「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「春雨の功罪」

2024年04月21日 | カープ一喜一憂

                

萌え出る新緑の色を増すための優しい春雨。春に三日の晴れ無しと言われる通り、新芽を吹く草木に寄り添うように降っている。成長する春ジャガの花芽に雨粒が宝石のように光っていた。そんな春ならではのひとコマをお見せしたかったのに、もっと大画面にしなけりゃ繊細な雨粒は見えないね。残念!

萌え出る新緑を助ける春雨が一方では、楽しみにしたプロ野球を中止に追い込んだり、孫君の企業冠野球大会も中止になり、予選リーグを勝ち抜いた4チーム全部が優勝という、へんてこりんな結果を招いたりする。今日は普段より早めに起きて、遠くの球場に出かけ、孫君の雄姿を追いかける追っかけ爺のはずであった。雨には勝てない。こちらも残念!!

芽を出せ、萌えあがれと応援してくれる春雨を尻目に、今年はタケノコが出ない。なんでや、と思って近くの竹やぶを歩いてみるがこの目に止まらない。多い年は少し藪を歩けばあちこちで躓きそうなほどなのに。竹やぶと言えば、いつもいつもお世話になる同級生がいる。この季節は何度か声を掛けられてタケノコを掘り、大きな釜で茹でる、それを大量にもらって帰る。娘やご近所さんにもお裾分け。タケノコ外交をしたものだ。

タケノコはイノシシ君にとっても大切な春の食料であり、今年生まれたウリ坊を育てる栄養源のはずである。それが今年は極端に少ない。土の中にあって芽を出さないタケノコを臭いで見つけ出し、掘り上げて食ってしまう。イノシシに付かれた藪では、人間さまに一本も食わせないほど、地面に出る前に全部食ってしまう。イノシシ君にとっても厳しい春を迎えている。だからと言って、また人間の領域にむやみに入り込まないでね。

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