この前、久しぶりに図書館に行って、数冊本を借りてきました。
メインは、「きょうの猫村さん」。
ほんと、この漫画好きで、猫村さんがかわいくて。
でも人間のよくある心理描写もあって、ちょっと考えちゃったりもします。
内容は、わりと大人な感じですけど、なぜか息子もお気に入り。
時折出てくる、猫特有の仕草とか、絵がとてもかわいいんですよ。
妙に人間ぽい猫村さんが、とても魅力的。
さて、今日は別の本のことを。
こちらも漫画なんですけど、内容はノンフィクション。
あの有名な「エホバの証人」という宗教を信じていた人が
辞めるまでのお話です。
以前、これの続編
を先に読んでいましてね。
宗教をやめたあとにも、なかなか頭が切り替えられない葛藤があったり
宗教の影に怯えたりと、
長年信じていたことを辞めるというのは、簡単じゃないよなあと思いました。
まず、宗教は自由なので、信じている人も信じない人もいて良いし
どの宗教だって良いわけです。
ただ、人を巻き込んだり、縛り付けるようなことはいけませんね。
暴力なんてもってのほか。
私は無宗教ですが、そこここに神様は居ると思っていますし
信仰心があるのは、その人が幸せに生きるためならばいいと思っています。
イスラム教なんかは、そこで暮らす人々の生き方そのものですしね。
最近は来ませんが、以前は頻繁に家に宗教の勧誘が来ていました。
勝手に紙切れを入れて行くのなら良いのですが
人の時間を奪ってまで、しつこくお話をされるのは本当にやめてほしい。
これは宗教に限りませんけども。
ずいぶん前のことですが、一時期エホバの証人の方々に
ターゲットにされたことがありました。
なんでだよ…。若かったからかな。
彼らは、本心から、良かれと思って私に素晴らしいことを伝えてあげよう
という気持ちで話されているのは、よくわかりました。
聖書の言葉を用いて、子育ての役に立てて欲しいとお手紙までくれたり。
確かに聖書の言葉の中には、心に残るものもありました。
そのお気持ちは、ありがたいのですけど、それなら私、勝手に聖書読んどくし。
で、一番びっくりしたのは
「妻は夫に従うべきですよね」と、さらっと言われたこと。
ぎょっとしました。
この人、ナチュラルにとんでもないことを他人に言ってるよ。
その当時、私は元夫に思い切り反抗し、離婚した後でしたので
私はその宗教の教えとは、正反対の人間なわけです。
それに、誰々に従うべきって…
誰でも自分の意志を持って、自分の思うように行動していいんですよ?
なんか、このトンデモ発言をさらっとしてしまうところが、怖いなーって思いました。
この思考だと、子供は親に従うべき
とかも言うんだろうなあ。
幸い、私は勧誘できないと思われたのか、しばらくして
熱心な布教活動の人は来なくなりました。
最近また別の宗教のリーフレットが入っていましたけど
誰々に誰々の霊が憑依してるとか書いてあって
かなり面白かったです。
何をどう思うのかは自由だけどさー。
話は戻りまして、この漫画では、作者のお子さんの病気がきっかけになり
宗教に対して疑問を持ち、変わっていきます。
スピリチュアル的な視点で言いますと、お子さんが自らの体を使って
ご両親に教えてくれたんだと思います。
自分の意志で、自分の自由に、したいことをして生きていいと。
だからきっと、ウソのように病気も完治したのだと思います。
変わったから。
親子の愛があって、変われたということですね。
自身の母親によって、宗教に入れられ洗脳されたけれど
自身の子供によって、そこから抜け出せた。
親子って、誰よりも深い関係ですからねえ。
夢中になって一気読みして、頭が痛くなりました。
私の母が、信心深くないクリスチャンで良かったと思いました。
宗教の話はタブーみたいな空気ありますけど
子供にはしっかりと、話すことにしています。
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