湘南藤沢の遊行寺が開山700年を迎えて、初の境内がライトアップされる「遊行の光」が初めて開催され境内を散策してきました。
惣門(黒門)から山門へ通じるいろは坂は、春には桜のトンネルが出来る参道ですが、この日はライトアップされて光りの参道となっていました。
いろは坂の先の寺紋の三の字が入った「折敷の三紋」が書かれた山門の先には、シンボルツリーの大銀杏は、樹齢700年を越える樹木で、多くの葉が散っていましたが、ライトアップされて黄金に輝く姿が見られました。
本堂前の広場にも記念の提灯やランタンが設置されて、本堂にはブルー色にライトアップされ、広場一帯が光りに包まれた荘厳な雰囲気となっていました。
本堂前の時宗の宗祖の一遍上人像の周りももみじの木がライトアップされて燃えるような雰囲気が創られています。
本堂に参拝した後には、広場には多くの鈴玉が輝き、暗闇の空にライトアップされた大イチョウが浮かぶ光景が見られました。
「中雀門」には、大棟に皇室ゆかりの菊の御紋や徳川家の葵の御紋が刻まれた勅使門で、茜色にライトアップされて昼の姿とは異なる美景が見られます。
中雀門の奥の信徒会館奥の大書院と中廊下では、市内のアーテイストによるアート展示が開催されて、LEDテープライトを使った伝統的な飾り結びの技法「花結び」で創られた「光りを結ぶ・光り掬う・光りを聴く」と題した光りと音を発するアート作品が見られました。
会館内の日本庭園もライトアップされて光りの庭となっていました。
遊行寺は、盆踊りの発祥の地とも呼ばれ、夏には遊行の盆踊りで賑わいますが、この日はライトアップされた夏とは異なる光り輝く荘厳な雰囲気の光景を堪能していました。