伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

久しぶりの友人と音楽談義・・・・・古楽器アンサンブルMusica Antiqua Kölnを聴く。

2016年05月14日 | クラシック音楽・オーディオ

先日久しぶりに、仕事場で友人Mさんとお会いしました。

拙宅の最近購入のLINNの事、やはり凄いとWanda Landowskaのとこ 仕事以外の音楽系統の話しで盛り上がりました。

又彼の得意は職人をも上回る木工技術、バックロードホーンを手作りされたそうです。

是非一度聞きたいところであります、Mさん曰く、未だ完成してないそうです。

その時にフランス・ブリュッヘンFrans Brüggen, 1934年10月30日 - 2014年8月13日)の

リコーダーの事で話が盛り上がり我が家には数枚のテルフンケン盤が・・・・・・

本日はフランス・ブリュッヘンの事をアップします。リコーダー、

フルート、フラウト・トラヴェルソ奏者、および指揮者。

オランダのアムステルダム生まれ。

アムステルダム音楽院、アムステルダム大学に学ぶ。21歳で王立ハーグ音楽院教授。

1950年代よりリコーダー奏者として活動を開始し、

リコーダーによる演奏の可能性を格段に広めた古楽界の草分け的な存在である。

チェンバロ、オルガン奏者のグスタフ・レオンハルトやチェロ奏者のアンナー・ビルスマらと共演を重ね、

1950年代から1960年代にはテレフンケン・レーベルに、1970年代にはSEONレーベルに多くの録音を残した。

ブロックフレーテとはドイツ語でリコーダーは英語です。

 

Telemann - fantasie nr. 3 (Brüggen)

 

彼の記事に、フランス・ブリュッヘンからメッセージ2013年1月のメッセージより引用

『18世紀オーケストラと私たちは、一般的に“ピリオド楽器”と呼ばれる、

作曲当時に使われていた楽器を用いることで、 作曲家の意図にさらに接近できるという強い信念を持っています。

楽器という手段だけでなく、 この世に存在する出来る限りすべての資料に当たり、それを頼りに、

作品や演奏法について学び、 探究し、掘り下げていくという作業が非常に重要であると考えています。

リコーダー、フルートの演奏家としてキャリアをスタートし、1981年、自身の管弦楽団、

18世紀オーケストラを創設し指揮者に転向。

バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなどの楽曲を、作曲された当時の演奏法と楽器で再現する、

古楽器演奏のパイオニアとして活躍した。

 

モーツァルト: クラリネット協奏曲 イ長調 K.622 エリック・ヘプリック / ブリュッヘン / 18世紀オーケストラ

 

2年前(79歳)で亡くなっています。

 

ムジカ・アンティクヮ・ケルン(ラテン語: Musica Antiqua Köln, 但しケルンの表記はドイツ語による)は、

1973年にラインハルト・ゲーベルと、ケルン音楽大学の卒業生によって結成された古楽器アンサンブル。

2007年に、30年間の演奏活動や録音活動、演奏旅行に終止符を打って解散した。

自ら創設し、『古楽』の膨大なレパートリーを採掘、再発見、そして演奏に取り組みました。

時には『やり過ぎ』ではないか、と疑問視される向きもありました。

『問題児』とか『異端児』とかと見られることもありました。

そういうゲーベルですが、『古楽』という分野ではむしろ世に広く認められ、 正統的と評されるまでになりました。

ラインハルト・ゲーベル(1952~)はドイツ出身の古楽器演奏家で

ケルン音楽大学の卒業生で結成したムジカ・アンティクヮ・ケルンを率いて数々の名盤を生み出しました。

ゲーベル自身は左手でヴァイオリンを弾く珍しい演奏家で弾きながら指揮も行うマルチな方です。

特にバッハに関しては名盤揃いで、今回紹介する管弦楽組曲全集の他にフーガの技法、

ブランデンブルク協奏曲は必聴の物です。

ブランデンブルク協奏曲では恐ろしいスピードながら全く縦の線やアンサンブルが崩れません。

相当にレヴェルの高い演奏が堪能できます。

 

J. S. Bach - Brandenburg Concerto No. 1 in F major BWV 1046 (1/3) - Musica Antiqua Köln

 

しかし残念ながらムジカ・アンティクヮ・ケルンは数年前に解散してしまい、ゲーベル自身も病気のため引退しました。

1982年4月(ハンブルク) 1985年5月(ケルン) デジタルステレオ録音。レーベルはアルヒーフ。

今回のバッハ 管弦楽組曲全集には今では偽作扱いの第5番が収録されていて、興味深いです。

 

Bach Orchestral Suite no. 3 BWV 1068, Musica Antiqua Köln

 

演奏は速くてアクセントの効いた旋律が楽しめますが、

ブランデンブルク協奏曲程ではなく 比較的落ち着いています。

それでいてトランペット、木管楽器群のコクの有る音色が余韻として残ります。

現在筆者は此のフーガの技法を良く聴くようになりました。

まるで現代音楽のような不思議な主題が印象的なこの曲集は、バッハ後期の名曲であるばかりでなく、

古典対位法の集大成ともいえるクラシック音楽の金字塔です。

個人的はGustav Leonhardtのクラブサン奏でるフーガの技法を聞いています。


フーガの技法特集 BACH Die Kunst der Fuge contrapunctus1,Leonhardt/Walcha/Hashida Bach Fantasy(audio)