子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

Earth day ねおす“地球でイキルチカラ”②

2011年05月09日 15時22分09秒 | 札幌まるやま校
●2日目 5月4日(水・祝)「炊飯器なしで炊くごはん」●

2日目は朝から雨。

シトシトと降っています。気温も寒い。

そんな中で本日は野外炊飯です。

みなさんはご自宅でお米を炊くとき何で炊いていますか?

炊飯器?

お鍋のおうちもあるかもしれませんね。

ですが、今回は電気もガスも使わずに薪で火をおこして、空き缶でご飯を炊きます。


余談ですが、この日はテレビの取材も入りました。






何はともあれ、まずは火をおこすことから始めましょうか……というところなんですが、先にもお伝えしたようにこの日の天気は雨、雨、雨。

たきつけも薪もしっとり湿ってぬれています。

雨だと簡単に火はおきないものなのですね。





そんな中でも子どもたちの創意工夫と、大人の知恵を振り絞ってなんとか赤い炎が顔をのぞかせてきました。

お米を炊く練習にまずはお茶を沸かしてみることに。




近くで採ったクマ笹をお茶にします。

「初めて飲みましたが、意外と美味しいですね」とお母さんたちにも好評でした。


お茶を飲んであったまったところで、さてお待ちかねのお米を炊きます。

火加減とかお米の様子とかを見なきゃいけないんだけど……煙がしみて目が痛い。




湯気がぷしゅーっと出て、ふたにしたアルミホイルがこぽこぽ。

お米と一緒に入れた水が沸騰して、空っぽになったら炊きあがりの合図。

お皿に出してみます。



空き缶をそのままお皿にしても食べちゃいます。




「いつも食べてるご飯とどっちがおいしい?」と聞いたら「空き缶ご飯!!」と返事をしてくれた子もいました。


いつもはスイッチ一つで炊けるご飯です。

炊飯器のご飯だってもちろんおいしい。

でも、今回のように雨の中、苦労しながら炊いたご飯の味はみんなにどんなふうに残っているのでしょうか。









●3日目 5月5日(木・祝)ヒモがあればできること●

アースデイ企画も最終日。

この日はヒモがあればできること、ということでロープを使っての講座です。

しかし、最初に渡されたのはロープだけではなくのこぎり、そしてソリ。

この2日、たくさん薪を使ったのでこれは補充をしなくてはならないなぁ、と思っていたわけですね。

倒木がたくさんある広場に行って、薪として使えそうな木を程良い大きさに切り、ソリに積んで運ぼう!という作戦です。

たくさんの薪を上手に積んで運んでくるためには、これまた上手にロープでくくらなければなりませんからひもの結び方も重要です。


さて、作戦通り上手くいくでしょうか。



まずは、薪として程良い感じにギコギコ。



ソリにたくさ~ん、はみ出るくらいた~くさん積んで。



落ちないようにするためにどうやってひもを結べばいいのかレクチャーを受けて。



実際に結んでみて。



運んでみたら大成功。





結び方がいろいろあって覚えるのがちょっと大変でしたが、なんとか2日間で使った分の薪は補充することができました。


ちょっとおまけにロープがもっとしっかり結べると、こんなものも吊るして遊ぶことができますね。






こうして3日間のプログラムがすべて終了いたしました。

テレビの画面や新聞の写真からでも痛いほど伝わってきた自然の力の大きさ。

こんな大きな震災は二度と起きてほしくはないけれど、絶対に起きないとも言い切れない。

もし、電気やガスが止まってしまったら……。

もし、家が壊れて屋根や壁がなくなってしまったら……。

考えると怖いけれど、もしものとき、ここで経験したことがご参加いただいたみなさま、また、お手伝いをいただいたスタッフのみなさまに何か少しでもお役に立てれば幸いです。





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