伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

300B同等品の国産直熱三極管入手、少し小振りな「Zaika 5300」と言う真空管を入手した、果たして音は如何に・・・

2022年05月23日 | 真空管アンプ・オーディオ


一週間前にCossor300Bの事で投稿しましたが、以前名前は聞いた事のある真空管、以前とある雑誌でブラインドテストでWestern Electric 「300B」より優ると言われる程質の良い結果を受けた記憶が残っていると言う国産の「Zaika 5300」(ザイカ5300)と言う真空管である。奥の細道にて発見し、注目に値することは国産品だという事で、一度は試聴してみたく、偶々偶然的に見つけ、ポチッとして衝動買いをしてしまった。
実は或噂によると、300Bの目隠しテストでWE30Bの本物より多く投票され、評価が高いと言われた事もある代物で、記事も参考に試聴しながら深掘りする、先ずはこの手の記事は実に怪しい事が多く、記事を調べながら真空管の試聴をと言う順で解析する事にした。

購入後ネットを探ると次のような紹介があった。
現在国産を入手出来るWE300Bに近い現行チューブは4種あるようで、現行品では他には支那製、チェコ製等が入手出来る300Bの市場である。(アメリカ製Western Electric 「300B」/ドイツ製ELROG 「ER300B」/日本製 高槻電器工業「TA-300B」/支那製WEコピー品PSVANE 「WE300B」)以上4社のチューブは高額で質も良いとされるようです。此の中で国産のチューブに付いて色々深掘りした結果が今回のブログ内容です。勿論秋葉原の真空管専門店の電気街では当然当時の本物の未使用品のWE300Bの球は2本セットで販売してる。



(注意深く探ってみますと、PSVANE 「WE300B」について特に注意する点は、日本向けの商品は検査漏れの不良品を多く販売しているとあると・・・、これは如何にも支那らしい商法の方法である、価格も2本セットで7.5万円程の格安な価格で販売する業者もいるようで注意が必要であると警告されている。記事を見たことはある?筆者はどうも支那が嫌いでその様な記事を探してしまう悪い癖なんでしょうか?)勿論PSVANE製品は使ってみたがチェコ製が優った。

以前300Bの解説の中にWE製の物にも年代によりガラス部分に違いがあるという事が挙げられが、筆者が思うな昔のガラス加工は優れていたのであろうか?同様国産品もマニアの中には岡谷竃機産業の製品が一番優れているとの解説もあります。この300Bは余りに高額故良いとは思うが手を出さないと言うマニアも多いと聞きます。(確かに三極管アンプ導入時に言われた事は、WE300Bで聴かなければ本来の300Bアンプの良さは解らないと教えていただくが、正直貧困老人の筆者には無理な事で、チェコ製等で聴いていました)
それと言い訳になるのかも知れないが筆者の持つサンバレーパワーアンプ、SV-501SEパワーアンプは真空管をWEに変えても音質にあまり変わり映えがしないという一部評価もあり、最近嫌いな支那製のPSVANEに変えたが若干音質は、若干細やかになった様に感じたがロシア製とは対して変化はなかった。ただし音楽全体を聴くとロシア製が優っている様に聴こえた。


以前300Bアンプを使っている方よりSUNVALLEY SV-501SEのアンプには上記の写真のようなダルマ型真空管に交換すると音は良いと説明された事はあり、以前はSUNVALLEYでもこれに似たチューブを販売して様ですが未だ試しては無い。

米Western Electric製の真空管「300B」が復刻生産されることを受け、日本でも2022年11月1日から発売開始することが決定した。価格は1本11万円。2本・木箱入りが23.1万円、4本・木箱入りが48.4万円。この様な案内が筆者にも何度もメールが配信されていますが、それなら国産のTA-300Bが良いかもしれない。と思うは筆者だけなのであろうか?
物には限度がある話もある様でが、最近あるマニアの方の話ではWE300Aペアー管を150万円で競り落とし使っていると話したが筆者の様な貧困老人には全く異次元の世界の話に聞こえる、勿論使用アンプもWE系統のトランスを使い、程度の良いアンプをお使いであろうが、筆者のような老人の駄耳にも違いはわかるであろうか?などと思うがどうも桁の違う世界の話のように思えた!

そこで此の古い三極管の紹介が下記の写真を注意して見ると今昔共、一番話題になったチューブである、USR 300B(岡谷電気)、JIMTEC 300B、Zaika 5300、TA-300B(高槻電器工業)と続きサイズは同じ大きさである事がわかる、解説にも紹介されているが、6A3のチューブを改造した様に推察できるが、但しJJ 300Bとのサイズは異なる様です。特に岡谷電気、JIMTEC、Zaikaについては大きさがよく似ている様です。多分6A3チューブの改良といえよう。



まずは一般的に国産300Bについて現行品 TA-300B「¥209,000(ペア)」の概要をご紹介する前に、1970 年代半ばに製造された国産300Bの系譜に触れてみ たいと思います。数少ない国産初の300Bは1974年に岡谷竃機産業で誕生した名品HF-300Bです。今も人気は大変高く高額で取引されている様である。

ほぼ同時期に発行された誠文堂新光社刊:浅野 勇氏著「続・魅惑の真空管アン プ」には製造工程がモノクロ写真で紹介されており、 これが従来、同モデルに関する一番詳しい資料でした が MJ誌1鎌槍月10月号に突然掲載された小口貴仁氏によるカラー写真付きの記事は 3種類のHF- 300B系が並んだ表紙とともに度肝を抜かれました。と記事内容は続いた。企画から製品化まで全ての段階に関わっておられた氏でなけれ!措けないストーリーは感動的でかつ多くの情報を与えてくれた点で第一、一級の価値があります。

筆者所有のZaika 5300を写真で撮ると解るが、適当に撮影するもガラス部分は可成綺麗に撮れる、仕上がりがきめ細やかな風貌が音質にも滲み出ている様子だ、試写体そのものですので、質感が優れているのであろう。見た目も充分何かを感じるようであるガラス部分にも音絵の影響は大いに繁栄すると思う。USR 300B岡谷電気技術屋さんの話によれば三極管は管のガラス作りに於いても大変影響を受けやすく特に曲のある曲線の均一なガラス製作は至難の業と言われている。

形もWE300Bの形と若干違い肩の張り具合が滑らかに感じる。真空管の音質の秘密にはこのようなガラス製品のガラスの質の高さも随分影響があるのかも知れない、その昔縄文時代から神津島で最高の黒曜石(天然ガラス)が取れる場所を見つけ磨製石器を製作したルールがある日本人の技術力も含め考えたい。
特に伝統的に日本人は鉄の鍛造技術、ガラス製品技術は昔から得意とされた技術で歴史は長く縄文中期頃より技を伝えた形跡が見られる様である。



こうして現物Zaika 5300をパワーアンプに繋ぎ真空管を見れば確かに2A3の大きさであり300Bと比べ可成小粒に見える。真空管に中身も通常の300Bとは違う構造の様である写真を見比べると6A3の構造と良く似ている。
余談ではあるが、下記の様な記事と写真を見つけたので引用させて頂く。2A3のヒーター電圧違いで6.3Vのパワー管です。日本で300Bが入手できないときに代わりに使ったとか、パテント回避でこの名前になったとか伝説の多い出力管です。(6A3)は、ご存知のように2A3の6.3V管でUXベースの球です。 

同じように多少異なりますが、VT-52は45の特性に似た6.3V管(メーカーによって多少異なる)です。2A3用に設計されたアンプに5をそのまま挿し替えると、2A3と45の特性が異なるため、規格の小さな45は最大プレート損失をオーバーし、球をダメにしてしまいます。しかし、逆に回路にもよりますが、45用に設計されたアンプなら、2A3を代わりに挿し替えても動作点は変わりますが、2A3の最大プレート損失をオーバーすることはありません。ラフに使うなら、回路にもよりますが、本来の2A3使用時より出力は小さくなりますが、ちゃんと2A3は動作はします。と綴ってます。この様な形状を見れば確かに今回購入の「Zaika 5300」の形は良く似てヒートシンク部分も似ているのである。



ある記事の内容では高槻電器工業のTA-300Bは本家Western 300Bを超えたのか等の記事もあるが、以前製作した岡谷電機製周りのガラス部分の技術は高槻電器は岡谷には敵わない、等の記事も読んだ記憶がある。

音質の秘密はガラス管にもあるのであろうか?確かに秋葉原の電気屋で真物を拝見した、当時の未使用品の古いWE300Bを見たが確かにガラス部分も大変美しい状態で2本セット三極管(50万円)のプライスが付いていた?

筆者が思う事は、およそ米国人の考えそうな案件でもある、EWの顔と言われる300Bの一種謎の様な話は日米摩擦の影響もあるのではないか・・・?WEの技術を使いオリジナル以上の品物を作ることができるのは日本以外は無く、本物以上の製品が出回る事が許せないのであろう・・・皆さんがよくご承知の飛行機の技術は米国より優っているので飛行機を日本で作ることは禁止している、他にも一般には隠された日米の禁止事項が沢山あるのであろう。以前国産の戦闘機を作ろうとした時F16の改造で予定変更されたF-2戦闘機である、当時の首相は風見鶏の中曽根である当時から日本の政治は3流以下で今も変わらない。
当時真空管から半導体と変化したが此処でも日本製は批判を受けている。現在は支那に風向きは変わったが、何は日米摩擦は再開する為にもマッカーサー当時の日本国憲法は変えなければならない状況になっている。

岡谷電機製の3(X)BにはWE-300Bの日本版をめざしたHF-300Bの他2A3との互換性を考慮して フィラメントを再並列化した2.5V管のHF300B /2.5や試作品に終わったHF-300Bの電極を2ユ ニット封入した双三極管のHF-300BWがあります が、それ以外にJMTECやUSR、ZAIKA、KDSの 各ブランドからも発売されました、恐らくこれら7種類が国産300Bの全てかと思います。けれどもHF-300B以外は出回った数量が少なかったためか、雑誌や製作記事でも大きく取り扱われなかったので資料が 少なく謎のヴェールに包まれているのが現状である。



秋葉原の真空管販売店の店主曰く、国産品の最も優れたところは初期での品質のが非常に安定し良く揃い、24本入の真空管の中から何れの球とマッチングしても合うのは国産品が最も信頼度が高い、販売時は検査して販売するが海外商品では違って珍しいと話を聞き国産品も見直しているます。

先日ヤフ●●でJMTEC-300Bの掲載があったが価格はもちろん高額であった記憶が残る、USRは岡谷電機の海外向けブランドだとか、JMTEC-300Bは岡谷蟹機製の特注品だという風説も ありますが確かめたくても現物はレア物化して久し く全てを揃えることは困難を極めます。
けれども、幸いにして手許にはうち5種類がありますので、その 観察結果を踏まえて真相に迫ってみたいと思います。と記事は締めくくっていました。



筆者は今回購入のZaika 5300を入手して現物を見た目に思うは、チェコ製ELECTRO-HARMONIX、支那製のPSVANE等と比べ流石日本製品は作りが大変丁重で綺麗である日本製は違って見える様です。それと問題はガラス玉の大きさがひと周り小ぶりであり音質にどの様な影響が出るか心配な点もあるが、Zaikaで300B同等ということですが、案内には基本は6A3を選別した球です。300Bと差し替えできます。とアナウンスされいます。

ここで改めて調べる、岡谷電機産業製のHF-300BB、“Audiotron”、の ブランド名の他に録MaximunHiBdelity仁や“SUPER POWERTUBE”の文言が記された黒地に赤と緑のス トライプ入りのイ鵬と箱に入っています。蓋を開けると 中にはダンボールに包まれた球と共に三ッ折りの説明 書(第1表参照)が添えられています。丈が約5mm短いことを除いては、バルブの形状 はWE-300Bに酷似しており、仕上げは丁寧です。
なおこのZaika商品は40年前の真空管だそうです、基本的には2A3(6A3)の真空管を改良した製品です。多分最大出力は300B同様8W弱程であろう。

あくまでこの内容は定かではありませんが、JMTECの2A3の出所は、東欧でも中国でもなく、岡谷ロダン真空管が濃厚。それは作りを見ればわかる。と言われます、プレートの材質や、表面処理は間違いなく日本製。古い(旧東芝)マツダ球とも良く似ている。
しかもスプリングでフィラメントをつっている。およそ1970年代製造の新型の球でスプリング吊りというのが決め手。ゲッターがきれいなのを見れば、戦前の各社のスプリング吊りの球とも違う。その当時でも戦前の球のストックはなかったであろう。
下側のマイカは、処理がHF-300Bのものと酷似している。ゲッターの飛ばし方も、岡谷製2A3に似ている。だから、JMTECマークの300Bは、岡谷ロダンのHF-300Bのはず。であろうと綴っている。
JMTECは戦前よりある日本の真空管メーカーです。主に2A3を製造していたところですが、どうしても真空度が上がらないので、あるとき岡谷に相談に来たそうです。それはJIMTECに社名変更となる前の話です。それ以来、先生(岡谷)を越すことはできませんでしたが、不良率は桁違いに減ったそうです。
ですから、ゲッターの飛ばし方も似るのは当然です。この方の見立てや知識での問題点は、JMTEC 2A3が人造マイカを使用していることを説明していないことです。岡谷は絶対人造マイカを使用しませんでした。300BはJIMTEC自身の製造のようですが、詳細に付いてはわかりません。生産数が判明すると部品や生産の全てがわかります。プレートやマイカが小ロットでつくられることはないのです。この部分情報収集に誤りがあったようです。JMTECは真空管メーカーではありません。実際に製造したメーカーは秘密なのですが、当時ある大メーカーの下請けといわれています。

ここで三極管を調べてみると日本のメーカー等かなりの研究はしていたのであろう、しかし岡谷生産は中止してしまったことは誠に残念でもあります。



この様な記事に興味をそそられる事は、高槻TA-300Bより岡谷電機製HF-300Bが好いと行っておられる方も多い様です、昔読んだ記事には本家WE300Bより繊細な音がしたと言われるZaika 5300が挙げられていた事を思い出す、オーディオ研究の大先達「安斉勝太郎」さんの主催したオーディオ・ラボ「ZAIKA」が、数ある真空管の内、WE-300Bに性能が最も近いものを選び、エージングの後販売したのが「Zaika 5300」真空管でした。と言われるが真実は不明である。

この様な記事の記憶があり、見つけ出した意外と写真では程度のよさそうな事を写真で確認しZaika 5300を購入する、家族の者にはオーディオに関する事は実にオカルト的な事が数多く、ジュニア(息子)にもまた無駄な消耗品を高額を出して購入する(バカ親父)と散々馬鹿にされたが、そのような事を言われているが、ただ筆者はニヤケズラしながら到着を千秋の思いで楽しみに待ったいた。

真空管の中では確かにこの300Bの球は一番高額な球で一般的には敬遠されがちな球であろう、Western Electric社の製品にはトランスを始め多種な機材があり、ケーブル一つにしても拘り続け、真空管も数多くの名球があるが、トーキー用に業務用に製造はこのWE-300B球しかない不思議な魅力も多い事は確かである、兎に角オカルト的な事が多い世界でもある。時代と共にWE-300AからWE-300Bに移行した・・・トーキー用の中古の販売が行われたのが最初である。
此のような資料を見ると間違いがなく、Zaika 5300は日本製であろう?本物の米球ですので、多分悪くはないですよ。ずいぶん前に造られた真空管の音は果たしてどのような音楽を聴かせてくれるのか楽しみでもある。多分2A3に似た繊細な感じを漂うさせる音ではないか?と希望を膨らませる。



上記のZAIKA AMPをお作りになった安斉勝太郎先生をご存知ですか。81歳になられた現在でも日本を代表する真空管アンプの設計技術者として最高峰に君臨しておられ、いまでも色々な球を使用した素晴らしい音色のアンプの設計製作に取り組んでおられます。この方もZaika 5300の球を賞賛されている様です。

Zaika 5300は6A3から選別されたものの様です。写真をご覧になればお分かりの様に300Bと比べ一回り小さな直熱感である2A3のヒーター電圧を300Bと同様6Vに変更したものであるそうです。2A3事態非常に質の高い真空管でオーディオパワーアンプに良く使われていますが、A級作動のシングルアンプでは3.5W程しか出力がなく、WE-300Bでは10W程度の出力が得られので、6A3では出力不足ですが、手直しをしてWE-300Bと同じ回路で使える為にこの真空管が主として選ばれる様に思われるそうです。



オーディオ雑誌として著名な「無線と実験(略称MJ)」1983年五月号に詳しく載せられています。本品Zaika 5300は40年前にZAIKA RABOより購入した物の様です、実動数時間程度使用した新品に近い商品と説明書が添付されていた。

早速試聴を始める、最近は流行りだそうである・・・イージーリスニング的にお聴きください。
SUPERIOR AUDIOPHILE QUALITY - Yao Si Ting - Endless Love IVの視聴から実にヴォーガルがリアルに鳴った。



余興はここまでです、本来の音楽を深掘りし試聴すたのである。聴けば解るが確かに敏感な感度の良い球の様に思ったとこが最初の印象です。以前から思っていた筆者愛用のパワーアンプSV-501SEは若干ではあるが少しぽってりとした鈍重な音がしていたが、球を交換し頗る敏感になった様である。何か霞が取れ実にクリヤーで透明度の強い音に変化してしたのが解る、これだけ音質に変化があるとこに驚きは隠せない。兎も角弦音の輝きの違い、胴なきの切なさ、女性ヴォーガルの本物らしい歌声、音楽が聞こえるのです!

これ程一本の火屋で音色が変わる事も信じられないことです。これは珍事件である、まさかここまで変わるとは誰が予測できたのであろうか?
ひと口に言えば実にスッキリした晴れ渡った秋の澄んだ青い空の音が鳴った。モヤも無く澄み切った音が聴けた・・・・ここで改めてWE300Bの本物を聴かなければ300Bの音はわからない事を理解した。他の球とは全く違い一味、いや二味も違う上品に磨かれた音が聴ける、これは当に驚くばかりである。

今まで色々確かめたがこれ程化けたのかは信じられない事である、今までの音楽を聴いて来た評価にも大変な間違いがあるような気もします。今後の音楽鑑賞にも影響は出るのであろう。ここで筆者の独断で選ぶは兎に角好きな曲のBW V1007〜よりチェロの音より透明度が高く澄んだ弦音が綺麗なヴィオ演奏を視聴した、これが大当たりで思った様な澄んだ良き音が鳴ったのである。他の真空管では味わえ無い薄皮を取り除いた(霞が取れた)実にクリヤーなバッハのチェロが聴けた。今後エージングして馴染めば筆者所有のアンプでは一番になるであろう。確かにSV-501SEは生まれ変わった音に変身したのである。

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲1、2、3番[ビオラ演奏版]
 今井信子(いまい・のぶこ) ヴィオラ奏者
1943年東京生まれ。桐朋学園大学を経て米国のイェール大学、ジュリアード音楽院に学び67年ミュンヘン、68年ジュネーブの両国際コンクールで最高位入賞。以後、北イリノイ大学、英マンチェスター音楽院などの教員を務めながら演奏活動を広げ、89年秋、武満徹がフランス革命200年記念で委嘱されたヴィオラとオーケストラのための「ア・ストリング・アラウンド・オータム」をナガノ指揮パリ管弦楽団とパリで初演、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラとの共演で録音した同作品のCDがベストセラーとなった。



 (1)無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
 (2)無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV1008
 (3)無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009

今回は好きなバッハの無伴奏チェロ組曲を試聴する、チェロ組曲はいろんな奏者のCDを集めて聴き比べたりするほど好きな曲で、今井信子氏のヴィオラも好きで特に演奏する楽器により音の差が明確にわかる。

真空管を「Zaika 5300」の交換し、しばらく安定するまでYouTubeを見ながら馴染むのを待ち無伴奏チェロを聴き出す、今までは支那製のPSVANEの300B、ELECTRO-HARMONIX 300BをパワーアンプSV-501SE繋げて聴いていた、コメントにはこのSV-501SEは真空管を交換しても費用対効果が薄い、達磨型の300Bとの相性とは良いとされた内容記事は読んだことがあり、このような記事を読み音質はあまり変わらない様に思い、現状維持をしてたいた。
勿論本家WE -300B等などは貧困老人の筆者には購入は到底無理であった。それでもSV-501SEのパワーアンプもそこそこの音が鳴った様でもある。



やはり音がクリヤーで目の前での演奏の様にも聴こえるZaika 5300の三極管の音であり特に弦楽器での演奏は何か新鮮にも思える、ヴィオラの胴鳴きもいかにも自然な音の様に聴こえる、弦楽四重奏等は今後楽しみでもある。

見てやはり以前次のようなコメントを見て、PSVANE 貴族之声 300B マッチドペア2本1組、上記写真の正規工場産 真空管(70mA, Cossor 銀色脚座)の球は普通の球より少し小さめのブルーに色のガラスが特徴のCossor300Bを購入し聴いてみたが、余り変わり映えのしないつまらない音でした。
今回一応新品に近い「Zaika 5300」を購入し早速試しているが・・・・聴き始め思わずコメント記載することを忘れる。実に透明度のある高音、実に聴き心地が良いのだ、今までの音と比べ霧が晴れた実に爽快な音が鳴った!

今までこの様に弦音が瑞々しく鳴った記憶がない、正に実に伸び伸びした音が聴ける、この真空管をコメントを見るとあのWE-300Bの音に良く似た音と解説されているがこれはまさしく事実であった様だ。たしかに音を超越したそこには音楽の持つ楽しさ、喜びまで味わえる音が鳴ったことに感動を覚えた。あとは色々なジャンルの音楽を探索します。



パワーアンプSV-501SEはサブに6BM8を使用しているが、300BのSVANE/ E・Hの球使用は微妙だが日立製が一番良かったが、Zaika 5300の球には色々なメーカー品の中ではSIEMENSの球が一番良い相性を聴かせた、弦音は鳴り方が実に綺麗にトレースする、以前秋葉原ので70年、真空管の長谷川で購入記憶がある球で、伝統あるSIEMENSの球である。勿論パワーアンプSV-501SE本体価格は真空管だけで倍は超えている・・・(笑)
今後は此の組み合わせでの演奏は弦楽器、弦楽四重奏演奏には鉄板の組み合わせになるであろう。

ただし此の真空管の音の特徴は、凄くリアルな感じで、生々らしい音色が大変すばらしく、石のアンプでは味わえない音楽を体感出来るようになった事である。此処では一般的に真空管のアンプは柔らかな音がすると記載される事が多いのであろうが実は大違いで実に生々らしい音色が正しいと思っている、昔大手のアンプ製作者から聞いた話は実は金額は石のアンプは無限にかけられるので真空管との音質比べは石のアンプに軍配が上がると言っておられたが、桁が人桁違い様であり、思い様によりばWE300Bのがローコストと相成るそうである。

一番のプレリュードが始まった瞬間に、なんかこれは違うと驚いた次第ではありまいました。理由は今井氏のヴィオラがあまりに流麗で美しく、演奏に無理がなかったからかなとも思う。
無伴奏チェロ組曲もチェロの低音でギコギコやるからこそ、あの崇高な感じが出ているのかなと。今までチェロ版を愛聴してきた故に、私の感覚が凝り固まってしまっただけなのかもしれませんが。演奏の質としては文句なく高レヴェルだと思います。何故か今年初めに出かけた諏訪内晶子さんのバッハのコンサート会場の音を思い出していた、CD等で聴くと若干線が細く感じるがコンサートではどっしりした豊かな絃音と胴泣きの音が蘇る程素晴らしかった。
何か、お宝が出来た様にも思える、少し驚いたり、呆れたりの始末である改めてSV-501SEのアンプを見直し「Zaika 5300」300Bの球に、ブラボー!

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2 コメント

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教えてください (kasataka)
2024-06-22 08:57:40
おはようございます
紹介して頂いたブログ記事拝見させていただき、小生の無責任なコメントにご無礼いたしました。
凄い考察をすでにされていて驚きまた。
ところで、下記の無線と実験に興味を持ちましたが、MJ誌1鎌槍月10月号が文字化けなのか何年の10月号か教えて頂けないでしょうか。

>MJ誌1鎌槍月10月号に突然掲載された小口貴仁氏によるカラー写真付きの記事は 3種類のHF- 300B系が並んだ表紙とともに度肝を抜かれました。

以上、宜しくお願い致します。
返信する
コメントありがとうございます (金ちゃん)
2024-06-22 15:02:38
>kasataka さんへ
>教えてください... への返信
魅惑の真空管アンプ (完結編) 単行本 – については
現在Amazonにて購入可能です、
諸説色々ありますが何やら謎めいた事が多いようで
その辺りも面白い様ですね!

この球に変え特に弦楽四重奏が大変リアルな
表現を伝えてくれる様です。
貧困老人の為オーディオは未だ入り口で止まってます
自称、音楽愛好家と思ってなす(笑)
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