<監督>リドリー・スコット
<キャスト>ラッセル・クロウ、ケイト・ブランシェット・マックス・フォン・シドー
ウィリアム・ハート・マーク・ストロング・オスカー・アイザック他
映画『ロビン・フッド』予告編
「グラディエーター」のR・スコット監督&主演R・クロウがまたもや強力なタッグを組み、中世の伝説の義賊ロビンの誕生秘話をスリリングに描いたスペクタクル超大作。R・スコット監督&主演R・クロウは期待通りで実に面白い・・・・・・
10年前の「グラディエーター」でローマ帝政に反逆する男を演じたラッセル・クロウが、本作で演じるのは中世封建制度に反旗を翻す男。クロウの役柄はきれいに「対」になっている。
「グラディエーター」公開直後から続編の噂はあったが、それがこうした壮大な形で実現したとも見えるのだ。なんと行ってもジョン王役のオスカー・アイザックの演技が良くこの映画を盛り上げる。実に良く似合っている。
12世紀末。イングランドの獅子心王リチャード1世率いる十字軍遠征隊の兵士ロビンは、フランス軍と交戦中に王が落命したことを知り、帰国の途に就く。
その折、王冠をイングランドへ持ち帰る役目を担う騎士ロバートが、フランスのスパイである裏切り者たちによって闇討ちにされる現場に遭遇。瀕死のロバートから形見の剣を父のもとへ届けてほしいと頼まれたロビンは、かくして彼に代わって、王冠と剣を届ける役を担うことに・・・・・・。
伝説の義賊、ロビン・フッドの物語を『グラディエーター』のリドリー・スコット監督と、ラッセル・クロウの黄金コンビが手掛けた歴史スペクタクル大作。12世紀のイギリスを舞台に、勇猛果敢なヒーローの戦いぶりを活写する。
もうひとつの動機は、“オレなら英国をこう描く”という英国人監督によるお国自慢ではなかろうか?
まず、いい役を演じるのは、いかにも英国風な偏屈で味のある老人たちばかり。主要登場人物はみな壮年以上で若者はいない。
果たしてラッセル・クロウは適役なのか?このロビン・フッド、苦み走った眉間のシワが渋すぎないだろうか。しかも汗臭くどう猛な感じ、軽快なフットワークで木の上から弓を放つ姿など、どうも想像できない。
ロビン・フッドというとどこか若葉色のイメージがある。全体的にカーキ色が過ぎないか。意見はそれぞれあるが、此の程度の渋みがある感じが好きだが、「グラディエーター」とカブる!そして色調は、英国の曇天と冷気だけが生み出す独特のもの。
村の建造物や古い剣の造形にはケルト文化の名残があり思わず納得してしまう。こうした細部まで行き渡る監督の美意識が、骨子は単純なこの物語に、深い奥行きを与えている。クライマックスに海辺の攻防戦を持ってきたのも伝統ある“海の覇者”大英帝国の誇り故だろう。
そして、「プライベート・ライアン」の上陸場面のリドリー・スコット版ともいうべきこの場面では、跳ね上がる水しぶきの形状までが、物理法則ではなく、監督の美学に沿って変貌するのだ。
日本の天海祐希の感じが似てると思わす、当にイケメン女優のケイト・ブランシェットの相手役が実に似合う。
見所も多き、海辺での壮絶な戦闘シーンも参加している。
最新の映画イングランド王女エリザベス1世を演じた「エリザベス」も面白い。
ケイト・ブランシェットさんは、謙虚な性格である女性だと言われています。
米誌『People』の「最も美しい50人」の1人に選ばれた時には、「綺麗に見えるとしたら幻影のようもの。普段は鏡も見ない」と言っていたそうです。外見以外でも、自分が受けた高い評価に天狗になることなく、謙虚な姿勢で物事に取り組む姿はとても好感度が高いのだそうです。
映画の前半と後半で描かれるイングランド対フランスの壮絶な戦闘シーンは必見だ。イギリスの伝説的英雄。実在の人物か、中世のバラッドがつくった人物か、出自については諸説がある。12世紀ごろシャーウッドの森にリトル・ジョンやタック修道士らの仲間と住み着き、悪代官や横暴なノルマン貴族、僧侶(そうりょ)から金品を奪い、貧者に分け与えたと伝えられる。
みごとな長弓の腕前や、貧者に施す義賊ぶり、牧歌的な森の生活が共感をよび、イギリスでもっとも人気のある民衆的英雄であるそうです。昔ショーン・コネリー/ヘップ・バーン又ケビン・コスナーもロビン役に出演しているが、この作品の渋めな男臭いラッセル・クロウはたっぷり3時間楽しめる作品に、
実に出演者次第で楽しめる映画は面白い、ブラボー!