前回話したドイツ・ハルモニア・ムンディ盤の1958〜1993年までの作品を50枚セットにまとめドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOXとして販売していますので、昔を思い出し音質抜群なメーカーを早速購入をする。
現在新型コロナウイルス感染陽性者も増え、正確な報道も伝えない大手マスゴミ、逸脱した報道に国民は騙され、政府も大幅な補償もせず。適当に「まん延防止・緊急事態宣言」を宣言してお茶を濁しているが、また国民は外出を控えず外出に勤しむ。この問題は厚生省と病院(医師会)に問題がある、何れも問題は残る、コロナ禍が問題になり既に二年前だが未だ全く何も解決出来ない事は、全ての医師会の頭の挿げ替えが必要です。国は国民の生命を守ると言うが、問題は大手マスゴミの嘘の報道、切り取り記事に、如何に真実を知りたいものです。
筆者は酷暑の為にこの際外出を控え自宅でのんびり涼んで過ごす、オリンピック競技も終わり普段お生活に戻る、お盆も近いが今年もお墓参りは省略しコロナ禍消息後に順延する、今週は暇なために古楽器演奏を楽しもうともくろむ。
オーディオ装置は相変わらず10inch同軸2ウェイの約50年前のIIILZ Monitor Goldユニット(1967年発売)で楽しんでいますが、流石最近台風通過影響後の猛暑で真空管使用でエアコンも低めに設定して26度にして聴いている。
IIILZ Monitor Goldユニットもできる限り発売当時のように調整した結果、随分調子良く鳴ってくれます。更に塩梅良く聴くには駆動は三極管真空管アンプのドライブを進める・・・抜群のホールトーンは劇場の一番良い席で聴く様である。
勿論グスタフ・レオンハルトのセットも同様のドイツ・ハルモニア・ムンディは、1958年、ルドルフ・ルービとDr.アルフレート・クリングス(故人)により創立され、その記念すべき初リリース(1959年)以来、古楽の名門レーベルとしてその地位を確たるものとしている。
レーベル名の「ハルモニア・ムンディ」とは、ラテン語で「世の音楽」という意味。当初は「時代を限定せず中世から現代まで、各時代の音楽にマイルストーンを築く」という方針で制作が行われた。1970年にクリングスが西部ドイツ放送(現在のWDRケルン放送局)の音楽部長へ転出してからは同放送局との共同制作も活発となり、古楽に焦点を定めて実力のあるアーティストを起用し、またコレギウム・アウレウムやラ・プティット・バンドの結成を促して続々とディスクを発表、レーベルとしてカタログを蓄積した。
1989年に創立から深い関係にあったBMG(録音技術&プレスをベルテルスマンの関連会社ソノプレスが担当)がディストリビューションを開始、1993年にレーベルを買収すると、それ以降BMGクラシックスの古楽レーベルとしての機能を担い、ビルスマやアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスといった巨匠をアーティスト・ロスターに加えながら発展、現在もSONY BMG Masterworksの古楽の「顔」としてその存在感を強めている。
ドイツハルモニアムンディ50周年記念版(50cdを)取り寄せてみる。50枚は以下のようなバライティに富んだ作品が楽しめそうである。
1.ドゥランテとアストルガとペルゴレージ
2.J.S.バッハ:オーボエ協奏曲集
3.J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
4.J.S.バッハ:音楽の捧げ物 BWV.1079
5.J.S.バッハ:モテット BWV.225-230
6.J.S.バッハ:ロ短調ミサ BWV.232
7.J.S.バッハ:ロ短調ミサ BWV.232
8.ヴィヴァルディとJ.S.バッハ
9.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV.1007?1012
10.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV.1007?1012
11.知られざるスペイン・バロック
12.17世紀のチェロのための作品集
13.ビバー:レクイエム イ長調/スッテファーニ:スターバト・マーテル
14.ボッケリーニ:チェロ協奏曲とシンフォニア集
15.ブクステフーデ:室内楽作品集
16.カッチーニ:麗しのアマリッリ?新しい音楽
17.フランソワ・クープラン:室内楽作品集
18.ジャコモ・ファッコとヴィヴァルディ
19.アントニ・フォルクレイ:ヴィオール小品集とクラヴサン小品集
20.フレスコバルディ:音楽の花束 Vol.1 主日のミサ
21.フレスコバルディ:音楽の花束 Vol.2 聖母のミサ
22.グルック:オペラ・セレナード「中国人」
23.オルランド・ラッスス:モテットとミサ曲
24.オルランド・ラッスス:レクィエム、マニフィカト、モテット
25.アントニオ・デ・リテレス:歌劇「四大元素」
26.リュリ:ディヴェルティスマン集
27.マショーとペロティヌスとクラウズラと作者不詳
28.J.S.バッハ以前の聖トーマス教会のカントールの作品集
29.マラン・マレ:三重奏のための幻想的小品組曲集
30.モンテヴェルディと同時代のマドリガーレ集
31.モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
32.モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
33.パッヘルベルとJ.S.バッハ以前のバッハのモテット集
34.パレストリーナ:宗教合唱作品集
35.ペルゴレージ:歌劇「奥になった小間使い」
36.パーセルとヘンデル
37.無秩序の喜び?17世紀英国の2声部のコンソート
38.ラモー:歌劇「イポリートとアリシー」組曲
39.ラモー:歌劇「プラテー」「ダルダニュス」より管弦楽組曲
40.ラモー:バレエ付オペラ「ピグマリオン」
特に今回上記のラモーならではの端正で調和のとれた作品。ギリシャ神話に基づく、自分が作った人形に恋する男の物語。各役に特有なリズムを配するなど、それまでのラモー作品にない新しい試みがみられます。
レオンハルト&ラ・プティット・バンドによる演奏は、レオンハルトの統率力によって細部にまでに神経が行き届き、優美で生命力に満ちています。合唱にはヘレヴェッヘと彼の合唱団を起用しています。前々から興味があったが聴けなかった曲も楽しみでもある。確かにバライティに飛んだ50枚セットと関心する。
確かにこのようなバレエ付オペラ曲を味わうなら、筆者の使う据え置き型のエンクロージャーに移植した10inch同軸2ウェイのIIILZ Monitor Goldユニットの威力が十二分豊かに響き渡る、此の様な体感を味わえば断然据え置き型の魅力だ、決してブックシェルフの音では味わえない重量感は味わえ無いのである。
41.ルベル:表題付きトリオ・ソナタ全集
42.サント・コロンブ:「哀しみのトンボー」?ヴィオール作品集
43.アッレサンドロ・スカルラッティ:ソロ・カンタータ集
44.アレッサンドロ・スカルラッティ:ヨハネ受難曲
45.テレマン:木管楽器のための協奏曲集
46.ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」「海の嵐」「喜び」
47.ヴィヴァルディいろいろ
48.ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ集
49.ゼレンカ:神の御子のミサ曲/聖母マリアのためのリタニア
50.ゼレンカ、ピゼンデル:シンフォニアと協奏曲集
筆者の昔から好きな曲から流してみる、J.S.バッハ:オーボエ協奏曲集 BWV49&169, 1055, 1056, 1060 、バッハの器楽演奏の面白さは同じ曲の演奏楽器を変えて演奏し楽しむ面白さも魅力でもある。
J.S.バッハ:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 BWV.1060
正式には:2台のチェンバロのための協奏曲第1番 BWV 1060 ハ短調、と言われ第1チェンバロの左手部分と第2チェンバロが掛け合いになっている。こういった掛け合いの手法も、2台の鍵盤楽器の協奏曲ならではと言えるだろう。
01. Double Concerto For Violin & Oboe In D Minor, Bwv
02. Allegro
03. Adagio
J.S.バッハ:オーボエ協奏曲BWV.49&169 ・J.S.バッハ:オーボエ協奏曲 BWV.1055
04. Oboe Concerto In F Major After Bwv 49 & 169
05. Siciliano
06. Larghetto
07. Allegro Ma Non Tanto
J.S.バッハ:オーボエ協奏曲 BWV.1056
08. Oboe Concerto In G Minor, Bwv 1056
09. Moderato
10. Presto
ハンス=ペーター・ヴェスターマン(Ob&Ob・ダ・モーレ)
メアリー・ウティガー(Vn)
【録音】 1992年 (原盤:05472772902)
バッハはオーボエを好んでカンタータや受難曲に用い、協奏曲も残していますが、このアルバムはケーテン時代の失われたと考えられているオーボエ協奏曲が原曲とされるチェンバロ協奏曲ホ長調BWV1053からカンタータ第49番と第169番の器楽シンフォニアに転用された楽章をオーボエ協奏曲ヘ長調として中心に据え、復元されたオーボエとヴァイオリンの協奏曲(2台のチェンバロのための協奏曲より)とオーボエ・ダモーレ協奏曲(チェンバロ協奏曲第4番)を収録。ヴェスターマンはコレギウム・アウレウム合奏団の中心メンバーだったヘルムート・フッケに師事し、1979年に創設されたドイツの古楽のメッカ、ケルンの第2世代のアンサンブル、カメラータ・ケルンに参加した名手で、アーノンクールのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのメンバーでもあります。
ドイツ・オーストリアの人気バロック・オーボエ奏者ヴェスターマンのソロによる協奏曲集。北ドイツ放送交響楽団首席出身で、現在はムジカ・アンティクァ・ケルンとウィーン・コンツェントウス・ムジクスの首席奏者も務める彼は、比較的薄めの音を出すバロック・オーボエを用いながらも感情豊かなコクのある演奏をすることで知られています。
ここに収録された作品は、現在「チェンバロ協奏曲」や「カンタータのシンフォニアの一部」として残っているものですが、実際はオーボエ(・ダ・モーレ)の協奏曲であったとされており、ここでは復元して演奏されています。
現代の楽器は音量を大きくするためだけに発展してきた。いわゆるクラシックを聴き慣れた人には、古楽器・ピリオド楽器の音色は線が細くて痩せていて不安定な印象を受けるかもしれない。でも、古楽の繊細さや典雅さ、静謐さから立ち上る儚い音色の美しさを知らないのはもったいない。このアルバムとはでつになりますが、最近の傾向として古楽器も注目され古楽器使用の演奏者も多くなっていることは大変ありがたい。
有名な「黄金の合奏団」の名を冠したコレギウム・アウレウム合奏団によるベートーヴェン演奏があります、筆者好みの『交響曲第7番イ長調Op.92』(録音:1981年)はじっくり聴きたいと思ってます。
有名な話は(彼らが録音の為に使用していたシュヴァーベン地方キルヒハイムにあるフッガー城の「糸杉の間」の構造が、「黄金分割」だったことに由来しています。)
バッハ音楽の「ゴールドベルク変奏曲」と「音楽の捧げ物」と「ミサ曲ロ短調」と「無伴奏チェロ組曲」や、モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」などは、誰も問わず、クラシックを聴かない人でも死ぬまでに一度は聴いておきたい決定的な名曲だと思う。絵画や彫刻や文芸の基本中の基本を体験しておくのと同じこと。この5つを単品で購入するだけで、このボックスの価格を超える。
ドイツ・ハルモニア・ムンディ盤の演奏、録音もスッキリして実に聴きやすい製品になっている事もありがたい。
素晴らしい古楽器のピリオド楽器による演奏に、ブラボー!