子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティトレッキングくらぶ~八剣山~

2013年07月07日 18時51分48秒 | 札幌まるやま校

7月のトレッキングくらぶは南区にある八剣山です。

今月のテーマは「山登り×フルーツ狩り」

 

まずは真駒内駅からバスに乗って八剣山登山口を目指します。

バスが混んでいてずっと立ちっぱなし・・・でもみんな元気!

今回も晴れ男と晴れ女がそろい踏みなので晴天です!

八剣山てどんな形?

「八個の剣があるんだって」

山をみてみると確かに頂上付近の岩場がニョキニョキと延びています。

てんとう虫の看板がついた家を見つけたり、クワガタの頭を発見したりながら

バス停から登山口まで30分歩きます。

 

八剣山果樹園には動物もたくさん。ヤギや馬、アヒルなどがお出迎えしてくれます。

「安全に登っておいでよ」と馬が言ったかどうかはさておき。

準備運動をしていざ出発。

最初からやや急な上り坂が続きます。

高い樹木が頭上を遮る林間コースです。

今回初参加の子どももいたので、ゆっくりとジグザグに足下が滑らないように登っていきます。

それにしても今日は暑い。

こまめに休憩を取って水分補給&カツオセレクトの行動食をほおばります。

本日はキャラメル、せんべい、飴、ゼリー、ブラックサンダーというラインナップ。

既にチョコはでろでろ・・・

どんどん登る事40分、視界が開けて見通しがよくなります。

景色が変わると気分も変わる。疲れも吹っ飛んでいきます。

でもここからが気の抜けない、崖の脇と岩場を通る登山道です。

ロープや自分の手を使ってゆっくり確実に歩みを進めます。

始めはおっかなびっくりで腰が引けてましたが、だんだんと慣れていきます。

数カ所危険なところはフォローしましたが、無事に通過。

剣に辿りつきます。

ここからいくつかの剣をこえて山頂を目指します。

何やら大勢の人の声が聞こえてきて山頂に到着!

予定通りきっちり1時間20分で登頂です。

360度の大パノラマ、遠くの山には雪が残り、札幌の街の方にはドームも見えました。

この高度感を味わったら、少し下がった地点で休憩。

それにしても登山道上にはケムシが多かった・・・

足を出せばケムシ、手で岩をつかもうとするとケムシ。

登山中子どもたちは「ケムシ発見山」とこの山の事を言っておりました。

下りのルートを今来た岩場のルート「中央口」から降りるか、土の斜面が続く「西口」から降りるか話し合います。

「岩場は怖いけど土でズルズル滑るよりはまし」という結論に達し、

一番歩みの遅い子にペースをあわせて降りる事となりました。

下りではおしりや手をついてしっかりと降りる事を約束してしっかりと降りていきます。

何度も出現してくれたニホンカナヘビ?しっぽが青いのが多かった、どういうことだろう・・・

※図鑑で調べてみるとニホントカゲの幼体である事がわかりました。それにしてもきれいです。

つらい時でもこういう発見が気持ちを和ませてくれます。

下りは約1時間で下山となりました。

途中足が痛いという言葉も聞こえてきましたが、

しっかりと自分の足で全員降りる事ができました。

無事に到着するとこんな看板が!ありがとうございます!

さくらんぼの木の下でお昼ご飯。

トレッキングくらぶ恒例カツオの特製スープは「モチ入り鳥だしコンソメわかめスープ」です。

嬉しいおかわりの声もいただきました。

そうそうダニがついていないかチェックしないと!

ダニ体操。

ご飯の後はまったりとした時間を過ごします。

横になる、虫を探す、写真を撮るetc

さてフルーツ狩りですが、お腹がいっぱいでさくらんぼはちょっと・・・という声があったので、

「さくらんぼ狩り」と「クラフト体験」チームにわかれて活動。

クラフトは「石でつくるペーパーウェイト」

自分の好きな色で石にデザインを書いていきます。

絵も貼って完成!かわいくできました。自分の名前の頭文字!

こちらのチームはその後生き物探しです。

一方さくらんぼ狩りチームはと言いますと、

10個くらい食べられたらいいかな~なんて最初の発言とは裏腹にガンガン食べます。

食べ比べたのは2種類、こっちの方が甘いぞ~

赤くなっているのを求めて最良の木に辿りつき最後までそこから離れませんでした。

40個くらいは軽く食べたんじゃないでしょうか・・・

さくらんぼ狩り最高!の言葉もいただきました。

八剣山素敵なところです。

山もあって果物もあって動物もあって池もある。

もりだくさんで男の子チームは釣りがしたかったみたいだけどまた今度ね。

 

みんなに最後何が楽しかったかを聞いてみました。

山登りはやっぱりつらい・・・でも景色を見たとき、

自分の足でしっかりとおりてこられた時に味わう達成感は言葉には出せなくても表情で伝わります。

一歩一歩歩むからこそ辿りつける目標、みんなと一緒だから乗り越えられる課題。

その後に待っているプラスαの楽しいこと。

トレッキングくらぶでは帰りのバスでいつもこの寝顔に出会えます。

イエティトレッキングくらぶは山登りをとおして小さな旅をしています。

公共交通機関にのって目的地まで行くこと、車窓から見えるものが未知の心を躍らせてくれます。

その場所でどんな風景とであうのか?発見があるのか?どんな人たちと出会うのか?

ドキドキの心と山に登る自分とのチャレンジの時間が、

子どもたちにとってかけがえのないものになると信じています。

 

そんな事を考えながら毎回企画しているのですが・・・

次回は9月8日(日)石狩平野開拓の歴史をちょっぴり感じられる長沼「長官山」です。

ぜひご参加ください!

 

カツオこと高野克也


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