児】の母【泰子】は同伴出勤で不在みたい。おかずが欲しい・・・。【竜児】は自分の下の名前を知っていた事に・・・。沢山喋れたと、、、思いっきり！挙動不審じゃ！！！【大河】の強力な蹴りが腹部にめり込んだ・・・。夕食はどんぶり・・・。すると、炊飯器が壊れていた。
　ファミレス。楽しそうにメニューを見ている【大河】・・・。わざわざここに来た理由・・・。彼女のありがたさがわかると・・・。すると、二人のテーブルに聴きなれた声と、、、注文していないのに、、、アイスが大増量されたスペシャルパフェがやって来た！見ると【実乃梨】がファミレスの制服を着ていた。ここは【みのりん】のバイト先の一つのようだ。甘いのが苦手？・・・そんな【竜児】には、、、ポテトフライを、、、盛るぜ！超盛るぜ！【実乃梨】の顔が近かった・・・。コンビニとカラオケボックス、、、しゃぶしゃぶ屋さんまでも・・・。これでも、セーブしていると・・・。部活もバイトも一生懸命なのだ！欲しい物はないようだ、、、時間を有効に使っているみたい。勤労しなきゃ、、、勤労怪奇ファイル？意味がわからない・・・。あのドラマかな・・・。そんな二人を見て、、、仲が良いと・・・。ちょっと余計な事を言ってしまったかなって・・・。【みのりん】の制服姿に・・・。またも【竜児】は目つぶしを喰らう・・・。
　夜の帰り道。笑顔がキラキラとしている・・・。再びの目つぶしに防衛本能が・・・。あんなにバイトを掛け持ちしているのが気になる・・・。お金が必要な理由があると・・・。家の事・・・。病気の母親がいると・・・。すると【大河】が立ち止まる。そういう、思い込み捨てた方がいいよ・・・。俺だけが本当の彼女をわかってやれるってやつ、、、キモさに拍車がかかると・・・。何も言えない【竜児】だった。いつも冷たい態度の【大河】なのでした・・・。顔面を殴られて、、、インコちゃんに餌を盛っていた！やはり、ブサイクだ・・・。ウンコって・・・。
　朝。【やっちゃん】が寝息を立てている。サンドイッチを作って・・・。【竜児】と【大河】はファミレスへ・・・。炊飯器を買いに行く気はないようだ。教えるんじゃなかったと・・・。ちょっとオシャレをして【竜児】はスーツを着てむかっていた。似合ってないと・・・。そんなやり取りをしていると、、、酒屋の店主に声をかけられた。魅羅乃ちゃんの息子だと、、、【やっちゃん】のお店での名前を知っていた。永遠の２３歳・・・。お店の常連さんのようだ。行こうとすると、、、そこでバイトをしている【実乃梨】と出会う。
　なぜか、、、そのバイトを手伝う【大河】・・・。そんなに箱を持てる訳もない・・・。【実乃梨】と一緒にバイトを・・・。【竜児】はそう思って、、、挙手をする。【大河】と一緒に・・・。箱を放り出す【大河】を・・・。そんな彼女に配達を頼む店主。ビールケースを配達する事に・・・。【竜児】は【大河】に無理やりの笑顔を作らせて行かせる事に・・・。気をつけて・・・。じっと自転車を見ている【大河】・・・。自転車に乗れない彼女がここにいる・・・。うるさいと、、、自転車を引きながら・・・。凄まじい勢いで出て行った・・・。ふと見ると【竜児】は【実乃梨】と二人きりに・・・。彼女の顔をちゃんと見る事ができない・・・。【実乃梨】は、焼酎を補充すると・・・。店内に戻る【実乃梨】に、、、勇気を振り絞って声をかけた！俺も、、、手伝うと・・・。前髪を触るのは彼のクセなのかな・・・。一方、河川敷を叫び声をあげて駆ける【大河】がいた。
　酒蔵。二人はそこにいた。芋焼酎を求めて・・・。週に一度くらいしか開けないと・・・。そこでアクシデントが待っていた。何と！酒蔵に閉じ込められてしまう。お気軽に遭難気分だね・・・。扉を叩いても・・・。聴こえない・・・。すると、、、落ち着くんだと・・・。校歌があるんだよと・・・。
　夕方の河川敷。配達を終えて、、、転んだ・・・。そこに寝ている【大河】、、、アホくさと・・・。頑張る必要はないと・・・。やってらんないと・・・。そんな彼女に【祐作】が声をかけて来た。いきなりの展開に・・・。うまく言葉にならない【大河】だった。酒屋の自転車・・・。【大河】が自転車に乗れないのを知っていた・・・。去年はよくお前の事を観察していたと・・・。去年は、、、私を、、、悔しいよな、、、泣きたいよな・・・。フラフラになりながらも自転車に乗る【大河】・・・。派手に転んだ・・・。痛かった・・・。彼の見てくれない世界・・・。拡がったって意味ないんじゃ！！！そんな想いがありました・・・。負けるなよ、、、きっと、、、今も見ているから・・・。
　ボロボロになりながらもお店に戻って来た【大河】・・・。【竜児】と【実乃梨】を捜してお店を飛び出して行った！その頃、、、酒蔵から聴こえる校歌・・・。気づいて貰えずにいた・・・。【実乃梨】の声はガラガラになっていた。寒くなって来たと・・・。二人で温め合う事に・・・。【実乃梨】が立つと・・・。【竜児】が酒瓶をバットのようにして持っていた・・・。ピッチャー！ビビってると・・・。【実乃梨】とソフトボールをする事に・・・。見ると、、、【実乃梨】の握る手は震えていた・・・。本当は怖かったのかな・・・。閉じ込められて・・・。さすがは、キャプテンの投球だ、、、かすりもしない・・・。チェンジだと、、、交代の時だった。【実乃梨】が言う。

　だって、、、ビビっても無駄じゃん・・・。
　だから、、、弱気はかっ飛ばす！

　【実乃梨】は、、、もしかして・・・。酒蔵にある窓から出られると・・・。外には【竜児】を捜す【大河】の姿が・・・。どこじゃ！！！見つけた！！！いつも、彼女が輝いている見えるのは、、、明るいから、、、元気だから、、、だけじゃないのかもしれない、、、積み上げた箱に顔面をぶつけて鼻血が出ても、、、【実乃梨】は笑顔だった。なんくる、、、なんともないと・・・。鼻血は心の汗と笑う・・・。そうさ、、、弱気をかっ飛ばす！それが彼女の魅力なんだ！！！ファイト！！！一発！！！【実乃梨】のノリについて行くのは大変だ。最初からキラキラとしていた・・・。出逢った頃も・・・。今も・・・。輝いて・・・。窓に手が届く・・・。見ると、、、そこに見えたのは【大河】の顔だった・・・。み・つ・け・た・・・。ハシゴにのぼる【大河】を・・・。そして、、、飛び込んで来た。【竜児】の顔に綺麗な着地を決める【大河】・・・。そのハシゴはなかった・・・。さっき落としちゃったと・・・。本日【大河】たちは酒蔵にお泊りかもね！