ブログをアップするときの最も愚かな手法というか最低限の常識・マナーに真っ向から逆らう今宵のブログ。途中でプイッとされても結構ですよ(笑)
目下、我が家は生まれ変わるような外壁塗装工事の真っ最中である。足場を組むのは屈強な若者二人で手際よく進んだ。
その後の徹底的な養生作業や下塗り中塗りの作業はたった一人で黙々と進められている。一日ごとにお色直しが進む我が家の様子に触れるのは、施主としては本当に心地よいものである。一方で我が家のトイレを一度たりとも使うこともない。公園や近くのコンビニなどで用を足す。ペンキで汚れた服装で施主の玄関に足を踏み入れるのはご法度だとおっしゃる。
10時のおやつも3時の休憩も、お昼の食事へのお茶出しさえも「一切お構いなく」と言う。「この頃はそんなお客さんは少ないし、自分たちのことは自分たちでやるのが現代流」だとか。それにしてもなんのお構いもしないのは気の毒でならない。「せめて昼ご飯の足しにでもして下さい」と、寸志を差し出した。それも「こういうのもを受け取ってはいけません」とかたくなに断る壮年の塗装技師さん。決してお口はいいとは言えないが、これが昔からの日本の職人さん気質とみた。こちらも一旦出したものを引っ込められず半ば強引に納めてもらった。
その1週間後の今日「よそにも分けた残り物じゃけど食べて」とさりげなく、ズタ袋に入れた重い物を渡された。開けてビックリ、なんと今を旬の殻付き牡蠣(カキ)が20個も。思わず声が出そうなほどのご馳走に生唾をゴクリ。こんな贅沢をしてええんじゃろうか。普段質素な食卓をガラリ豪華に様変わりさせる蒸し上げた殻付き牡蠣がずらり。とても一口では食べきれない大きさ、濃密なボリューム。美味かった・甘かった。こちらの寸志がこんな形で気持ちを温め、頬を緩ませる美味に酔う。贅沢を詫びながらも、人生色々あるものだまだまだ元気に生きてもっといい出会いを経験したい。そんな思いにさせられた。
食べた、美味しかった、こんなつまらん話を誰が喜ぶというのか。頂いた量が多かったので近くに住む娘一家に分けてやった。喜んでくれた。
読んで頂いた皆様にもおすそ分け出来たら良かったのですが、お話だけでごめんなさい!!
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