道徳は復讐である―ニーチェのルサンチマンの哲学 (河出文庫)永井 均河出書房新社このアイテムの詳細を見る |
ニーチェは学生時代に読んだ。
僕には永井さんのような理解をすることが出来なかったと認めざるを得ない。
ニーチェがキリスト教的道徳と蹴っ飛ばしたのは知っているが、
ニーチェの言う「ルサンチマン」は正しく理解できていなかった。
ニーチェが問題にするルサンチマンとは、つまり、
自分にはできないことの肯定の仕方として、
原因を突き止めたり、言い訳をならべるのではなく、
「しないことが善なのだ」とすることだと理解した。
現代では、それが完璧になされているので、
なぜそれが善なのか、或は、なぜそれをしてはいけないのか、
と問うことさえ困難だという。
正直、分かったような分からないような。
具体例が欲しい。
川上未映子との対談は、マヌケな僕にも分かった気にさせてくれた。
法律とは違う道徳ってヤツの力。
道徳、意識して縛られないようにしてるけど
その意識の奥深くに植え付けられているのよね。
僕は臆病になりたくないだけ。
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