惜しむ人で一杯でした

2010-12-28 01:38:34 | その他旅行き
少し日にちが経ってしまいましたが、23日(祝)は天保山に行って来ました。
海遊館横にあるサントリーミュージアムが閉館になるそうで、最後の展示となる「ポスター天国」を鑑賞して来ましたのでそのお話しを。

行きは大阪駅から天保山行きの市バスを使いました。
市バスは乗車区間に関係なく、一律200円です。
地下鉄だと一区間を越えると200円以上かかるので、ほんの少し得した気分。
乗り換えも必要なし。
路線を研究して、もっと利用しないと勿体ないですね。



バスは土佐堀通からみなと通りに入り、左手遠くに阪神高速湾岸線の赤い橋が望めるようになると、まもなく到着。
でっかい観覧車の足元に降ろされます。

サントリーミュージアムはそこから5分ほど。
建物のドアをくぐり館内に入ると、いきなり沢山のポスターが視界を占めました。
まだ入館料を払ってないのに何故に展示が???
それはサントリーミュージアムで過去に開催された展覧会のポスターでした。
様々なポスターが壁に並び、天井から吊り下げられ、そこを見るだけでも楽しい。
そのフロアの展示は無料です。

入館料500円を払って五階へ。
展示室のポスターは年代順にグルーピングされ、その変遷が学べるよう配置されていました。
100年以上前の作品から始まったので、入口で見たポスターとの差異が激しい。
その時代のポスターはポスターというより絵画。
ポスターなのに何を宣伝したいのか分からない物が多かった。
そこから10年ずつ時代をくくり、時代時代の特徴を解説してありました。
表現技法の変化や回帰、宣伝・啓蒙対象、写真の使用、文字デザインの工夫など・・。

私の趣味の写真表現の参考にしたかったのですが、私の感受性では直接的に得られるものは少なく、表現意図、見せ方のポイントなど間接的にでもなにかしら得ることが出来てればいいな、と思う。
でも表現したいと言う意欲は湧き上がり、見終わった後、またいろいろと撮影しながら歩く一日となりました。




天保山は海のすぐ横にあります。
建物の外に出ると船の浮かぶ商業港が近く、そちらへ行ってみると、コンクリートの柱が意味なく五本並んでいました。
敷地内なので何かのオブジェなんでしょう。
ポスターデザインに刺激を受けて、なにかしら表現したく撮ってみました。


シルエットで捉え、ギリシャ神殿を思わせる神秘性が出ないかなと思ったのですが、どうでしょう。

帰りは行きとルートを変えて、時間的気分的に遠回りする事に。
五本柱のすぐ横に桟橋があり、そこからUSJ脇の港まで船が出ているようで、USJの最寄り駅からJRで戻る事にしました。
乗船料は600円。
来る時節約した地下鉄代よりはるかに高いですけど、日常の移動手段としていなければ、船に乗る事自体が娯楽です。
遊びに使ったものと考える事にしました。

やって来たのは瀬戸内芸術祭の時乗った高速船を一回り大きくした船。
船に乗るのも芸術祭以来です。
海岸線を走るのかと思っていましたが、河口を遡って行きます。
もっと速く進む能力は持っているんでしょうけど、半分観光船ですからゆっくりとした船足。
天候が穏やかな日に限りますが、船のデッキで撫でられる風はなんで気持ちいいんでしょうね。



ゆっくり走っているのに10分程の短時間で到着。
渡し船だなこれは。
不規則に足元揺れる短いクルーズを楽しみました。
そうそう、この船を利用するならUSJから天保山へ乗ったほうがいいですよ。
乗船券に海遊館、観覧車、サントリーミュージアムの割引特典が付いてますから。

今回も気分の変わる一日を過ごせました。
よかったっす。


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2 コメント

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5本柱 (Aちゃん)
2010-12-28 20:31:20
ほんのちょっぴりの太陽と高く真っ直ぐにそびえるコンクリートの柱。
一番手前の天辺が写されていないのもいいなぁ~。
芸術を感じます。
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Aちゃんさん (よかばか)
2010-12-28 22:38:02
いつもありがとうございます。
記事掲載継続の力となります。
来年もコメントいただけるよう、たくさん遊びたいと思います。
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