心と身体がよろこぶ“気功養生”

「養生気功塾」のお知らせ、気功の魅力、気功養生法、気功の生活術をメインに、日々のあれこれも書いています。

諸病源侯論・導引

2023-03-20 05:59:00 | 気功法・養生法

諸病源侯論の導引

 

再度メモを兼ねて

 

 

コトバンクさまより

「諸病源侯論」

中国の医書。610年隋(ずい)の巣元方(そうげんほう)が勅を奉じて編纂(へんさん)した中国伝統医学における唯一の病因・病理・病態学全書である。全50巻、1726項目からなる。そのうち306項に治療術として導引法が付されている。この著作以後、『千金方(せんきんほう)』『外台秘要方(げだいひようほう)』『医心方(いしんほう)』ほか、中国・日本の医学全書は病気を分類するうえでこの書に範をとった。したがってその後代への影響は大きい。今日でも漢方医学における基本典籍とされ、とくに中国医薬古典に記された病名・術語を解釈する際に有用である。

 

 

以前のブログも参考までに

「諸病源候論」の気功法

 

 

津村さんの記事より

ーー

隋の時代の『諸病源侯論』に出てくる風病の導引を紹介します。
 
風病というのは現代人の感覚からは説明しにくいのですが、風に乗って病気がとりついて関節や皮膚に入ることと、とりあえず理解しておいてください。
 
導引というのは基本的にストレッチです。『諸病源侯論』は1730余りの病名を分類し、その中の300近くを導引という方法で治療しようとしています。以下は風病に出てくる28の導引から、覚えやすいように八つセレクトしたもののひとつです。
 
①両手を前後に伸展する
 立ったまま、左手を前に、右手を後に水平に突き出して、頭は前に倒して、両方の手をいっぱいに伸ばします。吸う息で伸ばして、吐いて両手を下に戻します。左右交互にします。
 以下の動作は病気治しが目的なので、一動作27回とか21回とか繰り返します。健康な人が一般の導引としてやるには、4回とか8回とか決めてやればいいです。
 
②両手を左右に伸展する
 立って、体を左にひねり、右手を左前方にいっぱいに伸ばします。左手も後に、右後方向になるべく水平に伸ばします。顔は左正面を向いて、少し頭が下がります。
 吸って伸ばし、吐いて戻ります。左右交互にします。
 
③肩肘を上下させる
 肩の「肩井」のポイント(肩の上に骨の間にあいている穴)に両方の中指をつけ、肘は左右から、息を吸った時に上げ、吐いた時に下げます。
 もうひとつ、指を肩の後につけるようにし、両肘を前から挙げては降ろします。息を吸って持ち上げ、吐いて降ろします。
 
④合掌して地面を指す
 胸前に合掌します。そのまま腕を真っ直ぐ前に伸ばして、合掌した親指を正面に突き出し、四本の指を地面に向けて、ストレッチします。吸って伸ばし、吐いて胸前の合掌に戻ります。
 
⑤後を力を入れて押す
 掌で後に押して、肩を寄せます。息を吸って力を入れ、吐いてゆるめます。連続して、いったん両手を前方にもっていってから、脇の下に肘を引いて、やはり肩甲骨を寄せます。息を吸って引き、吐いてゆるめます。二動作を連続して行います。
 
⑥左右に弓を引く
 左手を左に伸ばして、五本の指を一杯に伸ばします。右手は右肩の前で弓弦を引くように引っ張ります。吸って両側に引き、吐いておなかの前に降ろしてきます。左右交互にします。
 
⑦肩関節を伸ばす
 右手を上に挙げて手首をそらし、いっぱいに伸ばします。左手で脇の下をつかみ、下に引っ張ります。吸って引っ張り、吐いてゆるめます。
 肝臓のつまりをなくすということなので、もともとは右側しかしません。ほかの目的のためには左右とも伸ばして開ける動作があるようです。元気な人は左右やってかまわないと思います。
 
⑧肩をそびやかして首を縮める
 両手はたらしたまま、肩を持ち上げます。吸う息で首を後に倒して、吐く息で真ん中に戻します。肩は挙げたままにしておきます。次の吸う息で首を左に倒して、吐く息でもどします。次に右側にし、最後に前に倒します。前に倒して起こすときに、ようやく肩をゆるめます。
 
 
ーー
 
 
 
劉天君老師の
 
「諸病源候論」の目次より
 

内容简介

  本书是中医的经典古籍,是中医学第一本系统完整论述疾病发生、发展、变化的著作,其中记载了280多条导引功法。刘天君等的《诸病源候论健身功法15式》在对《诸病源候论》所载导引功法进行整理、研究的基础上,总结出两套适合现代人操作的健身导引功法,共15式。为了方便读者学习、掌握健身导引功法,本书介绍了导引操作的一般要领,配合图示,详细阐述两套健身功法的操作要领及功效;还介绍了导引动作的原著援引条文,以供喜欢享受原文的读者们参考、指正。《诸病源候论健身功法15式》配有相关操作光盘,方便读者学习使用。

目录

第一章 导引概要

 第一节 什么是导引

 第二节 导引操作的基本要领

  一、调身

  二、调息

  三、调心

  四、三调合一

第二章 《诸病源候论》保健功法

 第一节 站式保健功法

  起式

  一、手足同上翘

  二、托颌拉头摇

  三、合掌旋引腰

  四、手挽贴身绕

  五、扣耳双侧身

  六、叉手头引腰

  七、挺腹将膝抱

  收式

 第二节 坐式保健功法

  起式

  一、仰头沐日光

  二、旋肩走下上

  三、推掌前后挡

  四、手腰转四方

  五、弯腰头高昂

  六、抱膝足趾仰

  七、足引下肢走

  八、上肢双侧张

 第三节 功法操作注意事项

  一、练功前

  二、练功后

  三、本保健功法习练注意事项

第三章 保健功法详解

 第一节 站式保健功法依据条文与原理说明

  起式

  一、手足同上翘

  二、托颌拉头摇

  三、合掌旋引腰

  四、手挽贴身绕

  五、扣耳双侧身

  六、叉手头引腰

  七、挺腹将膝抱

  收式

 第二节 坐式保健功法依据条文与原理说明

  一、仰头沐日光

  二、旋肩走下上

  三、推掌前后挡

  四、手腰转四方

  五、弯腰头高昂

  六、抱膝足趾仰

  七、足引下肢走

  八、上肢双侧张

 

ーーー

 

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