東大本郷キャンパスの黄葉散歩の後、神宮外苑の黄葉スポットのイチョウ並木を散策していました。
神宮外苑の銀杏並木では、4列に並ぶ146本の銀杏並木は、黄葉真っ盛りとなって多くの人々で大変な賑わいとなっていました。
約300mの銀杏並木は、聖徳記念絵画館までの樹高を変えて、遠近法の手法で遠く見せる演出がされており、足元には黄金色の絨毯が敷かれた黄金色のトンネルが創られて他では見れない圧巻の光景となっていました。
絵画館側の森の中には、元陸軍の青山練兵場のあったところで、明治天皇が観兵された時に榎の横に御座所が設けられた跡で、「御観兵榎」と名付けられていて当時の様子が伺かえれ聖所となっています。
絵画館前の国旗掲揚塔の台座の上には躍動感ある2頭の一角獣のブロンズ像が設置されて、空に向かって飛び上がるような姿が見られます。
聖徳記念絵画館は、左右対称の直線を強調したデザインで、創建百年近い花崗岩貼りの外壁やドーム屋根のある重厚な外観の景観が見られます。
絵画館の周辺には、日露戦争の後、樺太国境に設置された標石が外苑創設時に、樺太庁から寄贈された菊の御紋が刻まれた標石が保存されています。
絵画館の裏手には、大木の楠が立ち明治天皇の葬場殿趾があり、静寂な雰囲気が溢れていました。
絵画館の横には、春には白い花が咲く「なんじゃもんじゃの木(ひとつばたご)」が黄色く色づいていました。
神宮外苑のイチョウの木の伐採で話題となっていますが、イチョウ並木や絵画館など東京の歴史的文化遺産の光景に感動したぶら散歩でした。
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