正月元旦に襲いかかった能登半島地震。絶望と苦難と暗闇と渇望の中で2週間という日々を過ごした。
早いものでもう今年も2週間が過ぎたね~という時間の流れの速さを言う2週間とはまるで中味が違う。
どんな思いで、どんな苦悩の中で日々の朝を迎えておられるのだろう。
政府はもとより、全国各地から支援の手が差し伸べられ、物心両面から大きな支援とエールが送られている。
それでも、我が住む家を追われ、生業を奪われた上に、道路事情の悪化で外にも出られず、遠方の知己や友達と遮断され音信もままならない生活。お風呂やトイレの不自由も想像を超えるお気の毒な生活。
一日も早くそういった避難生活から解放させてあげたいと思うが、ライフラインの全てが崩壊された現実は現時点では如何ともし難いらしく、ただただ今を耐えて新たな光が差し込むのを待って頂くしかない、本当に辛いときである。
何よりも辛いのは、2週間と言う期間を経てもなお見つかっていない家族の姓名を公表して、行方の連絡を待つという行動を取らざるを得ない家族の思いである。元気で目の前に現れて欲しい。それがダメならせめて遠く離れたところからでも元気でいる便りを発信して欲しい。ありとあらゆる方法で探し出して、結末を見届けたい気持ち。入り混じる複雑な思いを、ただ想像するしかない。心からお察し申し上げますというしかない。
辛い2週間。これから先どこまでの辛さに耐えられるのだろう。ただただご自身を大切に、現実と向き合っていって欲しいと願うばかりである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます