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アンジェラ・スクーラー ルビー・バートレット サイン 007

007第6作目「女王陛下の007」のボンドガールとのことであるが、WEBで調べてみてもボンド・ガール一覧にも載っておらず、詳細は良く判らない。従って他の出演作なども不明である。サインは非常に素直で判りやすいサインである。
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弥勒の月 あさのあつこ

作者が時代小説を書いているということを知らなかったので、本屋さんでみつけて「どんな本だろう」と思って読んでみた。それほど多くの時代小説を読んでいるわけではないが、時代小説独特の雰囲気のようなものはこの本からも感じられた。そんな中で本書が際立っているのは、ストーリーにおけるミステリー性の強さと、登場人物の造形の面白さである。本書の主人公は、芯の通った正義感、合理性、冷徹さ、人間や社会に対する不信などを併せ持った非常に複雑な人物である。その複雑さのため、時にはびっくりするような不道徳な言動をする主人公は、ある意味でアンチ・ヒーローのような存在だ。以前このブログで「時代小説の持つ不自由さ」について書いたことがあるが、その不自由さに主人公自身が悩んでいるように思える。この作品だけでは主人公について全てが語られていないというのが正直な感想だ。そう思いながら読み終えたら、解説にすでに同じ主人公の続編があると書いてあった。作者としてもまだ主人公について書き足りなかったことがあったのだろうと納得した。なお本書の解説は、読後の満足感や余韻を倍加させてくれる非常に秀逸な解説だ。(「弥勒の月」あさのあつこ、光文社文庫)
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