今朝の信州は気温が20度、天気予報は曇でしたのでい
つもの時間に家を出ましたが、今朝は本格的な曇り空
4時半から5時半頃まで懐中電灯を点けて歩きました
先週末16日~17日の二日間、私の街の大門神社例大祭
が開催されて、今年は4年ぶりの開催ということで関係
団体が夫々協力して、無事に祭りを執り行うことが出来
ました。そこで翌日の反省会を含めた、地域の祭りに
ついて考えてみました。
その「祭り」とは日本全国に沢山の祭りがありますが
全国的にも有名な祭りもあれば、町内の小さな、祠を
祀るような祭りまであって、その数は計り知れません
本来の祭りとは、「神を祀る」という行為そのものを
意味している。作家の森田玲さんが『日本の祭と神賑』
という本に祭りの目的を「カミの御霊の活性化や鎮魂、
豊作祈願や収穫感謝、雨乞いや雨喜び、悪霊・怨霊・
疫病の類いの遷却、先祖供養など多岐にわたり、祭の
様式も方法も、その時代や各地域、祭の目的によって
さまざまである」としているように、祭りといっても
そのスタイルは地域によって多種多様のようです。そ
してここでいう「カミ」とは神社で祀られている神様
にかぎらず、山などの自然や動植物も含まれる。そこ
には、あらゆるものに八百万の神を見いだす、アニミ
ズム的な信仰心が横たわっている、という。
その万物の神を祈願し、儀式を執り行ったことなどが
「祭り」の起源とされているようです。「祭り」とは、
日常的に心の中で抑圧されたものを解き放ち「非日常」
の心やエネルギーを噴出させるものとして機能してい
ると言われます。地域住民が一同に神を「祀る」こと
の現代の「祭り」においてもこのような意義が果たさ
れ、地域住民の連帯や地域アイデンティティの醸成を
促す役割のこの祭り・・この3年間新型コロナで町内
の祭りが出来なかったことで、その祭に対する地域の
意識が大きく変化して、祭りの参加者がいつもの半分
そして若者の参加が極端に減少し、今後の祭り運営が
危ぶまれる状況との事です。青少年育成会の子供達も
参加するのは半分以下との事、子供たちが減っている
所へもってきて、その親たちが参加しないので子供も
参加しないという、私が11代の祭典部長40年前は、地
域の小学生は全員、我々大人も16人×4チームの大人数
で祭りをしてきましたが、これも時代なんでしょうか?
年と共に寂しい祭りになってきております。地域の連帯
とか、地域の絆とか・・薄れても強まる兆しは見えませ
ん、そんな祭りでも細々とやれるだけいいのかな~~