goo

絵を描く悦び 千住博

先日見に行った「千住博展」のギフトショップで購入した一冊。現代日本画の千住博が、芸術系大学への進学を希望する専門学校生向けに行った講義を記録した内容。「ここはこういう風に描くべき」とか「画家にはこういう心構えが大切」といった感じのまさに画家の卵に向けたメッセージが続くので最初はやや戸惑ったが、次第に
これは画家は作品から何を感じて欲しいのか、あるいは鑑賞者は作品をどう見れば良いのかということの解説書でもあると気づいた。読んでいて自分も絵が描きたくなってしまった。こういう授業を聞いて励まされた学生も多いだろうなぁと思う。ありそうでなかった良い本だと思う。(「絵を描く悦び」 千住博、光文社新書)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )