MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

歴史散歩・藤沢宿巡り

2020年03月13日 | まち歩き

春の陽気の散歩日和となり、旧東海道藤沢宿の要点を巡ってきました。今月初めに藤沢宿まつりが開催予定でしたが、新コロナウイルス感染予防のため全てイベントは中止となり、今も残る藤沢宿の名所を散歩してみました。

藤沢宿は、旧東海道の江戸日本橋から6番目の宿場で、大山詣や江の島詣をする旅人で賑わい、徳川家の宿泊施設の藤澤御殿が設置されていたり、遊行寺の門前町と栄えた街として今も名残の史跡が多く残されています。

宿場町の上方見附近くの白旗神社には、源義経公を祀られており、近くにはこの地で葬られたと伝わる義経公の首を洗い清めた首洗い井戸が残されています。

境内には、木曽の御岳大神や三笠山大神、八海山大神の石碑が立ち病を克服する祈願スポットのようです。

また、参道脇には、江ノ島弁天道標や20基の庚申塔群が立ち、市の重要文化財となっています。

「義経公首洗い井戸」と「首塚」です

白旗神社から旧東海道沿いの「永勝寺」では、墓地の中に藤沢宿で繁盛した旅籠で働いていた「飯盛女の墓」が約40基設置されています。

永勝寺の門前には、ミモザの大木が満開となっていました。

永勝寺から常光寺へ向かいます。常光寺では、境内に市指定の文化財の「庚申供養塔」や墓地の中に樹齢300~400年と推定される高さ約25mのカヤの巨木が聳え「かながわ名木100選」に選ばれています。

藤沢橋寄りにある「桔梗屋」は、今も紙の問屋として営業されており、土蔵造りで黒漆の外観は、宿場町の雰囲気が伝わってきます。

 

藤沢宿のランドマークとなっていた「遊行寺」は、現在も藤沢の観光名所となって夏には遊行の盆で賑わいますが、総門(冠木門)は黒門とも呼ばれて日本三大黒門となっています。

黒門前の青銅灯篭や石垣・築地塀も国の有形文化財に指定されています。

桜並木となるいろは坂を上り本堂前広場の大イチョウも昨年の台風で枝が折れる惨事でしたが、樹齢700年の姿を誇り繁茂しています。

宝物館の前には、明治天皇が度々遊行寺に宿泊された際に使用された井戸が残されています。

遊行寺坂の先には、江戸見附跡があり、近くには「ふじさわ宿交流館」が出来て、藤沢宿の歴史や文化等を学び触合う交流の場となっています。この日は訪問者も少なく一休みしながら、浮世絵などで藤沢宿の歴史を学んでいました。

江ノ島や江の島一の鳥居が立つ遊行寺橋の画には、当時の様子が描かれています。

旧東海道や遊行通りには、トランスボックスに当時の街の様子が描かれたラッピングが施されており、当時の面影を偲ぶことができます。

交流館で一休みして遊行通りから旧江の島道をブラ散歩を続けます【続く】


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