オメガねこ

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「ムーンショット計画」と「ヴァクシンショット計画」

2021年10月15日 | ものがたり
 「少子化対策」とは、私が考えるに「少子化を防ぐ対策」のような気もしますが、政府の定義によると「子供を減らす対策」のようです。

 「少子高齢化が進んでも100歳まで健康不安なく、人生を楽しめる社会の実現」と、内閣府の
「ムーンショット目標1」の「関連するエリアとビジョン」に書かれています。

 「ムーンショット(計画)」とは、ロシアの宇宙開発に遅れを取った事から、ジョン・F・ケネディが提唱したアポロ計画における人類初の月面着陸プロジェクトだそうです。日本は世界一の長寿国なので何処にも遅れを取っていませんが、若しかすると、今の日本は「健康不安を抱く老人」がロシアより多いのかも知れません。

 2019年の世界の平均寿命は、

    :(男女) :  男  :  女
日本  : 84.3: 81.5: 86.9
スイス : 83.4: 81.8: 85.1
アメリカ: 78.5: 76.3: 80.7
 (世界: 73.3: 70.8: 75.9)
ロシア : 73.2: 68.2: 78.0
インド : 70.8: 69.5: 72.2
ソマリア: 56.5: 54.0: 59.2

です。日本人の場合は「健康の為なら死んでも良い」くらいの事は考えるかも知れませんが、ロシアの男性は「健康に不安を抱く前に死んでいる」ので問題は無いのかも知れません。

 それは兎も角、「100歳まで健康で不安なく生きる」を人口統計学的に言うと「平均寿命」は100歳を超える事になります。平均寿命は、概算で言うと「0歳の人が、将来、約半数になる年齢」で、正確な式は、

ex=Tx/Ix

ex(平均余命);注目年齢(x)が0歳で、「e₀」の場合は平均寿命。
Tx(定常人口);生命曲線を積分した値で、注目年齢(x)から右側の面積。
Ix(生存数) ;注目年齢(x)の(当初の)生存数。

です。通常は、
平均寿命は寿命中位数(生存数が半数になる年齢)より若年になるようです。

 100歳までは殆ど死ぬことは無くても、100歳以降は「計画外」なので、保障も無く大量死が待ち受けています。現在の人口(1億2千万人)を維持するためには、「ムーンショット計画」が完全に達成されるまでは老人が増え続ける(100歳まで死なない)ので、「少子化」を継続する必要が有ります。政府はこれを「少子高齢化対策」と考えているフシが有ります。

 「ムーンショット計画」が成功する為には、新生児を毎年120万人補給し、120万人を超える世代の過剰分を均す必要が有り、そうする事で計画的に人口を維持する事が可能になります。

 計画が達成されてからは、100歳以上の120万人以上の人は確実に恒常的に死亡するので、問題は有りません。単に、人口統計から101歳以上の人を除外するだけで済みます。これは、「ワクチン接種後に何らかの理由で死亡した人」を、接種との関連性は無いとする事に似ています。つまり、「計画外の事案」は無かった事にすれば、解決するという事です。

 ここからは、
「セコい将棋オヤジさんのブログ」からヒントを得たフィクションなので、努々信じる事の無いようにお願いします。

 人口制御計画の「予行演習」は現在進行中で、過半数の「現生人類」は思い通りに動いています。これは「ヴァクシンショット計画」ですが、その計画名を知る人は、DS以外には数人しかいません。

 計算し易い様に、人口1億人の架空の島国を想定します。その国では、恒常的に一年間に100万人が誕生し、100歳までには誰も死亡しないので、100歳までの総人口は1億人になります。100歳以降のヒトは「計画外」なので人口には含まれず、数年かけて自然に、何らかの理由で消失していきます。

 勿論、歩留まりも考えなければならず、不良率を1%とすると、毎年1万人の予備人員を産生する必要があります。総人口の1%は百万人になり、この余剰分は「百年間」かけて基礎疾患などにより自動的に選別され、不良品として償却されます。
 
 「ヴァクシンショット」は、自分の健康維持のためには必要不可欠なので、皆が喜んでショットすることから、不安は有りません。各世代で年間「0.01%の確率」に支配される、極めて科学的で安定した、公平な社会体制が構築されます。

 この「0.01%」は、100歳を迎える前に「ショット後、何らかの理由で死亡する人」です。年間にして、各世代百万人中の百人なので目立つことも無く、「ショットとの関連性は無い」ので、不安に思う人もいません。



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