イギリスのテレビ番組なんですが、アマチュアの参加者たちが
テーマに沿ったケーキなどのお菓子を作り
誰が一番良かったかを競う番組です。
イギリスでかなり人気の番組らしく、日本でもEテレなどで放送されています。
一度、真面目に視聴したのですが、参加している人はアマチュアなので
技術的に不十分だったり、味がいまいちだったりもするんですが
回を重ねるごとに腕を上げ、素晴らしいアイデアを形にし
最終的には、プロ顔負けのすごいケーキを作っちゃうんです。
審査員はプロの人なので、プロの視点でジャッジしていますが
見ている素人の私でも、すごいのがわかります。
この番組のスピンオフとしてあるのが、ソーイングビー
という裁縫の番組。
この前、初めて見たんですけど、こちらもとても面白かったです。
まだ途中だけど。
こちらもアマチュアの参加者たちが、お題に従って
それぞれ服を作ります。
最初は、型紙を与えられ、自分で選んだ布でパンツを作るという課題でした。
なんというか、そんなに難しく無さそうなんですよ、それ。
結構基本的なワイドパンツで、シルエットを工夫するわけでもなく
ポケットを付けたり、ベルト部分を付けるのが
まあ、面倒かな?というくらいで、これなら私も作れるなあという感じ。
イギリス全土から集まった裁縫自慢なら、こんなの簡単にできるのでは?と思ったら
意外と寸法を間違えたりとか、まっすぐ裾が揃わなかったりとか
服として、着れないレベルのものを作る人もいました。
なんだ、この番組は。
ただの素人が何人も出てきて、競うの?
と思ったんですよね。
すごく上手な人もいましたけど。
確かに、布選びも大事だし、制限時間内に仕上げるのも大変なんだと思いますけど
それにしても、普通の人じゃない?と思いました。
そして次の課題は、エコバッグをリメイクして
服を作ろう、というもの。
これが面白かったのです。
どんな服を作ってもOKだから、それぞれ個性が出ているし
ちょっと思いつかないような発想で、素敵なデザインの服を作るんですね。
色や柄の合わせ方にも、センスが出ますし。
ああ、これは技術ではなく発想力や
デザインセンスがキーポイントなんだと思いました。
そして次の課題は、クロッシェというかぎ針編みのブランケットをリメイクして
モデルの女性に合わせた服を作るというもの。
布ではないので、扱いが難しいのと、特徴を生かせるか、
というのがポイントなのかな。
本当にそれぞれ全く違うタイプの服を作っていて素晴らしかったです。
アイデアは素敵でも、うまく縫い合わせることができず
服としてNGなものを作ってしまった人が脱落しました。
物を作るというのは、技術力も去ることながら
いかに素晴らしいアイデアを形にすることができるか?
ということなんだなーと、私は感じました。
アイデアって、その人の中にしかないもので
唯一無二ですよね。
いくら上手に作っても、唯一無二のものには敵わないんだなあ。
裁縫は、ある程度の知識と技術がないと、もちろん服にできないので
勉強する必要はあるけれど、重要なのはそこではないのですね。
私は裁縫が好きなので、時々簡単なものを作りますが
やはり知識不足を感じたり、ミシンの使い方がわからなかったりと
人に教えてもらわないと、だめかなあと思うこともあります。
でも、わざわざ習うほどの意欲はないです。
自分で調べながら、少しずつ覚えています。
でも、この番組を見ていて、それでも良いのかなと思いました。
しっかりと基礎知識や技術を身につけるのは大事だけど
そうじゃなきゃ作れないわけじゃない、というのがよくわかりました。
あとね、人に教えてもらうことで、私は固定観念を自分の中に植え付けてしまうんじゃないかな
という懸念があります。
自由な発想を邪魔してしまう、ということ。
色んなことを知った上で、自己流ができれば一番良いのかもしれませんけどね。
こういうブログだって同じ。
プロなら、書き方のルールとか、効果的な話題の展開の仕方とか
色々あるんでしょうけども、個性丸だしで好きに書いている良さもあると思います。
上手じゃないけど、面白いっていう。
この番組を見ていて、私も自由な発想で、ハギレで何かを作ってみたくなりました。
創作って楽しいんです。
それには、たくさんの素敵なものを私の頭にインプットしなくてはね。
アウトプットに繋げるために、あらゆる美しいもの、面白いものを見ようと思いました。
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