鵠沼のお神明様の「皇大神宮」の例大祭が3年振りに開催され、久し振りに参拝してきました。
例大祭は「湘南遺産」に認定された湘南の夏祭りで、藤沢市の重要有形民俗文化財に指定され、「かながわ祭50選」にも選ばれている伝統のお祭りで、藤沢市の無形民俗文化財の「人形山車」と「湯華神楽」が揃う湘南の名祭りとなっています。
「皇大神宮」は天照大神を祀る創建以来1000年以上の歴史を持ち、相模国土甘郷の総社として信仰を集める古刹で、日頃は静かな鎮守の森となっていますが、祭りの日は地域の町内会の人形山車が勢ぞろいし大変な賑わう伝統の夏祭りとなっています。
今年も、残念ながら人形山車の町内巡行や宮入りは行われず、人形の飾りも見られない山車の展示されるだけの静かな祭りとなっていました。
拝殿前には、多くの提灯が吊るされた聖なる雰囲気となって、疫病退治、無病息災を祈願していました。
拝殿や神明造の本殿は、お神明さまの風格ある景観が見られます。
境内の森は、樹齢百年以上の樹木に囲まれて「烏森」とも言われ、拝殿周りには伝統ある多くの境内社が鎮座しています。
拝殿前の神木前では、厳かな神事も行われました。
神事が行われた後には、鳥居前に九町内会の組み立てられた山車の展示が行われ、日本武尊や徳川家康など9体の華やかな人形は飾られませんでしたが、三層式・総高約8m の山車には、総欅づくりで屋根や支柱には精巧な彫が施された壮観な姿が見られます。
参道には、今年も多くの屋台店が並び伝統の祭で賑わっていました。
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