吉行和子さん主演の映画「燦燦」を友人と観て来ました。
30代の若い監督の映画とは思えぬ、
高齢の方が観ても、胸がきゅんとするような映画でした。
77才のたえさんが、「人生の花道を輝かせたい」と婚活するお話。
その切実な思いは、たえさんのことが分るにつれて、
胸にしみ込んできます。
「婚活~。」と、笑っていたのが、
たえさん、幸せになってと、応援する気持ちと、
み~んな、輝きたいのよ。
生きているんだもの・・・と。
ご主人を亡くしている友人は、色々なことを思い出したようで、
涙をポロポロ。
「笑える映画だと思ったのに、お父さんのこと思い出した。」と。
監督は外山文治さん。
4・5年前の28歳の頃に考えていた映画だとか。
ヒロインたえの姿は、長患いで外へ出られない生活を過ごした祖母を思い
「私の祖母が羨ましがってくれるようなヒロイン像を目指した。」そう。
吉行和子さん演じる、たえさんは、婚活する時とっても、若々しく輝いています。
普段は普通のおばさんになっているのが、さすが女優さん。
あんなふうに、歳をとれたらと、思わせるのが女優ですよね。(笑)
宝田明さん、私が子供の頃から、ダンディーなおじ様でしたが、
私が、おばさんになっても、そのままなのは、怪物???
山本學さん、真面目な紳士はお変わりなく。
良い映画でした。