書評、その他
Future Watch 書評、その他
カレンダー
2019年7月 | ||||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |||
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | ||
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | ||
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | ||
28 | 29 | 30 | 31 | |||||
|
goo ブログ
過去の記事
カテゴリ
サイン集(559) |
コレクティブル(495) |
読んだ本(2913) |
映画、観劇、音楽、その他(251) |
Weblog(2) |
最新の投稿
あしたの名医2 藤の木優 |
四つの白日夢 篠田節子 |
血腐れ 矢樹純 |
うそコンシェルジュ 津村記久子 |
虹のアート展2024 |
山手線が転生して加速器になりました。 松崎有理 |
町なか番外地 小野寺文宜 |
しっぽ学 東島沙弥佳 |
藍を継ぐ海 伊与原新 |
急がば転ぶ日々 土屋賢二 |
最新のコメント
htsunai/絵画展 コートールド美術館展 |
芋田治虫/王室と不敬罪 岩佐淳士 |
omachi/いつかの人質 芦沢央 |
Unknown/古書店アゼリアの死体 若竹七海 |
野っ原/ようこそ授賞式の夕べに 大崎梢 |
mimizuku/三月 大島真寿美 |
岡本 絵里奈/ミャンマーの柳生一族 高野秀行 |
神崎和幸/おれは非情勤 東野圭吾 |
bigboss/1959年 ワールドシリーズ |
衣恵/るり姉 椰月美智子 |
最新のトラックバック
ブックマーク
goo
最初はgoo |
プロフィール
goo ID |
yb2007 |
性別 | |
都道府県 |
自己紹介 |
非公開 |
検索
gooおすすめリンク
URLをメールで送信する | |
(for PC & MOBILE) |
石の世界 山田英春
石の模様についてその凄い世界を垣間見させてくれる一冊。「はじめに」で述べられているが、本書は、石の分類とか組成とかではなく、ただひたすらにその模様だけに焦点を当てて、その素晴らしさを多くのカラー写真で見せてくれる。最初に登場するのは、なぜかまるで風景画をみているようなフィレンツェの石。これが自然の造形だとは信じられないような絵画のような模様。続いてアメリカで話題になったカラフルなモリソナイトという石。発見者モリソンの謎の生涯とともに著者の石への思いが熱く語られる。デンドリテックアゲートという石はまるで石に樹木そのものが閉じ込められたような造形。その他、まるで現代アートのような石、神秘的な模様、現代アートのような幾何学模様の石などが続く。見ていて本当に飽きない不思議な世界だ。読んでいてずっと感じるのは、地学的な知識がなかった昔の人々がこれらの石を見て何を思ったのかということだ。石の中の風景画と古生物の化石を見た時、一方が偶然の産物でもう一方が本当の生物の痕跡ということにどうして思い至れるだろうか? 読み終えて、なんだか石を集めてみたくなってしまった。(「石の世界」 山田英春、ちくま新書)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )