この歳になり聴き出したバッハ:教会カンタータですが、色々なメンバーが演奏している、トン・コープマン、鈴木雅明、ヘルムート・リリング、ピーター・ヤン・ルーシンク、ジョン・エリオット・ガーディナー、個人的には最近よく聴くルドルフ・ルッツなどありますが、以前から古楽器演奏で定評も高い一部所有のニコラウス・アーノンクール & グスタフ・レオンハルトが見逃せない。
Gustav Leonhardt(グスタフ・レオンハルト)古楽鍵盤楽器奏者、1928年オランダ生まれ。バーゼル(スイス)のスコラ・カントルムでチェンバロ、オルガン、音楽学を学んだ。20世紀後半に興った古楽の復興のパイオニア的存在としてチェンバロ、オルガン、フォルテピアノを演奏、指揮活動ではニコラウス・アーノンクールと共同で行った古楽器演奏によるバッハの教会カンタータ全曲録音が特によく知られている。
鍵盤演奏の分野では、とくに歴史的チェンバロの意義と奏法にいち早く着目し、現代式のチェンバロとは大きく異なるその魅力を演奏者ないし教育者として広く伝えてきた。2007年には長年遠ざかっていた指揮活動に復帰。2011年12月にパリで引退公演を行い演奏活動から遠ざかっていたが、2012年1月16日、アムステルダムの自宅で亡くなった。
ここでレオンハルトの簡単な歩みを記載して保存することにしました。
古楽器による最初の企画であるアーノンクールとレオンハルトの ものは、盤によって違いがあるのは当然ながら、 やや角ばったフレージングとはっきりとしたピリオド奏法のアクセントのものが含まれているように思います。やわらかく語尾を延ばしたりしない表現様式で す。特にアーノンクールにはそういう傾向があるように感じられ、レオンハルトはより自然体と言えるかもしれません。
そこにバッハの格調の高さや厳しさを見 る方には最高の演奏だと思います。伝統に則ってボーイソプラノと少年合唱によるところにも特徴があります。また、レオンハルトの盤は器楽のソロイストが豪華だっ たりします。アーノンクールとレオンハルトが1971年から1989年までの18年をかけて完成した教会カンタータ全集本格的時代考証のもと、作曲当時の演奏様式を再現するべく3曲のソプラノ・カンタータ以外はオール男声で演奏された初の全集企画として有名なこの録音、比率としては6:4で、アーノンクールの方が多くの作品を担当。
未だ全曲は揃って無く徐々に揃えて行きたいと思うが販売は終了し未開封は意外と高額な価格が付き驚いています、かえって全集購入が割安感はあります。
アーノンクールはみずから結成したウィーン・コンツェンウス・ムジクスを一貫して指揮、合唱パートは、初期はウィーン少年合唱団と、その出身者で構成されるコルス・ヴィエネンシス(ウィーン合唱隊)、その後はテルツ少年合唱団を起用。レオンハルトもみずから結成したレオンハルト・コンソートを一貫して指揮、合唱パートは初期はケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団とテルツ少年合唱団、その後はコレギウム・ヴォカーレとハノーファー少年合唱団を起用していました。
これらの合唱を準備した合唱指揮者たちは、ハンス・ギレスベルガー、デイヴィッド・ウィルコックス、ゲルハルト・シュミット=ガーデン、フィリップ・ヘレヴェッヘといった有名な人ばかりで、アーノンクールとレオンハルトの意図の体現に大きく貢献したものと思われます。
独唱者は、ソプラノ・カンタータの第51番と第52番、第199番を除いてすべて男声で、高声部はカウンター・テナーと少年合唱団のソリストが受け持っているのもこの全集の特徴。ポール・エスウッドやマックス・ファン・エフモント、クルト・エクヴィルツ、ルネ・ヤーコプスといったソリストが名を連ねています(ソプラノ・カンタータの第84番はボーイ・ソプラノがソロを担当)。
レコーディングはすべてウィーンとオランダでおこなわれており、清冽な少年合唱、純朴な少年ソリストの歌唱を、セッション録音ならではの聴きやすい素直な音質で楽しめる。
久々にAxiom80の箱の化粧パネルを差し込み雰囲気を出して聴く、見た目はすごく存在感があるなり、指向性は若干落ちるように感じるが雰囲気はクラシック感が化粧パネルが良い雰囲気を醸し出す。しかし一人の作業では重量があり箱の移動等はジュニアに手伝って頂く。
確かに筆者の現在のオーディオ装置は1960年当時と機材を使用しているが、アンプ等最新のテクノロジーのお陰か随分新しい装置が溢れているように思ったが未だ真空管アンプも健在で、20年以上ご無沙汰したました、趣味の世界に戻ると全く驚くことに、当時我々が先生と称する五味康祐氏初め評論家の方々の機器の時代と余り変わっていないように感じた。
このオーディオ趣味とする諸氏も皆さん年寄りになり装置よりも音楽性、芸術性を求められる方が多いことも理解できるようだ。
最近オーボエ奏者のヘルムート・ビンシャーマン氏も100歳で亡くなったとの報道された、ビンシャーマンのバッハのオーボエ演奏は20歳頃勧められLPを購入した記憶がよみがえる。日本でのマタイ受難曲の指揮も記憶に残る。
筆者などは1960年台からバッハが好きで色々な演奏者を聴いてきたが、当時五味先生もバッハの銘盤と言われた演奏者カザルス、ランドフスカ等を皆さんこぞって未だに愛聴しているのが大変面白く興味深い。確かにバッハのチェロ組曲等はカザルスで聴く方も多いようです。何故か?
勿論録音状態、モノーラル演奏などオーディオ愛好家とはかけ離れた程悪い音を聴き、納得し満足することはまさにそこに音楽がいや芸術を愛でる所作と変わらないと思う、但明らかに最近の古楽器演奏等を聴くと歴史が紐解かれ音への拘りが解明できてきたように思う。
確かに筆者のオーディオ機器はとても古い装置で聴いている。
メインはAxiom80の箱に10吋のIIILZ Monitor Goldを装着して、真空管300BシングルとEL34・ダブルプッシュ1972年の製品をメインとして楽しんでいる、最近補修したサブ機のLS3/5AはJAZZ音楽中心にし聴く場合が多い。
スピーカーの切り替えはLUXのセレクターAS-9(1976年)頃の商品だが、中身の配線を最近0.6mmのWEケーブルに交換し使用していますが今だ十分重宝させて頂いてます。
見事に古い装置ではあるが好きなバッハの音楽は十分聴け、特にカンタータ等のヴォーガルはTANNOYの音が断然勝る、自然に響くバッハのカンタータはつい聴き惚れてしまう。
勿論LS3/5Aの音質も男性ヴォーがルの歌声は定評あるが、ホール感の味わいが違う、所詮箱の容量の違いが原因であろう。
当時1960年代に初めて、独テルフンケン盤のグスタフ・レオンハルトの鍵盤楽器音楽を聴きすっかりファンになり独テルフンケン盤のレコードを聴いたが、古楽器の評判は宜しくなかった記憶がある、モダン楽器の比べ音質が劣ると解説されていた。当時筆者などはバッハの時代の楽器での演奏が自然な音と思い、そうような解説は無視したが、最近は歴史認識と当時の楽器との解明により、古楽器演奏も増えて歴史解明と共にの進んだことを楽しみにお思っている。
レオンハルトは、1928年5月30日、オランダの富裕な実業家の家庭に生まれた。母方はオーストリアの貴族で、とても厳しくしつけられたそうだ。彼のノーブルな風貌とエレガントな立ち居振る舞い、感情を表に出さない静かな物言いなどは、こうした生い立ちに多くを負っているに違いない。幼少よりピアノとチェロを学ぶ。オランダ人には珍しい「グスタフ」というドイツ風の名前は、父親がマーラーの熱狂的なファンだったからだという話を聞いたことがある。もし本当だとすると、彼の後年の音楽的な関心や趣味からは最もかけ離れた作曲家の名前を貰ったことになる。
しかし、父親はバッハやバロック音楽に対する関心も強く、レオンハルトがまだ少年の頃、チェンバロを購入した。ドイツのモダン・チェンバロの代表的メーカーであるノイペルト社の製品であった。ドイツ軍の占領下、外出も出来ないという不自由な生活が1年半も続いたときも、レオンハルト少年は夢中になってバッハの作品をチェンバロで弾いていたという。
筆者が興味を覚えた時期は、丁度この頃と記憶する独テレフンケンのチェンバロ曲に夢中になった頃です。今も1960年以降、レオンハルトは、録音活動に関しては、テルデック(独テレフンケン+英デッカ)とドイツ・ハルモニア・ムンディ(DHM)の2社の間でほどよいバランスを取りながら行われた。
チェンバロ独奏のものはDHMの方が多いとはいえ、テルデックにもかなりのものがある。アンサンブルに関しては、アーノンクールとの共同作業はその後もしばらく続くが、レコードにおける共演はバッハやモンテヴェルディの大曲が多くなる(《ヨハネ受難曲》、《オルフェオ》、《聖母マリアの夕べの祈り》等)
ドイツ人の天才的なチェンバロ製作家マルティン・スコヴロネックとの出会いは、レオンハルト自身の人生にとっても、また、チェンバロ復興の歴史においても決定的なものとなった。スコヴロネックも最初はモダン・チェンバロを作ったが、1956年に初めて歴史的チェンバロを手がけた。
その噂を聞いて電話をかけて来た初めての古楽器奏者がアーノンクールであった、という。
1962年にスコヴロネックがレオンハルトのために製作した後期フランダース様式の二段鍵盤のチェンバロ(モデルは、J.D.ドゥルケン、アントワープ、1745年)は、名匠スコヴロネックとしても出色の出来栄えの楽器で、これほど力強くかつ美しいチェンバロの音色は、それまで誰も聴いたことのないものであった。レオンハルトは、この極めつけの名器を用いて、バッハの主要なチェンバロ作品を、次々と両レーベルに録音(パルティータ、イタリア協奏曲、フランス風序曲、平均律クラヴィーア曲集第2巻、フーガの技法[以上DHM]、ゴルトベルク変奏曲、半音階的幻想曲とフーガ、ヨハン・クーナウの聖書ソナタ(全曲)[テルデック]等々)。そのスケールの大きさとニュアンスの繊細さを兼ね備えた演奏は、楽器の音色の素晴らしさと相俟って、古楽とチェンバロのファンを一気に増加させる原動力となった。
1970年、いよいよテルデックによるバッハの教会カンタータの全曲録音という壮大な企画がスタートする。演奏は全て古楽器によるもので、アーノンクールとレオンハルトが分担し、200曲に及ぶバッハの教会カンタータをLPレコード90枚に収録する、という、レコード史上前代未聞のもので、音楽界に一大センセーションを巻き起こした。
愛好家は当然、この企画を歓迎したが、古楽関係者の驚きもまた尋常一様ものではなかった。何しろ70年の時点では、バッハ時代の楽器にはまだ謎の部分も多く、復興が緒についていないものも少なくなかったのだから、無理もない話である。このような企画が、古楽復興の促進を後押ししたことは言うまでもなく、1980年、レオンハルトとアーノンクールはこの功績によって、文化のノーベル賞とも言われるオランダのエラスムス賞を共同受賞したのである。
勿論当時からこの壮大な全集には興味があったが、購入には躊躇したが、最近になった少しずつ集めだしたが、以前購入のバッハ:カンタータ全集(9集)6枚で1セットになってます。
晩年の演奏と言えば、2001年にボルドーの教会で録音されたオルガン独奏のディスクが、フランスのマイナー・レーベルであるアルファからリリースされた。私はプロデューサーのジャン・ポール・コンベとは以前から知り合いだったので、特別に嬉しい思いであった。レオンハルトはアルファでの録音を大変リラックスしながら楽しんでいたようで、その後、日本でレコード・アカデミー賞に輝いたフレスコバルディとルイ・クープランのチェンバロ独奏、バッハの世俗カンタータ2曲など、4枚が出た。特にウィリアム・バードのディスクは注目に値する。このディスクでレオンハルトは、16世紀後半にフランダースで製作されたクラヴィオルガヌム(オルガンとチェンバロを合体させた複合楽器)のレプリカという、たいへん珍しい楽器を弾いているのである。
第167番(アーノンクール)・・・小規模だが心に残る名作。冒頭のテノール・アリアはエクヴィルツが穏やかに、情感あふれる歌を聴かせる。二重唱アリアはソプラノ、アルトとも少年が担当し、ストイックな味わい。最後のコラールはいかにもアーノンクールらしい、豪快で力強く聴いていて元気が出てくるような演奏だ。
第172番(レオンハルト)・・・トランペットとティンパニがにぎやかに鳴り響く、ヴァイマール時代の作品。レオンハルトの演奏はこのような曲でも浮つかず、はしゃぎ過ぎない奥ゆかしさが好印象だ。バス・アリアのエグモント、テノール・アリアのアルテナ両者とも独特の声で味のある歌唱を披露し、ソプラノとアルトの二重唱アリアでは少年とエスウッドの二人が神々しい魅力を放つ。
Disc49
● 第163番『各々に各々のものを』 BWV.163
テルツ少年合唱団
アーノンクール&コンツェントゥス・ムジクス
録音:1987年
● 第164番『汝ら、キリストの者と名のる徒』 BWV.164
● 第165番『おお聖なる霊と水の洗礼よ』 BWV.165
● 第166番『汝はいずこに行くや』 BWV.166
コレギウム・ヴォカーレ、ハノーファー少年合唱団
レオンハルト&レオンハルト・コンソート
録音:1987年
Disc50
● 第167番『もろびとよ、神の愛を讃えまつれ』 BWV.167
● 第168番『務めの報告をいだせ!と轟く雷のことば』 BWV.168
● 第169番『神にのみわが心を捧げん』 BWV.169
テルツ少年合唱団
アーノンクール&コンツェントゥス・ムジクス
録音:1987年
Disc51
● 第170番『満ち足れる安息、嬉しき魂の悦びよ』 BWV.170
コレギウム・ヴォカーレ、ハノーファー少年合唱団
レオンハルト&レオンハルト・コンソート
録音:1987年
● 第171番『神よ、汝の誉れは、その御名のごとく』 BWV.171
テルツ少年合唱団
アーノンクール&コンツェントゥス・ムジクス
録音:1987年
● 第172番『歌よ、響け』 BWV.172
コレギウム・ヴォカーレ、ハノーファー少年合唱団
レオンハルト&レオンハルト・コンソート
録音:1987年
● 第173番『高く挙げられし肉と血よ』 BWV.173
テルツ少年合唱団
アーノンクール&コンツェントゥス・ムジクス
録音:1987年
Disc52
● 第174番『われいと高き者を心を尽して愛しまつる』 BWV.174
テルツ少年合唱団
アーノンクール&コンツェントゥス・ムジクス
録音:1987年
● 第175番『彼はおのれの羊の名を呼びて』 BWV.175
● 第176番『傲りかつ臆するは』 BWV.176
コレギウム・ヴォカーレ、ハノーファー少年合唱団
レオンハルト&レオンハルト・コンソート
録音:1988年
Disc53
● 第177番『われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ』 BWV.177
● 第178番『主なる神われらの側にいまさずして』 BWV.178
● 第179番『心せよ、汝の敬神の偽りならざるかを』 BWV.179
テルツ少年合唱団
アーノンクール&コンツェントゥス・ムジクス
録音:1988年
Disc54
● 第180番『装いせよ、おおわが魂よ』 BWV.180
● 第181番『軽佻浮薄なる精神の者ども』 BWV.181
コレギウム・ヴォカーレ、ハノーファー少年合唱団
レオンハルト&レオンハルト・コンソート
録音:1988年
● 第182番『天の王よ、汝を迎えまつらん』 BWV.182
テルツ少年合唱団
アーノンクール&コンツェントゥス・ムジクス
録音:1988年
次に第182番(アーノンクール)バッハがヴァイマール宮廷の楽師長に就任して最初の作品で、創作意欲あふれる力作。
アーノンクールはやや遅めのテンポで、じっくりと落ち着いた演奏を展開する。注目のアルト・アリアでは指定楽器のリコーダーではなくあえてトラヴェルソを使用し、深い味わいを醸し出している。
現在レオンハルトがドイツ・ハルモニア・ムンディとセオン・レーベルに録音したバッハのチェンバロ、オルガンのためのソロ作品すべてとチェンバロ協奏曲第1番(2種)を収録した20枚組BOXセット。
レオンハルトファンとしての鍵盤音楽集、理由は今までレオンハルトのオルガンに馴染みが無く、これは是非入手したいアルバムでもある。
最近の鍵盤楽器奏者もレオンハルトから教えを受けた多くの有名な演奏者も多いようで今後の試聴が楽しみです。
先日我が家の庭に春の花桃の花が咲き始めた、桃の節句の1日違いの3月4日で咲いた、武漢風邪と小池都知事の脅迫ニュースと相変わらず下らない其れも国会答弁まで行われ、肝心な日本の平和を愛する人々には関係なく、下らない忖度官僚のことは実におぞましい。このような状況にした政治屋は追放にすべきであるが全体で考えれば吹き出したNTTとの接待も問題、菅総理を脅す意味では息子の事だけ追求され歯抜けのマスコミにかき回されている状態で野党も爪が甘い。
歴史的に考慮すれば、戦争当時の世界でも最も優秀な零式艦上戦闘機が生まれ、違う考え方をすれば戦争が長引く原因ともいわれ、同じ栄エンジンの陸上戦闘機“隼”も供給と記憶するが、其れ以降の優秀なエンジン供給が遅れが敗因か、
そんな中での唯一の希望は、日本の次期航空自衛隊戦闘機が国産の三菱重工製の名称あの伝説の“令和ゼロ戦”の名前で準備段階に入ったそうです、https://president.jp/articles/-/43800?page=1
尖閣問題とも中共の対等に意見を交わす力強い日本国になってもらいたい。
がんばれゼロ!