のびのびのぶログ

水彩画や好きな音楽について語ります。なんでも伸び伸びと書いていきます。でも忙しくて更新が延び延びになるかも。

ありがとうの反対語は何?

2019年01月09日 20時27分28秒 | 日記


新学期が始まりました。始業式の生徒指導主事の先生の話で私はこんなことを話しました。

「上の反対の言葉は何かな?」
「下。」と、子どもたち。
「寒いの反対は?」
「暑い」と、子どもたち。
「それじゃ、ありがとうの反対は?」
……
「ごめなさい?」と自信なさそうに子どもたち。
「先生は、ありがとうの反対は当たり前だと思います。お母さんが送ってくれるのも当たり前。校長先生が朝交通事故に合わないように立ってくれているのも当たり前。6年生が下の学年の面倒を見てくれているのも当たり前…そんな風に思っている人からは、ありがとうの言葉は出てきません。」
「1月の生活目標は、礼儀正しくしようです。礼儀もありがとうの気持ちを持っている人ができることです。みんなはありがとうの気持ちを持っています。でも気持ちは目には見えません。ありがとうの気持ちを目に見えるように表すのが礼儀正しさです。」

最後に礼儀正しくなるひみつのおまじないをしてはなしをおわりました。

昨今礼儀を忘れた大人のなんと多いことか?礼儀を忘れた国家まで…。

例えば、店員は客のわがままを聞くのは当たり前だ。公務員は国民の公僕だから何を言われても言い返せない。また、先生が子供を教えるのは当たり前だ。先生は税金でお給料をもらっているのだから、保護者の言うことを聞くのは当たり前だ。先生は校長や教育委員会の言う通りに働くのは当たり前だ。…確かに全てその通りです。

でも、当たり前で全て通ってしまう世の中は、何か大切なものをなくした無機的なパサパサと乾燥しきった世の中です。

先日私は馴染みの画材店に油絵用の筆と絵の具を買いに行きました。話好きのご主人が最近のお客様について嘆いていました。値段にいちゃもんをつける方がいるのだとか。私は毎回サービス券をもらうのですが、一度も使ったことがありません。この小さな街で画材を販売していただいていることに感謝しているからです。本当にいつまでも店を続けていただきたいと思っています。昨今の小売店では、大型量販店に押されて経営が苦しいはずです。一部の特別な客を相手にする専門店には続けていただいてありがとうの気持ちでいっぱいです。
旦那さんと店番をされている奥様にいつも温かく迎えていただきいつもぽっかぽかの綿雲のような気持ちで店を後にします。これは、お互いにありがとうの気持ちで結ばれているからなのでしょう。
日本は、一部のお金持ちが大多数の人々を支配する国ではなくいつまでもそんな国ありがとうの気持ちでお互いが結ばれている国であって欲しいです。


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