陽平と芽衣のすれちがう心、、、本当のお兄ちゃんを知っているから、、、振り向いて欲しくって・・・。

　デート当日。【春原】は自分の彼女を【芽衣】に紹介していた・・・。どう見ても【早苗】にしか見えないが・・・。会った事があると・・・。お綺麗ですね・・・。妹のチェックは厳しいですね！お兄ちゃんと・・・。なんて！ふびんなと抱きついた。その光景に【朋也】と【渚】も一安心をするのだった。やはり【春原】は面白い奴だなって・・・。
　手を繋いで楽しげにしている【春原】と【早苗】。どこに行くつもりなのか・・・。ごはんを食べに行くのかなって・・・。街角に何が建っていたのかわからなかった・・・。緊張気味な【春原】は【早苗】を、、、行きつけのお店へ。そして【芽衣】たちは絶望した。カツ丼ばかり食べているようだ・・・。その事を聴いた【早苗】はある事を決める。【春原】の為に食事を作ってくれました。【芽衣】は厳しい、、、食べた事のある味だと・・・。そんな優しさに【芽衣】は、、、また泣いた。ふびんだと・・・。夕方になっても二人のデートは続いている・・・。映画？買い物？・・・。そして【芽衣】たちは絶望する、、、ゲーセンでカジキマグロを持っていた。こんな音楽ゲームがあったのか・・・。最悪だ・・・。飽きて、、、CDショップへ。太ももダンサーズ・・・。【早苗】にヘッドホンを、、、小さな悲鳴をあげていた。今日の【春原】はダメダメでした・・・。もう帰る時間に・・・。綺麗な夜景を見に行くようだが・・・。
　すると、公園から小さな女の子の声がする。見るとブランコのあたりで女の子が男の子たちにいじめられていた。気になっている【芽衣】・・・。待って下さい・・・。【春原】を見た。【早苗】も黙っていられない・・・。【春原】は助けに行こうとしなかった・・・。それは、妹にとってはショックだった。お兄ちゃん・・・。そこに、一人の少年が走って来た！その女の子の兄のようだ。【春原】にはどのように見えたのだろうか・・・。それでも【春原】は行かなかった。だが【早苗】はその子たちの所へ行く。様子がおかしいと・・・。帰り道がわからなくなったと・・・。【春原】はそれでも・・・。みんなで送って行く事になりました。仕方なくついて行く・・・。夜、、、送り届けての帰り道。【春原】はデートを邪魔されたと・・・。怒る【芽衣】・・・。それでも【早苗】は笑顔で、、、優しく、、、そして接してくれた。また会いたいと・・・。一緒にいる事を大切に思ってくれると・・・。もっと大事な事もあると・・・。その事を忘れずにいて欲しいと・・・。
　教室。【朋也】が音楽と聴いていると【春原】が机に座った。語尾に「それと、便座カバー」とちゃんとつけて会話をしている・・・。とても機嫌が良いようだ。話題は【芽衣】が心配している事だった・・・。【早苗】との将来の事を考えていた・・・。そんな【春原】にもなりたい職業があったと・・・。サッカー選手。パイロット。先生。後ろにいる女子生徒たちはなんなんだ・・・。それと、便座カバーになりたいと・・・。【朋也】は自分がつけろと言った「それと、便座カバー」の事をすっかりと忘れていた・・・。結局、食堂ではカツ丼を食べている【春原】だった。放課後、電話が来る事になっていると・・・。【春原】は、、、【芽衣】を見ていない・・・。
　逆効果だと・・・。【朋也】と【渚】が校門へむかうと、、、【芽衣】が立っていた。こちらにむかって手を振っている・・・。【春原】を待っているようだ。しょうがないと【春原】の部屋へ・・・。兄の態度ではなかった・・・。恋愛は素晴らしいと・・・。【芽衣】に帰宅を促すが、、、まだ帰らないと・・・。やらなくちゃいけない事があると・・・。都会への憧れ・・・。妹の気持ちなんて・・・。そうだと・・・。それだけじゃないと、、、こっちに好きな人がいるから会いに来たと・・・。さすがの【春原】も驚いた・・・。色んな遊びを教えてくれると・・・。優しくて、、、可愛いと言ってくれると・・・。ちょっと、、、待って・・・。聴こえないよ・・・。そんな小さな声じゃ聴こえない・・・。これから会うと部屋を出て行く・・・。嘘なのはわかっている・・・。それでも・・・。衝撃的だった・・・。【芽衣】の口から「大人の恋愛」の文字が出るとは・・・。【渚】が追い駆ける・・・。それでも【春原】は【早苗】からの電話を待っていた・・・。そこには、、、バカ兄貴がいた！その背中に・・・。【朋也】も出て行く・・・。その足音は【春原】ではない・・・。それでも【芽衣】は兄を待っていた・・・。その仕草と表情が【春原】を待っていた・・・。その背中にあなたは何を感じましたか？
　古河パンの看板が見える。【渚】のお家・・・。どんどん【春原】と【芽衣】の心はすれちがって行く。あんなお兄ちゃんを見たくないと・・・。すぐに追い駆けて来て欲しかったと・・・。叩かれても良かったと・・・。そこまで・・・。叱って欲しかったと・・・。幼き想い出の中で泣いている【芽衣】・・・。いつも泣かされていたと・・・。でも、いつも【春原】が助けてくれたと・・・。必ず来てくれると・・・。芽衣を泣かすんじゃねえ！！！と・・・。凄く嬉しくて、、、心強かったと・・・。中学の制服を着て、照れている兄・・・。サッカーをしている兄・・・。自慢の兄だった・・・。本当のお兄ちゃんとはどこにいるのか・・・。【芽衣】の事をちゃんと見てくれると・・・。わかっていた、、、【春原】の彼女が嘘だと・・・。【朋也】も【渚】も本当の事を言った。しょうがないと・・・。前髪を触る【芽衣】だった・・・。その横顔に何を感じましたか？
　今日も【春原】とデート。【早苗】は制服に着替えている・・・。もう変装をしなくても、、、本人が気に入っているようだ。そこへ【秋生】がやって来る。事情を知らない彼は危険すぎる・・・。それでも【早苗】の変装を見破った。さすがですね！お芝居の練習だと・・・。うまくごまかせたかな・・・。【早苗】はいなくなった・・・。【芽衣】が後ろでアピールをしている、、、早く追い駆けようと・・・。台本の事でと、、、【渚】を犠牲にして、、、【朋也】と【芽衣】は部屋を出る。
　待ち合わせの場所にはいなかった・・・。【朋也】と【芽衣】はデートをする事に・・・。【朋也】なりの気遣いかもしれない・・・。並んで歩く【朋也】と【芽衣】・・・。こっちの方が本当の兄と妹に見えるかなって・・・。兄のように接して欲しいと・・・。妹のからの「お兄ちゃん」との呼びかけはとても強力だった・・・。その事に悶えていると、、、【杏】【椋】【ことみ】の三人に見られてしまう・・・。これは、軽蔑されるな・・・。とても興奮していたと・・・。女の子たちは引いていた・・・。逃げてしまった・・・。それでも、、、お兄ちゃんは禁止できない！！！一緒の時間を楽しんだ・・・。やっぱり、女の子は凄いぜ！妹に弱い【朋也】だった・・・。イチゴの所を食べてしまって、、、嫌われそうになっていた・・・。プリクラと一緒に撮ったら許してくれると・・・。かっこ悪いけど、、、イチゴを食べてしまったし、、、二人で撮る事に・・・。撮影の瞬間に抱きついた・・・。可愛い妹なのですね・・・。さすがに。生徒手帳にははれないだろう・・・。
　すると【芽衣】の表情が緊張している・・・。【朋也】から離れた・・・。見ると【春原】がそこに立っていた・・・。その顔は・・・。兄の表情ではない・・・。彼女に会っていたと、、、機嫌が悪そうだ・・・。イライラしているようだ・・・。【芽衣】の持っているプリクラを取る【春原】。返して欲しいと・・・。すると、、、【朋也】がここで演技をする。【芽衣】と付き合っていると・・・。昨夜も泊まったと・・・。呼び捨てに、、、二人きりだったと・・・。それでも、、、お前は何も言わないのだな・・・。待てよ・・・。待ってって・・・。聴こえないよ・・・。何でそうなるのさ・・・。とつぶやいた。お互いにふりかえる事はできなかった・・・。それっきり・・・。挑発したのに・・・。何も言わないと・・・。そこには、頼りになる兄貴がいなかった・・・。【芽衣】の事がどうでもいいと・・・。【芽衣】はこのままじゃ帰れないと・・・。もう一度、サッカーをして貰いたいと・・・。前みたいなお兄ちゃんに・・・。それでも、、、サッカー部には戻れない・・・。【芽衣】だって知っている・・・。それでも、、、それしかないと・・・。思うのだった・・・。