こんにちは。
歯科医師の鈴木です。
今回は、6月に行った顎咬合学会での
興味深い発表についてご紹介したいと思います
歯周病と全身疾患の関連については
皆様も多く目にする機会が増えているかと思います。
その中の一つである喫煙のリスクについてお話がありました。
喫煙は全身に対しても害がありますが、
お口の健康にも関係しています。
喫煙していると歯周病になりやすく、
さらに治療をしても治りにくいのです
酸素供給が不足し、細胞の働きを抑えることなどが関係しています。
ただし、禁煙することで十分にその危険性を抑制することは可能なのです。
健康なお口を保っていくためにも、
全身の健康を考えるためにも禁煙について
今一度考えてみるとよいかもしれません
全身との関連ということでは、
他にも脳との関係や
リウマチ・うつ病との関係についてもご講演がありました。
脳では咀嚼・味覚との関連だけでなく、
視覚や嗅覚からの情報も大きいため、
食事をするということとの関連の高さについてお話がありました。
舌圧がリウマチやうつ病と
関連しているかもしれないという発表もあり、
口の中の状態が全身とも大きく関わっていることを改めて知る機会になりました。
毎日の正しい歯磨きをし、
それを習慣づけることは大変だとは思います
しかし体の健康のためにも
しっかりと歯を健康に保つようにしてくださいね。