子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティ登別12月「ふゆのえんそく」

2008年12月06日 22時26分30秒 | いぶり校
◆ダイナミックなふゆのえんそく
この時期の鉱山は、ギリギリ雪が積もるか積もらないか、そんな感じです。
なので、雪遊びもできないし、かといって外は寒いし、
プログラム作りにかなり苦労をするのです。
が、そう、今の時期、森の中は葉っぱが落ちて明るく、
そしてまだまだ林道に車を入れ、広範囲に動くことができるのです。

そこで、「ふゆのえんそく」と称して、秀峰・カムイヌプリのふもとにある
「カムイヒュッテ」まで歩いていくことにしました。



三合目まで車を入れ、1.5キロの道のりを歩きます。
そうはいっても、本格的な登山でもあります。
しっかり準備運動をし、足をくじかないよう
慎重にストレッチをして登り始めました。



ふもとはそんなでもないのに、それでも山にあがると、
10㎝ほど積もっています。
時折つるりと足を滑らせながらも、13時ころにヒュッテに到着しました。

小屋の中は、ひんやりとしています。
最初は足が冷たいのですが、薪ストーブを焚くと、
だんだんあたたかくなってきました。
薪ストーブって、体中が溶けちゃうんですよね。



ということで、お昼ごはん後は、今シーズン初めての雪合戦!
登別で、一番乗りです。大人対子どもの、本気の雪合戦。
大人が守る小屋の横にある鐘を鳴らすべく、
斜面や小屋の壁をうまく使って忍び寄ります…。
ど真ん中を突っ込んでくる者、人の後ろに隠れながら要領よく来る者、
性格がよく見えますね。



ということで、あっという間に夕方。
16時ころに下山開始です。慎重に持ち運んだヘッドランプが、
ここで遂に登場です。
足元を照らしながら歩きますが、ふと顔をあげると、
眼下に幌別の夜景が見えます。
幌別の町って、こんなにきれいだったんだ。

16時40分に駐車場到着。もうあたりは真っ暗です。
慎重に車で降り、17時に鉱山着。速攻でお風呂に入り、
温まることができました。

◆それぞれの流れ、それぞれの思い
夕食までは、いつもの通り、自由に過ごします。
ご飯作りを手伝う人、絵を描く人、ホールで動く人、
図書室で本を読む人、トランプをする人。
ここまで積み上げてきた活動の中で培われたみんなとの関係を、
自分たちなりに駆使しながら思い思いに過ごすのです。





ゆったりとした時間でもありますが、
いつもうまくいくわけでもありません。
微妙にすれ違ったり、かみ合わなかったりということは普通にあります。
でも、そこに大人が不必要に介入することはあまりありません。
自分たちなりにうまく工夫し、解決させていくものなのです。
そのあたりは、ひょっとしたら大人の方が苦手かも知れませんね。

ちなみに、今日の食事当番はさとちゃんです!


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