熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
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中将棋駒の行き先表示

2018-04-08 05:54:44 | 文章
ある方から「中将棋駒の行き方表示で悩んでいる」との相談をいただきました。
行き先表示は、進める方向の駒の隅に朱色の点や線で彫りつけて、行ける所を分かるようにする細工です。
それをするのが良いか、しないでおくか、との問いかけです。
その問いかけ、に対して次のような返事をしました。

熊澤です。
行き先表示を入れるか入れないか、判断に難しい所ですね。
少しアップしますが、どちらでも、お受けします。
因みに、小生が持っているおよそ三〇〇年前の「俊光筆」の中将棋駒は、麒麟や鳳凰、酔象、仲人など
普通の将棋には無い駒には行き先表示がなされています。勿論、玉将や金将には、有りません。
対して、水無瀬神宮に残る中将棋駒には、入っておりません。

要は、中将棋をよく指していて、行き方をマスターしている人にとっては不要ですし、時たま指す人
にとっては、表示が有る方が便利で有り難い、と言えます。
私の場合、たまに指すことがありますが、行き先表示があると、次の手を考える時に随分助かります。
(行き先表示が無いと、テキストでいちいち行き先を確認しなければならず、思考が分散します)
もう一つ、中将棋駒は余り見慣れないモノですが、行き先表示は古将棋駒特有の景色でもある訳です。
また、知らない人に説明する時、行き先表示があればわかりやすいです。

なお、中将棋駒の行き先表示の実例映像は、夜にでもアップします。
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