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盤上の夜 宮内 悠介
自分自身は、名前を聞いたことしかなかったのだが、本書の著者略歴をみて驚いた。作者は、デビュー作の本書で、日本SF大賞受賞、直木賞候補作という華々しい登場ぶりを見せ、さらに第2作目も直木賞候補、日本SF大賞特別賞受賞という、何だかすごい経歴のた作家だという。読み始めて、評判になるだけのことはあるなぁと感心してしまった。チェス・将棋・囲碁といった盤上のゲームを題材に、SF小説とも幻想小説ともいえるような不思議な世界が、次々に展開される。6つの短編が収録されているが、どれ1つとっても、新しいアイデア、違う世界観で満ち溢れている。しかも、最初と最後の短編に同じ登場人物が登場し、全ての短編の背後にあるものを感じさせるというウルトラ級の構成にも驚かされた。こうした作者について名前しか知らず、こうした名作を文庫になるまで知らなかったというのには、我ながら少し落ち込んでしまった。第2作目以降も読み続けていきたいと思うが、1つ心配なのは、乞われるままにあまりたくさん作品を書くと、そのうちにアイデアが追い付かず、難解な作品に逃げ込んでしまうということがないようにしてほしいと思う。(「盤上の夜」 宮内 悠介、創元SF文庫)
(出張などにより10日ほど更新をお休みします)
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