横浜港北区の名所の大倉山の大倉山記念館を見学してきました。
大倉山駅横の記念館坂の入口には、駅前のエルム通りがギリシャのアテネ市と姉妹提携した記念に作られた大きな翼をイメージする「不滅への飛翔」と題した大きな石作のモニュメントが設置されていて大倉山の道標となっています。
駅から大倉山公園まで約300mの長い急坂の記念館坂を上った公園前には、斑入り模様の黄緑のアオキの葉が茂る「アオキ通り」となっています。
坂道を登り切った先には、森林に包まれた大倉山記念館が、左右対象形のギリシャ神殿のような白亜の景観が見られ、荘厳な雰囲気が感じられました。
大倉山記念館は、大倉精神文化研究所として建てられた建築で、創建90年を超え今も洋風建築式の素晴らしい外観が見られ、以前にも描きましたが、人気のスケッチポイントとなっています。
エントランスホールの階段の周りには、荒削りの石で作られた石塀や柱、階段手すりに装飾も施され、古典主義の景観が見られ、独特の雰囲気となっています。
階段上の吹き抜け部の回廊周りにも、石造りの欄干が設けられ、吹き抜けの上部には、動物の彫刻も施されています。
この日は、集会室では、フルートとピアノの演奏会「寄り道コンサート」が開催されていて、優しい曲が奏でる中で、楽しんでいました。
コンサートの後、公園内の記念館の以前にも描いたスケッチポイントの外観を見ながら、記念館裏側の展望広場へ向かいました。
展望広場では、四阿が設置されたお休みスポットとなっていて、この日は高木が茂ってパノラマ風景は望められませんでしたが、自然豊かな緑の広場となっていました。
展望広場の下面には、約200本の梅の花が咲く夏の梅林の光景が見られます。
梅林の横には、「東横神社」が鎮座し、境内には入れませんでしたが、現在の東急の発展にご縁のある渋沢栄一氏や東急の創始者などが祀られて、大倉山の歴史スポットとなっています。
横浜の大倉山の記念館や公園の歴史が刻まれた景観や雰囲気を感じたひとときでした。
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