朝日新聞に掲載されている「三谷幸喜のありふれた生活」。
さすが人気脚本家、ひとたび読めば文章がうまくて引き込まれる。
まさに、ありふれた話を、庶民的に、面白く、そして深く表現している。
でも、まあそんなこといって、大金持ちの癖にさ~、と、
最近はやっかみ半分、読み流すことも多かった。われながら心が狭い。
しかし、このあいだの5/22掲載のタイトルは「オシマンベの哀しみ」で、
和田誠さんのイラストは三谷幸喜さんがトラネコを散歩させているものだった。
最近、とらねこというビジュアルにセンシティブな私なので(笑)
さっそく読んでみたところ、こういった内容だった。
猫の「おとっつぁん」が世を去って9ヶ月。
物心ついたときからパートナーだった猫の「オシマンベ」は、
その死を哀しんでいるのか、突然姿を見せなくなった環境の変化か、
9ヶ月の間、夜泣きをし続けているという。
もう1匹いる「ホイ」も、真似して泣いているようだが、
その姿とオシマンベの夜泣きは一線を画すものらしい。
重ねて大事にしてもらっている奥さんが海外ロケで不在となって、
オシマンベはすい臓が弱り、ご飯も食べられなくなってしまったが、
奥さんが帰宅して元気を取り戻したとか。
そんな中での楽しいオシマンベのエピソードを交えつつも、
三谷氏は、こうやって少しずつ老いていく猫たちの命を感じている。
そのオシマンベ、御歳18歳。
オシマンベ、哀しいんだね。
それを見ている三谷さん夫婦もいとおしくて、哀しいんだね。
命は喜びでもあり、哀しみでもある。
でも、命と触れ合うことで人は人生を深いものにできる。
猫もそうなのかな。
そんなことを共感したのでした。
※写真は朝日新聞2009年5月22日夕刊より
さすが人気脚本家、ひとたび読めば文章がうまくて引き込まれる。
まさに、ありふれた話を、庶民的に、面白く、そして深く表現している。
でも、まあそんなこといって、大金持ちの癖にさ~、と、
最近はやっかみ半分、読み流すことも多かった。われながら心が狭い。
しかし、このあいだの5/22掲載のタイトルは「オシマンベの哀しみ」で、
和田誠さんのイラストは三谷幸喜さんがトラネコを散歩させているものだった。
最近、とらねこというビジュアルにセンシティブな私なので(笑)
さっそく読んでみたところ、こういった内容だった。
猫の「おとっつぁん」が世を去って9ヶ月。
物心ついたときからパートナーだった猫の「オシマンベ」は、
その死を哀しんでいるのか、突然姿を見せなくなった環境の変化か、
9ヶ月の間、夜泣きをし続けているという。
もう1匹いる「ホイ」も、真似して泣いているようだが、
その姿とオシマンベの夜泣きは一線を画すものらしい。
重ねて大事にしてもらっている奥さんが海外ロケで不在となって、
オシマンベはすい臓が弱り、ご飯も食べられなくなってしまったが、
奥さんが帰宅して元気を取り戻したとか。
そんな中での楽しいオシマンベのエピソードを交えつつも、
三谷氏は、こうやって少しずつ老いていく猫たちの命を感じている。
そのオシマンベ、御歳18歳。
オシマンベ、哀しいんだね。
それを見ている三谷さん夫婦もいとおしくて、哀しいんだね。
命は喜びでもあり、哀しみでもある。
でも、命と触れ合うことで人は人生を深いものにできる。
猫もそうなのかな。
そんなことを共感したのでした。
※写真は朝日新聞2009年5月22日夕刊より
ココの母さんは読書家ですね。
いろんな本を読んでいらっしゃる。
このエッセーも文庫本になっていたような。
この記事は出たばかりだから、
本にはなっていないでしょうけど。
小林聡美さんは面白そうな人ですよね。
オシマンベのことは、奥様の小林聡美さんのエッセー本で読んですっごく面白かったんです。
三谷さんの動物への気遣いやら愛情やらが満載の連載記事みたいで素適です。
共感できる記事を読むと、胸もあったかくなりそう!♪
読みましたよー。
心に沁みました、偏狭な心の私にも!
最近はハナオの話をしても泣かなくなりましたよ。
晴美さん
引越しオメデトウ♪
ペー様にそんな哀しい出来事があったのですね。
ペー様の心には、いろいろと思いがあるんですね。
はなたろうさん
ハナちゃんは「うち、平気やねん」といいそうかも。
確かにラッチョちゃんは、「もうあかん、生きていかれへん」といいそうだ。
でも、はなたろう家、代々大長寿だねー。
東雲さん
本当に、命あるものはいとおしく、
命あるものは哀しい。
別れが心を強くしてくれるものだと
信じられるようになったら、
人として大きくなれるのでしょうね。
そして、シニア期のかわいさと
いつの時代も、なんともいとおしいものですね
昔からマダムのファンです。
実家では22歳だったかな・・私が生まれる前からいた猫がそのくらいで死んで、
今現在いるネコは19年目にはいりました。
長生きネコどもですが、
それぞれ一匹ずつで飼っているので、
連れ合いをなくした悲しみとかを見ることはありませんでした。
今ウチにいる2匹。
たぶんラッチョはハナがいなくなるとウォ~ンと泣きそうですが、
ハナはケロリンパになりそうです。
ペーが前の飼い主さんを亡くしたとき
やはり大きな声で泣きさけびながら
外出しようとしていた私たち夫婦の後を
どこまでもどこまでも
ついてきたことを思い出しました。
言葉を持たない生き物の思いを
推し量る時、
本当にいとおしくて哀しいですよね。
今までこの夫婦(というか奥さん)は、何匹の猫を見送ってきたんでしょうね。