「小生」「不肖」「拙者」等は、本来は「拙(つたな)い者」の意味なのですが、実際には「優れていない自分」には使えません。例えば、社長に対して平社員が、真面目な顔をして「拙者に御用ですか?」と言うと将来が危うくなるかも知れません。
「僕(ぼく)」は、「僕(しもべ)」の意味で、本来は男性の召使いを指して言う語ですが、たまに女性でも自分を「ボク」と言う人がいます。それどころか、子供に対してならば兎も角、女性が大人の男性に対して「僕(ぼく)」と、第二人称として使用する場合もあり、日本では「ジェンダー・フリー」を越えているようにも思えます。
「卑弥呼」「邪馬台国」は卑字なので、高位な中原(ちゅうげん)から低位な四夷(この場合は東夷)へ当てがわれた漢字のようにも思えますが、中原にしてみれば当時の日本を朝貢国として扱いたかった筈で、卑な国の朝貢よりも、貴な国からの朝貢を受ける方が「中原の格が上がる」と考えるのが合理的です。
「卑弥呼」の当て字は、魏志倭人伝等に記されている「倭国の女王」が、対外的な自称(自分の意志)として名乗ったとしても不思議では有りません。つまり、「支那大陸の中原の皇帝」と対等な「邪馬台国(周辺海域も含む日本列島)の倭国(九州北部と朝鮮半島南部)の女王」と云う事です。
中華思想では「支那大陸(当時の全世界)」の中心地を「中原」と言うようですが、日本では自分を遜(へりくだ)るのが礼儀なので、尊大な相手に対しても「邪馬台国」や「倭国」「卑弥呼」などと、自ら卑字を当てても日本人ならば理解できます。
逆に、「中原」から良い名前を貰った場合は、自ら属国(朝貢国)である事を認めたか、少なくとも将来「中華圏に含める予定の国」であると考えられます。アメリカを中国漢字で「美国」と書くのも気になるところですww
「アメリカンドリーム」を真似て「中華民族の偉大なる復興」などと「中国の夢」を夢想する隣人が居るようですが、漢族やその他の被支配民族を含めて全て「中華民族」として認めると云う事は、日本人を「和族」「アイヌ族」「その他の移民民族」を統合して「日本民族」であると認めるのと同じです。
「中華民族」は認めても「日本民族」を認める日本人は滅多に見かけません。何せ、自民党を含む国会議員が全会一致で「アイヌ民族は北海道の先住民族」と決議したくらいなので、現代の卑なる邪馬台人は「アイヌ(アイヌ語で良い人の意味)を含む日本人は日本民族」である事を認めないと思います。
日本人は、太古の昔から自分を遜った言い方をしてきたのですが、それが通用するのは日本人同士の場合だけです。但し、日本人同士でも「慇懃無礼」になる場合が有るので注意が必要です。
「大和国の和人の女王」は、この「慇懃無礼」を利用して、「中華皇帝」に対し「邪馬台国の倭人の卑弥呼」を名乗り、「僕」や「拙者」の使用例と同様に「中華思想も大した事が無い」と伝えたかったのかも知れません。
「僕(ぼく)」は、「僕(しもべ)」の意味で、本来は男性の召使いを指して言う語ですが、たまに女性でも自分を「ボク」と言う人がいます。それどころか、子供に対してならば兎も角、女性が大人の男性に対して「僕(ぼく)」と、第二人称として使用する場合もあり、日本では「ジェンダー・フリー」を越えているようにも思えます。
「卑弥呼」「邪馬台国」は卑字なので、高位な中原(ちゅうげん)から低位な四夷(この場合は東夷)へ当てがわれた漢字のようにも思えますが、中原にしてみれば当時の日本を朝貢国として扱いたかった筈で、卑な国の朝貢よりも、貴な国からの朝貢を受ける方が「中原の格が上がる」と考えるのが合理的です。
「卑弥呼」の当て字は、魏志倭人伝等に記されている「倭国の女王」が、対外的な自称(自分の意志)として名乗ったとしても不思議では有りません。つまり、「支那大陸の中原の皇帝」と対等な「邪馬台国(周辺海域も含む日本列島)の倭国(九州北部と朝鮮半島南部)の女王」と云う事です。
中華思想では「支那大陸(当時の全世界)」の中心地を「中原」と言うようですが、日本では自分を遜(へりくだ)るのが礼儀なので、尊大な相手に対しても「邪馬台国」や「倭国」「卑弥呼」などと、自ら卑字を当てても日本人ならば理解できます。
逆に、「中原」から良い名前を貰った場合は、自ら属国(朝貢国)である事を認めたか、少なくとも将来「中華圏に含める予定の国」であると考えられます。アメリカを中国漢字で「美国」と書くのも気になるところですww
「アメリカンドリーム」を真似て「中華民族の偉大なる復興」などと「中国の夢」を夢想する隣人が居るようですが、漢族やその他の被支配民族を含めて全て「中華民族」として認めると云う事は、日本人を「和族」「アイヌ族」「その他の移民民族」を統合して「日本民族」であると認めるのと同じです。
「中華民族」は認めても「日本民族」を認める日本人は滅多に見かけません。何せ、自民党を含む国会議員が全会一致で「アイヌ民族は北海道の先住民族」と決議したくらいなので、現代の卑なる邪馬台人は「アイヌ(アイヌ語で良い人の意味)を含む日本人は日本民族」である事を認めないと思います。
日本人は、太古の昔から自分を遜った言い方をしてきたのですが、それが通用するのは日本人同士の場合だけです。但し、日本人同士でも「慇懃無礼」になる場合が有るので注意が必要です。
「大和国の和人の女王」は、この「慇懃無礼」を利用して、「中華皇帝」に対し「邪馬台国の倭人の卑弥呼」を名乗り、「僕」や「拙者」の使用例と同様に「中華思想も大した事が無い」と伝えたかったのかも知れません。