■東京駅→安房鴨川駅
9:00ちょうどの「わかしお3号」で東京から出発進行!
京葉線ホームは某遊園地へ向かわれるアベックさんや家族さんで
すごい賑わいでしたが、特急ホームは混雑も酷くなくて助かりました。
駅弁・飲み物を買ってから乗り込みます。
”ザッカー”ももちろん持ってます(笑)
どうしても読みたい…という某氏はもちろん居ませんが(^^;)
電車は257系、これには初めて乗ります。
車内は明るくも落ち着きあるインテリアですね。
房総半島の海と花をイメージしたんじゃないかと思われるのですが
なかなかに良い感じです。
車内は空いていて、自由席にも余力がある感じです。
まぁオフシーズンですからしょうがないと言えばそうなんですが、
高速1000円の余波は間違いなくあるような気もします。
地下区間から出て一気に高い高架の上へ出ると、
大渋滞中の首都高湾岸線を越えます。
高速道路1000円政策が良いのかどうか考えさせられる光景です。
おかげで電車は空いている訳ですが…。
高い高架上から海を見ながら進んでいきます。
ここでさっそく駅弁タイムです!
買ったのは「たいめいけん」の「オムライス&かにクリームコロッケ弁当」
冷えてても美味しい風味豊かなオムライスと、
サウザンアイランドソースが添えられた円やかなカニクリームコロッケ、
珍しい洋食仕立てのお弁当です。
オムライス…というよりはチキンライスにオムレツのせなんですが
中がふんわり柔らかいオムレツをチキンライスに広げて
ケチャップを広げれば、それはまさしくオムライス!
美味しく頂きました(^^)
飲み物はポンジュース。
オムライスセットにオレンジジュースって、
おれはお子様かいな(笑)
でも美味しいものはいくつになっても美味しいのだ!
曽我までの京葉線内では雲間から日が差していたものの、
外房線に入ってからはどんより曇り空です。
予報では晴れて暖かくなる…とのことでしたが。
しかし海を間近にした頃から一気に雲が切れ、日が射してきました。
勝浦あたりから海が見え出す頃には良い天気に!
さすがは晴れ男(笑)
波間にはサーファーが見えます。
けっこう波は強いようです。
目的地で浜に降りられるかしらん?
終点の安房鴨川には定刻に到着です。
257系、なかなかに快適でございました!
顔は何ですが(^^;)
■安房鴨川駅→江見駅
たった2駅ですが、接続がさほど良くなく、
ホームで30分弱待つことに…。
まぁ写真など撮って遊んでいればあっという間ですが(^^;)
電車は211系…豪快にロングシートです(笑)
新しいと思っていた211系も引退はそう遠くないとか。
時が流れるのは早いものです。
昼前の車内は音もなく静かで暖か…、
どこか田舎のバス停の待合室を思わせますです。
こちらも定刻どおりに発車。
車内はがらがら。
海を右手に見ながらのんびり走って行きます。
江見駅にはあっという間に到着。
ここは古い木造の駅舎が残っているということで
目的地に選んだのですが、非常に良い感じです。
嵩上げされてないホームに「よいしょ」と降りる感じは
古き良きローカル線の旅の味わいです!
味のある駅舎も無人ではなく、ちゃんと駅員さんがいらっしゃいました。
年配の駅員さんでしたが、良い感じです!
切符に無効の判を押していただきました。
そして海に向かってテクテクと歩いていきます。
古い家の多い狭い路地を曲がると海が見えてきました。
波は荒いが待望の大海原です。
浜に降りられそうなところを探して海際をのんびり歩きます。
いいなぁ…こういうのをしたかったんだ~!
近くの岩場にはでかい波が打ち付けて、飛沫で白く煙っています。
浜のあるとこまで来ましたが、護岸の際まで波が来ています。
降りるのは難しいかなぁ?
程好い景色のところに到着。
やはり浜に下りるのは厳しいですが
それでも大きく広がる大海原に美しい波頭が波打つ様は
期待以上の良い景色です。
波の音も盛大に聞こえます。いいなぁ~!
護岸の上からのんびりと海を眺めたり、写真を撮っていたりしたら
あっという間に列車の時間が来てしまいました。
後ろ髪引かれる思いですが,駅に戻ります。
駅に帰り着くと、列車の時間ギリギリ。
駅員さんが「もう列車が来るよ~!」
券売機がない駅です。切符はまだ買ってないというと
「おお、それじゃ急いで出すからね、どこまで?」
「千倉までです~!」
切符を貰ってホームに出ると電車が滑り込んできました。
待望の113系です。
しかし撮る間もなくあっという間に出発です。
間に合って良かった~!
また海際のボックスシートを占領してさっきまでいた海を
ながめつつ江見を後にします。
良い駅と海でございました!
また来てみたいですね。
■江見駅→千倉駅
江見からの電車は113系…
昔は兄弟分の115系共々掃いて捨てるほど居た訳ですが、
ここのところ本当に珍しくなりました。
キハ58系も、その存在をごく当たり前に思っていたら
いつの間にか消えてしまいました。
こういうロケーションで近郊型電車に乗れる機会は
もうそう多いことではないのかもしれませんね…。
しかし…あの背ずりが直角のボックスシートに座って
窓を開けて旅できるのは本当に良いものです。
タタン、タタン…というジョイント音や揺れ具合も
本当に良いものです。
旅してる!って気になりますよね。
しかも車窓には青い海が広がるんです。
たびテツの私にとってはこれ以上ない幸せな時間です!
堪能していたら、あっという間に下車する千倉駅です。
慌てて列車を降ります。
恍惚としていて危うく乗り過ごすところだった…(汗)
でも出来ればもう少し長い時間乗っていたかったなぁ…。
千倉ではちょっと遅めの昼飯です。
駅からちょっと歩いたところに美味しい手作りピザ屋さんが
あるそうなんです。
「Pizza Indy’s」というこのお店、
かつては移動販売車に大きな釜を積み込んで、
南房のいろいろなところで手作りピザを売っていたそうです。
美味しいピザは評判を呼び、去年だかに固定のお店を
この千倉にオープンさせたのだそうです。
詳細はお店のHP参照でよろしくです(笑)
(ググると出てきますです~)
手作りゆえに材料がなくなった時点で店仕舞いとのこと。
心配しておりましたが、無事にピザにありつくことができました♪
お味は「まいう~」じゃなくて「しゃすでり」です!
熱々のピザをほおばると、口に生地の酵母の素晴らしい香りが広がって
その後、具や生地の味が一気に襲ってくる感じです。
具材も個々が吟味されているようで、具材によって生まれる味の違いが
本当に面白いです!
これはそうそう食べられるピザではないと思います。
上から
「ソーセージと3種のキノコピザ」
「自家製スモークハーブチキンのピザ」
「緑のピザ(自家製バジルとニンニクのピザ)」
私、バジルの香りが大好きなもので、
下の緑のピザの香りと味わいは特に悶絶モノでした(^^;)
お店の中はまるでアメリカのようです。
洒落た店内で美味しいピザを食べられる…ということでは
デートの際に立ち寄っても良いお店に思えます。
電車旅の特権で、ビールも注文。
美味しいビールとピザをおなかいっぱい頂いて
大満足です!
千倉に来ることがあったら必ずまた立ち寄りたく思います!
食後にまだ時間があるようだったので、
お店のご主人に道を聞いて再び海を目指します。
10分ほどで千倉・瀬戸浜に出ました。
そしてここは先の江見の浜よりも広いので、
波打ち際まで歩いていくことが出来ました。
ここもいいところだなぁ~!
情緒豊かに旅をして、美味しいもの食べて、良い景色を見て…。
ああ、心の中の疲れや憂いが吹っ飛んでいくのが
自分にも分かるような気がします。
身と心を削って、自身の全てを注ぎ込んでの本作りは
他とは比べようがないほど楽しいけれど、
はっきり言って疲れる時もあります。
そんな疲れも吹き飛びました!
これでまた元気に頑張れます!!
よーし…!
冬コミ頑張るぞー!
…と気合を入れる私でありました(^^;)
■千倉駅→東京駅
千倉駅にはちゃんと余力をもって戻り、
ここからは一気に東京へ戻っていきます。
千倉から館山までは房総にやってきたばかりの
209系に乗車となりました。
これで今房総を走る全ての形式に乗ったことになります。
209系も当初はとやかく言われるでしょうけれど
大きな窓で房総の旅をより良く演出して行ってくれればと
思います。
帰りの「さざなみ16号」は短い5両ですが
思いの他多くの乗客を乗せて館山を後にします。
何だかんだ言って、けっこう南房って観光客多いんですね。
心地良く疲れたので、ウォークマンを取り出して、
ピアノ・ジャズなど聴きながらまったりと…たまにうとうとしながら
東京まで過ごします。
リクライニングを倒して、夕暮れの車窓を眺めながら
ジャズを聴くのって、本当に癒されます。
先日の大阪行きで知ったことなんですが
これまたやっぱり至福の時間です(^^)
東京には定時到着。
新宿でちょっとカメラなど眺めてからの帰宅でした。
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以上、良い旅でした!
これでまた明日から思い切り頑張れますよ!
精神・肉体ともに完全復活です!
冬コミ、精一杯努めますので宜しくお願いいたします!
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