今朝の信州は少し気温が上がって11度、朝の内は星も
綺麗に見えた朝焼けの空が、太陽が一瞬見えただけで
雲の中に・・岸田政権のバラマキ政策が、気になって
仕方ありません。お金をばら撒くだけの政策しか知恵
がないのか、中長期ビジョンもなく、為替も実質所得
も目減りしていることに、国民が無関心なのが辛い。
少し古い話ですが今年の春に財務大臣の諮問機関であ
る「財政制度等審議会」が政府が纏める「骨太の方針」
についての意見書を、財務大臣に手渡していた。
その「意見書の中で、少子化対策、子育て支援、高齢
者医療、男女共同参画などについての政策や財源につ
いて提言しています。まず「医療」についての課題と
して【コロナからの正常化を進める中で、改めて今後
の医療の在り方を議論すべき時】とし、その一例とし
て、新型コロナワクチンの、集団接種単価及びコール
センター単価にバラツキが生じた、ことをあげている。
その「参考資料の『集団接種単価とコールセンター単
価』を見てびっくり仰天。接種を担った医師の時給が
書いてあるのですが、最小は3404円、平均で1万8884
円。ところが、最大で17万9800円との記述があるので
す。意見書のなかにも『一部、著しく高額になっている
自治体もある』と指摘しています」更に新型コロナに
おいて十分な数の病床が提供されたとは言いがたい!!と
いう反省とともに、多くの患者たちが路頭に迷った病
床問題については、2020年から2021年にかけての90万
床程度のうち、確保したコロナ病床は全体の5%程度。
と報告されている「そして、(我が国ではコロナ発生以
来3年間にわたり、コロナ病床確保のインセンティブと
して、総額約5兆円の病床確保料が各病院に交付されて
きた)平時の入院診療収益が病床1床あたり1日3万5974
円なのに、重点医療機関のICUでは43万6000円と12倍
もの病床確保料を交付していた事も明かされています」
そのため、国公立病院を含む病院の利益率は2019年の
0.6%の赤字から2021年には7.5%の黒字にV字回復。
この3年間、病床確保料、ワクチン接種支援に加えて、
感染防止対策、ワクチン接種・検査の費用など医療提
供体制のために主なものだけで 21兆円程度の国費によ
る支援が行われてきたとしている。
日本人は比較的健康なのに、人口あたりの病床数は世
界一で、欧米の5倍もあるようです。本来なら病床が
埋まるはずがないのに、埋めないと経営が成り立たな
いから敢えて病床を埋めている」「世界一の病床を持
っていたにもかかわらず、その5%しかコロナ病床に使
えなかったのは、多くの病床を昔から無駄な治療で埋
めているからのようです。
そして、それを国が知っていても国は手を出せません。
なぜなら、医療を “自由なビジネス” として病院にまか
せているため、お金を交付する方法でしか、病院の方
針を誘導できません」いつまでたっても今の医療シス
テムと、与党と医師会の関係を変えない限り、日本の
医療は変わりません。
昨年までの77兆円のコロナ予算の行方をしっかりと
反省しないと、またインフルや違った感染症でも同じ
失敗を繰り返すだけになりそうです。
信州の朝が暗くなりました。